日本明慧

台湾の医療スタッフの修煉ストーリ:生命の自覚と拠り所(図)

 文/台湾大法弟子陳国峰

 【明慧ネット2004年6月7日】

 一、医学と佛教を学ぶ 

 私は台湾の開業歯科医師で、今年43歳。幼い時から純朴な宜蘭小鎮で成長し、高校の時に遠く離れた台北の建国中学(高校)へ進学、母校の自由な校風は私に人生、生命の価値を考えさせ、真の道を求めるようになった。1979年、医学院入学時偶然縁があって佛学の社会団体に参加し、ここから約20年間、私は三蔵の12冊の経典に浸っていた。その間兵役を経験し、病院へ就職、開業そして結婚など人生においての大事な節目を経験した。他人の目には倦まずたゆまず励む一人の歯科医師と映るだろう;その時佛教界の中でも少し名が知られていた。しかし私は心の奥深い所では明白だった──佛陀の理は良くても奥が深くて手が届かなかった。ずっと自分の心身の状況を変えることができず、鬱病と不眠症が私を悩ませていた。

 二、幸いにして大法に出会う 

 1999年の台湾大地震、その時台湾全体でおよそ3千人が死亡し、多くの痛ましい別れを目の当たりにして、私は突然生命がひどく脆くて弱いものであり、無知のままで貴重な青春の時間を無駄にしてはならないと気が付いた。その時幸いにして大法に出会った。私が《転法輪》を開いた時、これが本当の佛法、正道であることを知った。本の中では宇宙、人生の神秘を包み隠さず明かし、いわば大法は謎を解き、私が長年に亘り佛教の経書の中で答えを得られなかった疑問に徹底的な解答を得た。枯れて渇いた心が潤い始め、埃に埋もれていた本性はだんだん蘇って、「法輪大法」は私の生命の拠り所となったのである!

 三、煉功し心性を修める 

 煉功の初期、静功(訳者注:座禅による功法)を習い、多くの苦しみを味わった。1日目に結跏趺座する事が出来た。しかし数ヶ月間ずっと30分位しか出来ず、思い切って静功を煉る時、両足に紐を巻き付けて固定しようと決心した。最初の3日間は五臓六腑に染み渡るような痛みで、その後はしだいに佳境に入り、数ヶ月後に紐を取り外し、私の依存心をも取り払った。

 法輪功は心性の修煉を強調し、道徳を向上させることを求め、「真・善・忍」に基づいて良い人になることを目指す。私はせっかちで、強情で一本気な所があり、不公平な事が我慢できず、人と衝突しやすい。法輪功を修煉するようになってもこの部分の進歩は遅く、それでも私利私欲をむさぼる狭い度量が随分広くなった。次第に本の中で要求している「何かする前に他人の事を考える」(《転法輪》)ようになった。たぶんこれが原因で、私を長年悩ませていた鬱病と不眠症は、修煉後に薬を使わないで完治した。現在までの約5年間、受診や服薬はしていない。実はこのような状況は法輪功の学習者の中では普遍的である。法輪功は、体を正常にし、道徳を高める上で顕著な効果があり、1億人余りの人が心身共に受益し、世界の60数カ国の政府と人々から認められ、現在すでに千2百以上の褒賞を受けている。

 四、洪法し真相を伝える

オーストラリアで真相を伝える活動に参加 中興国立小学校でスピーチをして、法輪功を紹介している

 台湾に有名な広告のキャッチフレーズがある:「よいものは仲のよい友達と分かち合うべし」。私が法輪功を修煉し身をもって体験した後に、妻や父に影響し修煉し始めた。学校や政府機関、企業などから講演を依頼され、招かれると私はいつも生命の教育と専門医学から話を切り出す。法輪功が病気を追い払って健康を保ち、心を浄化する事に速効性があり、縁のある人が法を得られるよう導きたいと願っている。

 私はインターネットを利用して資料を読む習慣があり、修煉してから間も無く、ネットワーク上から中国で江氏グループの法輪功に対する迫害が、日に日に深刻になっていくのが分かってきた。私は法輪功がお金やお礼を受け取らない、宗教や政治に関与しないことを十分に知っていた。中国で修煉する人数が多くなり過ぎたことで、権力者が嫉妬し理不尽に弾圧することになった。江氏グループは国民全体が法輪功を敵視するよう、多くの自殺、焼身自殺事件を捏造し、うそ偽りで民衆を騙しているのである。

 私と同じ本を読み、同じ法を修める大陸の学習者は「真・善・忍」を信じる事で処罰され、拘束され、虐待されて死に至る事もある。とても辛い気持ちになり、私にとって便宜な条件を利用して外部に法輪功の真相をはっきりと説明しょうと決意した。

 前文で述べたような講演や投稿すること以外、私は数十回国内外の洪法や真相を伝える活動に参加し、遠くは欧米、アジア、オーストラリアの各大陸まで足を伸ばした。世界各国の政府と人々に江氏グループの法輪功に対する残酷な迫害の事実を暴き出す。多くの人々は「開業医として、いつも1週間も休診して国外に出かけ、時間と経済的な損失が大きくはないですか?」と疑問に思うようである。今の幸福の根源を忘れない事、ご恩に感謝しそれに報いようとする人間としての基本的な道理から言っても、私は自分がこのようにするべきだと思っている。私は謹んで李洪志先生から教えられた:社会の中で仕事をしっかりと行うべきで、どこにいても良い人でなければならない。だから活動に参加する前後、私は必ず休憩時間を利用して外来患者の手配を済ませ、彼らが医者にかかる際影響のないようにしている。

 私は自分が台湾にいることを嬉しく思っている。政府や社会各界の人々が法輪功を支持しており、私達は自由に修煉することができる。しかし、私は更に中国で迫害を受けている学習者に一日も早く平和に修煉できる環境を回復することを待ち望んでいる。結局これは人としての基本的人権であり信仰の自由を得ることになる。



 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/7/76559.html