日本明慧


私はもっとしっかりと正念を発しなくちゃ(写真)

 文/日本明慧学校

 【明慧ネット2004年6月30日】2004年6月27日に、日本で初めての反酷刑模擬実演と展示が東京都江東区南砂町の公園内で行われた。法輪功明慧学校の当日の日課スケジュールも、この内容と密接に関わって活動を展開した。

 自由で平和な環境の中で成長しながら修煉する子供たちは、毎日心を悩まされることなく自由自在に法を学び煉功することが出来る。そして“法輪大法は素晴らしい”とプリントされた服を着て、誇りに感じながら町の中を歩いて真善忍のすばらしさを人々に伝えた。彼らは自分の家族が修煉のために逮捕されることを心配していない。彼らは両親が修煉を堅持したために悪徳の警察官たちに連行されることや両親が殺されて孤児になること、さらに彼ら自身が修煉を理由に学校から退学させられることをも心配することはなかった。それでは中国で一体なにが起きているのだろうか。大法弟子たちはどのように残酷な迫害を受けているのだろうか。私たちは小さい弟子として、全体の一部であり、どのように良くすべきでしょうか・・・。今回の反酷刑模擬実演と展示で彼らの心が大きく動かされた。

 実演を見ながら先生は写真を一枚づつ説明していた。子供たちは静かに、そして厳粛な表情で大変集中して説明を聞いていた。この時ばかりはさすがにいつもの腕白は消えた。彼らはこれらのことが皆真実であると信じられず、中には泣きそうになった子もいた。

 教室に帰ってから、先生はみんなに自分が見たことを描かせた。そして自分の感想を述べるように言った。

 すべての子供はとても真面目に絵を描いていた。ある子は指先に竹の針を刺されて、血が垂れている手を描いた。ある子は悪徳な警察官が大法弟子に食事を注ぎ込む情景を描いていた・・・。それからみんなは自分の絵と自分が見たことについての感想を話し始めた。瑞瑞ちゃんは:“あまりにも残酷でした、今から私はもっとしっかりと正念を発しなくちゃ、中国に電話で真相を伝えて、迫害を早く終わらせるようにする”と言った。秀秀ちゃんは:“私はこんな残酷なことを見るのは初めてなので、本当に怖いです。でも現実はこれよりもっと怖いのだと思います。監獄に入れられた人と比べて、自分は幸せすぎて本当に恥ずかしく思います。これからしっかりと正念を発し、彼らを助けます。私だけが幸せになるのではなく、すべての人が幸せになるように”と言った。健司くんは:“僕の心は大変苦しいのです、僕はもっと努力して、迫害を制止したいのです”と言った。光太郎くんは:“迫害される人は本当に可哀相です、僕もしっかりと正念を発しなくちゃ”と言った。

 すべての子供は、皆自分の感想を言ってくれた。彼らは非常に中国の大法弟子たちを助けたがっていて、この迫害が早く終わるように願っていた。法を学ぶこと、正念を発すること、それから真相を伝えることにもっと深い理解を持つようになった。その日に、彼らはいつよりも真面目に煉功していた。

 先生が学生たちに写真を解説している時、横で二人の日本のおまわりさんが静かに立っているのに気づいた。後で今回の活動を申請した法輪功学習者から聞いた話によると:“今回の場所の申請をしに行った時、おまわりさんたちは私たちを心配して子供が怖がるのを避けるためにこのような残酷な場面を見せないようにと助言してくれた。だから、おまわりさんたちはわざわざ私たちの活動状況を見に来てくれたのだと思う。ちょうどその時に君たち日本明慧学校の先生と多数の学生たちが酷刑模擬実演と展示を見に来た。先生が一枚づつ写真を指して解説していた時、子供はみんな真面目に聞いていて、誰も怖がったり不安そうになったりしていないので、おまわりさんも分ったように静かにその場を離れた”と言った。

 日本の警察は子供が怖がる配慮を放下したことで、今後この活動を継続するための申請にとっても大変良い助けとなった。それと同時に日本で生活していた子供たちにも、中国で修煉を堅持する親子が“真善忍”を放棄しないために邪悪な迫害を受ける真相を伝える機会を与えてくれた。

 (中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/30/78312p.html