日本明慧

労働教養所で大法の本を守る

 【明慧ネット2004年6月14日】2001年4〜5月の間、大連労働教養所の至る所は邪悪に満ち溢れており、空気さえ陰湿で冷たい状況でした。

 我々は誘拐されて厳しいクラスに入れられ、そこは泣き面にハチのようでした。各クラスの前には3人の悪人が立って必死に私達を監視しており、頭のてっぺんには新しく監視器が取り付けられており、その他、いきなり入って検査する悪警官までいて、少しでも気をゆるめると凶悪な警官らの電気ショックを受けたり、殴られたり、蹴られたりします。このような極めて悪質な環境の下で、我々は心から師父の《洪吟》の「其の心志を苦しめる」を暗記しました。「圓満して佛果を得、苦しみを楽と見なす。身の苦しみは苦しみではなく、心の修煉が最も苦しい。難関を突進すべきだが、至る所に悪魔ばかりだ。百の苦しみは一斉に下りて、どのように生きるかを見る。世の中の苦しみを嘗めて、この世を出るのは佛である。」それから煉功の口訣も黙読しました。その日、師父の経文を暗記しようとするときに、私は突然前方の暖房の後に一つの包み物があるのに気付きました。包みの中には大法の本があるかもしれないと思った私は、その包みに近付こうとしましたが、頭の上には監視器が有り、2,3歩離れた所には3人の悪人が我々を監視しており、とても無理でした。私は、もしその包みが悪人に見つけられたら、大法弟子はもっと残酷な迫害に遭い、大法の本も守れなくなると思ったら焦ってきました。

 当時私の心臓はどきどき激しく動くだけで、どうしようもなかったのです。その時年配の同修者が私の耳に「貴方は命で大法の本を守らなければならないのです。」と言いました。それを聞いた私は彼も恐らく自分と同じく包みに気付いていると思いました。

 私が生死を放下して、目標に近付くチャンスを狙っている時に、突然三人の悪人の中の二人がトイレに行き、残りの一人は居眠りをしていました。このチャンスを捉えて、私は包みを隠しました。ちょうど隠し終えた頃、監視制御室の凶悪な警官が急いで走って来たのですが、何も見つからず帰りました。あとで私があの同修者に「あなたは何か見ましたか。」と聞いたところ、彼は「いいえ、何も見ていません」と答えました。私が「でもなぜ貴方は命で大法の本を守らなければならないと言われたのですか?」と聞いたら、彼は「その時のことはなぜか分かりません」と答えました。後から私は、きっと師父が悟りを開かせてくれたと思いました。あの包みの中には《法輪大法義解》が入っていました。


 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/14/77059.html