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拷問実演、香港を震撼(写真)

  【明慧ネット004年6月27日】

 6月26日は「拷問の犠牲者を支援する国際デー」である。香港の法輪功学習者たちは九竜の旺角の歩行者天国で「残酷刑」を再現した。たくさんの市民たちが足を止めて見ていた。近くに寄ってきて見る人もいた。子供連れの市民は見ながら子供に説明していた。手をつないで見ていた恋人たちもいた。眉を顰め、口を手で覆いながら見ている人もいた。そして観衆の中から「何て残酷なんだ!」「本物みたい!」「彼らは本当に大変だな!」と叫ぶ声が聞こえてきた。
現在行われている鎮圧およびこれらの恐怖が繰り返されないよう促すためでもある」と言った。

 大紀元新聞網の報道によると、26日の午後4時半、香港の法輪功学習者たちは法輪功学習者たちが中国で受けている三種類の残酷刑を再現してみせた。彼らによると、監獄、労働教養所、精神病院および拘留所などで不法に監禁されている法輪功学習者たちは当局に百種類以上の残酷刑による虐待を受け、「真善忍」を放棄するように強いられており、放棄しない場合には引き続き残酷刑が行われ、激痛のために意識不明あるいは死亡してしまう学習者もいるという。

 再現を見ていた人々は皆、演出が非常に真に迫っていると言っていた。携帯電話、デジタルカメラあるいはビデオカメラでこの「残酷刑を行う」情景を撮った市民も少なくなかった。

  * 良知を喚起し、残酷刑を消滅させる

  香港法輪佛学会のスポークスマンである簡鴻章さんは、「私たちが今回行った再現のレベルは、一般大衆メディアによる市民向けの真実報道および写真報道と同じ程度である。もちろん、私たちも真相を知らない人が過激な衝撃を受けることがないよう、表現に配慮している。しかしこの衝撃でも人々の良知を啓発することができると思う。今回の再現は、迫害を受けている法輪功学習者たちへの関心を高め、現在行われている鎮圧およびこれらの恐怖が繰り返されないよう促すためでもある」と言った。

集まって残酷刑の実演を見る市民

  市民の不安を減らすため、香港法輪佛学会は残酷刑によって実際に起こる血なまぐさい暴力シーンを取り除いた。また迫害される法輪功学習者たちを演じる人の化粧も顔および体の傷は背中側のみ、そして傷口として一、二箇所、少しの血の跡をつけるだけの「軽く施されている」程度とし、公安役の人が被害者を鞭打つシーンも、触れる程度にとどめたという。

  *江沢民を告訴すべきである

  簡鴻章さんは、「もしこの再現を見て驚愕および恐怖を感じたら、これらの恐ろしい手段は皆、江沢民政権が法輪功の鎮圧で用いている手段であることを知ってほしい。そして残酷刑を使用する江沢民中国前国家主席およびその残酷刑を執行する手先を告訴すべきである。」と述べた。

 また簡鴻章さんは、「今回、街頭で再現した残酷刑はまだ氷山の一角にすぎず、さらに多くの恐ろしい残酷刑がある。本当に人々に不安を感じさせるために、今回ではそれらを実演するに忍びなかった。」と述べ、「もし良知のある人が江沢民のさまざまな残酷な迫害手段を知ったら、彼らは皆立ち上がって江沢民に反対することでしょう。」と言った。 

たくさんの市民がデジタルカメラで公安が法輪功学習者に残酷刑を施す情景を撮った。

 通行人の話:

 アメリカから来たあるビジネスマンはこう言った。「もしこのデモンストレーションが本当のことならば、これらの残酷刑を街頭で演じるのはよいことだ。このような場面を恐ろしいと感じる人々は、事実に向き合うことができないかもしれないからね。」

 体験できることは良いことである。

 真実を再現することは理に叶っていることだと思う市民もいた。普段は体験する機会がないこのようなことを、再現によって体験することができるので、却って良いことだといった。

