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孫桂蘭さんが宝鶏市金台公安支局拘置所で虐殺された情況

 文/学習者が協力し整理

 【明慧ネット2004年5月26日のニュース】孫桂蘭さん(女性、陝西省宝鶏市石油機械工場に勤務していた)は、2001年10月8日午後、宝鶏市金台公安支局拘置所で、強制注食(管により強制的に流動食や薬を胃に入れられること)によって死亡した。46歳であった。(明慧ネットにより報道された)

 孫桂蘭さんは、かつて、眼底瘤や他の疾病を患っていた。手術をしても視力は僅かしか回復しなかった。健康状態はかなり悪く、髪の毛は抜け、体はやつれ、歩行困難を伴い、長期に渡り病魔に蝕まれていた。日々朦朧として、正常に仕事をすることもできず、苦しんでいた。生活は失業保険の給付に頼っていた。

 法輪功に出会い、毎日法を学び煉功をし、《転法輪》にある良い人間になるための理を守り、心性を高めて行くと、間もないうちに、身体には大きな変化が現れた。視力は煉功する前の0.1から0.4まで回復し、眼底のこぶの影響による各種の疾病も、次第に軽減し、ついには消えてなくなった。長期間いくら治療しても治らない病が全部治った。徐々に健康を回復し、血色もつやつやと良くなった。そして、再び職場に戻っていた。

 職場に復帰したことで、職場と家庭の負担を軽減し、会社のため、家庭のために多くの医薬費を節約したのである。また、仕事の成果が素晴らしく、皆の称賛と評価を受けた。これは明白なことであり、家族とかつての同僚全てが証言することのできるものである。

 99年“7.20”法輪功への弾圧が始まってからも、依然として修煉を堅持し、“真・善・忍”により、良き人を目指し、徳を重んじるよう自分へ要求し、心性を修め、道徳的水準を高めるよう努め、周囲に対し善意を持って接していた。法輪功に出会ったために、長期に渡り治療しても治らなかった病も全快し、職場に復帰することができたという自らの体験は、法輪功が正法であるということを固く信じさせ、人々に健康で素晴らしい心身をもたらすことができるということを教えてくれた。更に多くの人に、法輪功を伝えるため、資料を作成し配布した。

 2001年10月1日、宝鶏市蔡家鎮で行われた法輪功学習者の体験交流会に参加したため、孫さんは、蔡家坂鎮で逮捕され、後に岐山縣刑務所に送られ、不法に監禁された(同時に逮捕された学習者は50数名。この事件は宝鶏日刊新聞にも掲載された)。10月4日、宝鶏市金台公安支局1科長の雷治礼(男性、40歳前後)は、数人を連れて孫さんと、他の数名の学習者を、金台支局拘置所に不法拘禁した。孫さんと他の学習者らは、法輪功の修煉を堅持し、暴力にも恐れることなく、手錠足かせなどによる虐待の手段にも、恐れることはなかった。拘置所の中でも、他の犯罪者に対し真相を伝えた。また、絶食により抗議を行い、法輪功に対する迫害を止め、直ちに不法に監禁されている全ての学習者を無条件で、解放するよう要望した。

 10月7日、所長の張は、一人の軍医と数人の刑務官らと共に、拘置所の点呼場所で(囚人を戸外に一時出して、活動させるスペース。朝晩点呼を取りチェックを行う)、犯罪者らを前にして、孫さんと他の絶食抗議を行う学習者らを、椅子の上に座らせ、縄で固縛し、強制注食(孫さんと他の学習者らは、絶食抗議をしてから7日目になる)を行った。孫さんらは必死に抵抗したため、強行注食は実行出来なかった。しかし、所長張と軍医の指揮の下、数人の刑務官によって、孫さんらの口は強引にこじ開けられ、注食された。それにより、呼吸困難を招き、孫さんは激しく咳き込み、嘔吐が止まらなくなった。牢に運ばれたが、依然として咳と嘔吐は止まらなかった。そして、翌日10月8日の午後、死亡した。

 この残忍な行為には、その場にいた囚人らさえ涙を流がした。彼らの多くは、皆ここで拘禁されている学習者から、法輪功に対する迫害の事実を知らされており、しかもそれを目撃した。江沢民による“法輪功学習者に対しては、打ち殺しても自殺したことにさせ”という命令の下に、無数の善良な法輪功学習者の一家は離散し、肉親を失うという事態に遭遇しているのである。


 (中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/5/26/75637.html