バンクーバーで記者会見を開き、中国国内の親族への緊急救援を呼びかけた(写真)
【明慧ネット2004年6月19日】2004年6月17日午前11時ごろ、バンクーバー法輪功学習者たちが市中心芸術館前で記者会見を開き、国内の親族への緊急救援を呼びかけた。サリー北区のカナダ進歩保守党の国会議員公選人であるワイト氏(Mr. Roy Tyler Whyte)が出席し、救援を支持すると表明した。
記者会見では、三名のバンクーバー住民がそれぞれ自分の親族が国内で法輪功を修練したため当局の迫害を受けた経緯を述べた。
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親族が迫害を受けているバンクーバーの学習者 |
記者会見の現場 |
救援を支持するワイト氏(Mr. Roy Tyler Whyte) |
バンクーバーの住民である李倩さんの母および妹が6月9日に江蘇省徐州市で公安に不法に拘禁され、家財を没収された。今日に至っても拘留されたままである。李倩さんが:“国内および国外のたくさんの人々が常にこのような考えを持っている『家の中でいくら法輪功を修煉したところで、何もしなければ、誰からも関与されない』と。しかし残念ながら、中国においてそれは事実ではない”と述べた。李倩さんの母および妹はただ自宅で本を読み、功法を修煉しただけで、わけなく捕らえられた。海外の自由な環境での生活に慣れた李倩さんは、このような理不尽なことを理解することは到底できないと表明した。
バンクーバーの住民である張春雨さんが:“今回の弾圧は根本的に憲法に反している。それは江沢民一個人の意思に過ぎず、国家を代表することはできない。中国の法輪功に対する弾圧は、中国憲法の公民に賦与した基本的生存権および信仰の自由に違反した行為であり、それと同時に、国連人権公約にも違反している。人権、そして国連人権憲章への公然たる蹂躙である。”とし、江沢民に追従し法輪功を迫害している関係者たちに停止するよう期待する旨も述べた。
2000年から、バンクーバーの住民である張天嘯さんの妹婿が青島市で残酷刑罰のために死亡した、その妹が2002年に投獄され、彼らの娘が孤児となった。張天嘯さんはカナダの社会の支援を呼びかけ、彼女の妹および妹婿を救援するように求めた。
三名の法輪功学習者たちが国際社会に国内の法輪功に対する迫害の厳しくなる状況に注目するよう呼びかけた。そして、この種の迫害はただ国内の法輪功学習者たちに対してだけでなく、国外の法輪功学習者たちに対しても直接的な迫害を行っている。中国当局は国内の親族を捉えることを通して、海外にいる親戚にきわめて大きい精神的圧力をかけることになった。
李倩さんは“母および妹が不法に逮捕された事を聞き、私は極度の悲しみに陥った”と述べた。
張春雨さんは母の安否が心配で、数日に渡って眠れず、早2年が過ぎた。張天嘯さんは今日になってもその妹の情報を得られないままでいる。
三人は中国が法輪功学習者たちに対する迫害を停止するように呼びかけた。カナダ政府からの中国政府への申請を要求し、彼らの親戚をできるだけ早く釈放するように助けを求めた。
ワイト氏が発言の中で、:“私は法輪功学習者が迫害に反対する事を支持する。彼らは昔のインドのガンジーと同じく全く平和的に行っている。私は最後の勝利は法輪功にあることを信じる、私は貴方達と常に一緒にいる”と表明した。ワイト氏はまたカナダ政府に積極的な態度をとり中国の法輪功に対する弾圧を非難するように助言した。彼は:“貿易および人権の選択肢の前では、私たちは人権を第一にしなければならない”とのべた。
最新のニュースによると、李倩さんの妹の李菲さんがすでに釈放されたという。記者会見のすぐ前に、またその母も釈放されるとの情報が入った。李倩さんは、“私が指摘しなければならないのは、公安が最初から意味もなく人を逮捕するのは、そもそも完全に違法な行為である。私の母および妹は何の違法なこともしていない。公安が彼女たちの普通の日常生活を妨害したのである。また、中国憲法三六条の規定によると、公民には宗教信仰の自由があるとされている。一人の人間がなにを信じようと、何かを信じまいと、その憲法から賦与された公民の基本的な権利であり、他人が干渉する権利はない、誰であっても他人の信仰を強制的に変えさせようとするのは犯罪行為である”と明確にのべた。
いまや江沢民、羅干、李嵐清、劉淇など数名の中国で法輪功を弾圧した官員たちが“大量虐殺罪”、“残酷刑罰罪”および“反人類罪”などの罪名で世界各地で告訴されている。中国在カナダ副総領事が法輪功学習者を誹謗する行為はすでに国際法違反だと処した。
地元の大衆社会英語メディアの“the Province” 、"Canadian Wire"および“明報”記者が記者会見に参加しインタビューを行った。記者会見の終結後の30分以内に、地元のテレビ局からこのニュースが放送された。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/19/77432p.html)
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