 ある母親が、二人の子供を連れて長い時間をかけて見ていた。法輪功学習者たちが各種の残酷刑を紹介するとき、彼女はしっかり聞いていた。展示の内容についての感想を聞かれたときに、彼女は「大変残酷です」と答えた。彼女は、「以前にも中国共産党当局が法輪功学習者に対して残酷刑を施しているのを聞いたことがあるが、しかしこれほど酷いものとは想像もできなかった」と言った。

  こんなに残酷だとは想像もできなかった

 香港を自由に旅していた国内の観光客数名が、再現の様子を見ながらデジタルカメラで写真を撮っていた。その中の一人は、「国内でも当局は残酷刑で法輪功学習者を迫害する話は聞いていたが、しかしこんなに残酷とは想像もできなかった」と言った。

 現場で再現された一つ目の残酷刑は「低い檻」であった。これは虐待によって法輪功学習者に「真善忍」を放棄させるための残酷刑の一つである。法輪功学習者は犬が入る程度の鉄の籠の中に拘禁される。この中では立つことも横になることもできず、たとえ座ったとしても、頭および腰をまっすぐに伸ばすことはできない。二つの手錠が両手と鉄の籠の上部をつないでいる。もし両手で籠の上の部分を握らなければ、手首は宙づりとなり、時間が経つと皮が裂け、傷口がぱっくりと開いてしまう。二名の公安人員が籠の外で警棒および鞭で学習者を鞭打つ。 

「低い檻」

 もう一つの「低い檻」の方法は、次のようなものである。法輪功学習者は高さ150cm足らずの、人が一人ぴったり入る縦長の鉄の籠に閉じ込められる。片手に一つずつかけられた手錠のもう片方は、鉄の籠の上部および正面の籠にかけられる。学習者は立つこともできず、座ることもできず、ただしゃがむことしかできない。一つの小さな扉を除いて、鉄の籠およびその周囲は厳密に封鎖され、一日中光に当たることができない。指摘によると、籠の中で120日間も閉じ込められた法輪功学習者もいる。

 二つ目の残酷刑は「老虎椅子」である。これは法輪功学習者が中国大陸の看守所、労働教養所でよく受けさせられている残酷刑の一つである。普通、数本のベルトで両脚を椅子の上に堅く縛りつけて、それからベルトが切れるまで、足先の下あるいはかかとの下に次々と物を挟んでいく。長時間にわたって何回も繰り返された学習者は、絶えることのない痛みで意識不明となり、痛みのあまりに死にたいとさえ思うようになる。

「虎の椅子」

  残酷刑を行う時は、同時に他の刑を一緒に行う場合がかなり多い。例えば電撃棒での電撃や、両手を後にまわして手錠にかけ(右腕が上で左腕を下にして、手の表をくっつけてから手錠をかけられる)、燃えているタバコの先端で火傷を負わせたり、竹の針で指の爪の中を突き刺したり、万年筆で肋骨をひっかいたり、ドライバーで額をたたいたり、びんたを食らわせたり、ひいては画鋲で顔を刺したりすることもあった。もっと残酷なものとしては、縄で口をきつく縛ることがある。縄によって口が数センチも裂けることが往々にしてあり、こうなると口を閉めることができなくなる。

 三つめの残酷刑は「竹の針で手のつめの中を突き刺す」ものである。公安人員はハンマーで先端を鋭く削ってある竹の針を学習者の爪の中に突き刺す。ハンマーを打つ途中で、爪が完全に取れてしまうこともある。まさに十本の指は心につながると言われているように、指の爪はもっとも敏感な部分であり、突き刺されている間の痛みはとても言い表すことができない。公安は最初に一本の指の爪に突き刺すが、しかしもし法輪功学習者が信仰を放棄することを拒否したら、また続けて他の指に突き刺す。最後には残酷にも十本の指のすべてが突き刺されてしまう。また鉄線あるいは爪楊枝を爪の中に突き刺したり、あるいは発電機とつないだ針を筋肉の中に深く差し込んで、高圧電流で学習者を電撃したりもする。 

「竹の針を指のつめの中に突き刺す」

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/27/78107.html