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RFA特別報道:17ヶ国の中国籍法輪功学習者が公開状に連署

 【明慧ネット2004年6月22日】カナダ、日本など17ヶ国の中国籍法輪功学習者は先日公開状に連署し、長年にわたる中国大使館や領事館による彼等のパスポートの差し押さえとその更新拒絶の行為を人々に知らせて関心を寄せるように求めた。と同時に、香港の法輪功学習者30数名も“国内への通行証明書”を没収され、延期を拒否されていることに関心を寄せるように求めた。以下は自由アジアラジオ放送局の駐香港記者である燕明さんが、6月21日報道した録音を整理したものである。 

 中国籍の法輪功学習者たちは、公開状に以下を表した:ここ数年来、中国籍法輪功学習者はそれぞれの国に駐在している中国大使館、領事館へパスポートの更新、延長に関する手続きをする時、大使館、領事館にパスポートを差し押さえられ、あるいは更新と延長を拒否された。 

 現在、カナダ、日本、イタリア、スイス、ハンガリー、イギリスなど17ヶ国の法輪功学習者がこの問題に直面している。 

 月曜日、記者はこの状況が深刻である日本へ電話をして、事情を調べた。法輪功学習者の肖氏は以下を述べた:「最初の頃(迫害が始まったばかりの頃)、法輪功学習者が帰国しようとしても、入国を禁止された。私自身は中国へ一時帰国したが、日本へ強制送還されたことがある。今は法輪功学習者が中国国内へ帰ったらすぐ逮捕される。昔、香港に行った時、香港空港で日本へ強制送還された経験もある。そのほか、パスポートの更新を拒否されたこともあり、このような情況は合わせて100ケース以上もあるはず。しかし、この数字はあくまでも私の知っている範囲であり、私の知らないケースがまだたくさんあるかもしれない。それにこの数字はずっと変動している」。

 公開状には、「中国大使館、領事館はパスポートを差し押さえ、あるいはパスポートの延長、更新を拒否する際は、パスポートの元の発行部門よりの差し押さえ及び拒否の書類を提示しなければ、いかなる書面であろうとも材料を提供することを拒絶する」と表明した。日本の学習者の肖氏は、パスポートの問題が解決できないと、みんなが非常に困っていると表した。 

 肖女史:最初の頃、出国(例えば、日本から他の第三国へ行く)とかできなかった。その後、ずいぶん待たされた後、日本法務省側にいくつか関連の政策を尋ねたりして、一部の人は出国ができ、影響されないパスポートを手に入れることができた。簡単な例を挙げると、この前、何人かの学習者のビザの期限切れが近づいたが、帰国すると危険に遭わされるので、難民申請した学習者もいた。 

 連署した人たちは、“中国の関連の法律によると、パスポートを取り上げ、パスポートが無効であると宣言出来るのは、公安機関または元のパスポートの発行機関しかできない。法律に従えば、パスポートを差し押さえる権力を持つのは検察院、裁判所しかない。従って中国大使館及び領事館のこのようなやり方は、法律に背いている”と言っている。 

 同時に、中国の国務院、公安部、最高裁判所と検察院宛の公開状で、連署した人達は、国籍権は人権の一部分であり、いかなる個人あるいは組織と政府が勝手に剥奪することは出来ず、《国連人権宣言》に背いていると表明した。 

 そのほか、香港では、一部の法輪功学習者の帰省証明書(国内への通行証明書)が没収され、あるいは更新を拒否されたために、中国国内に帰ることができなくなっている。法輪功の香港の責任者である簡鴻章氏は、99年から今まで、30〜40人の学習者がこの問題に遭わされ、その中には法輪功の香港のスポークスマンである陳勇光氏も含まれていると表明した。 

 簡氏:以前、私達が取った統計によると、少なくても30数名の香港学習者はいろんな事情で帰省証明書を没収された。それは故郷に帰った時、検問所を通る時、また平和的に陳情に行った時であり、逮捕され没収されたこともある。香港のスポークスマン陳勇光氏は中国国内へ公務出張した時、帰省証明書を没収されたが、まだ返されていないはず。 

 以上は自由アジアラジオ放送局の記者燕明よりの報道でした。


 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/22/77696.html