ホットドッグカーの友達
【明慧ネット2004年7月8日】私は一年前に勉強のためこの街にやって来ました。学校の図書館の近くにホットドッグカーが止まっていて、いつも商売繁盛しているのがよく見えます。マスターは口達者な黒人です。そのマスターは、いつも通行人に挨拶したり話を交わしています。この辺りに知り合いが多いのでしょう。
その前の土曜日に私は他の学習者と映画を上映するイベントを行いました。昼食は、このホットドッグの屋台でとることにしました。ちょうどマスターが留守で、お手伝いさんがやっていました。ホットドッグカーの一箇所に環境意識を高めるとか陸軍の募集などの広告があることに気付きました。そこで、もし法輪功の真相チラシも同じように張ってもらうことが出来たら、真相を伝えるのに効果的だと思いつきました。すぐそのことを話すと、お手伝いさんは法輪功のことを知っているどころか、以前、学習者が行ったイベントで法輪功を支持するサインもしたことがあり、さらに今行われている迫害の状況にも関心を持っているようでした。私は、迫害は未だにきびしいけれどこれからも迫害を覆すために頑張り続けたいと話しました。そしてお手伝いさんに「車のどこかに法輪功のチラシを張ってもらえるでしょうか?」と聞くと「今度マスターがいる時に来てください、大丈夫でしょう。」といいました。
週末後、自分で作ったチラシを持って行きました。その日は、マスターの息子さんもいました。ホットドッグを2本買って、チラシを車に張ってもらえないかというと、すぐに、大声で「Peng You、Peng You。」と声を掛けられました。なるほど、中国語で私のことを友達と呼んでいるのです。マスターは、「どこでもいいよ、張りたいところにね。」と言ってくれました。そして、車であたりを一回りして、どこに張ればよく目立つとか、どこのスペースならたくさん張ってもらえるとか、アドバイスしてくれました。そこで私は念を押して「全部張ってもいいですか?」と聞くとマスターは「自分のやることに本当に生き甲斐を感じるならね」といいました。「私にとって最も生き甲斐のあることですよ。」と、私は小さい声で独り言を言いました。チラシ貼りを始めようとする時、マスターは「雨の日にはチラシが濡れやすく、色が落ちる恐れもあるから、カバー付きの方がいいですよ。」と、アドバイスしてくれました。本当に心遣いのいい人でした。帰る際、「Peng You、Peng You。」とまたマスターに気持ちよく呼ばれました。
その後、私は手際よく自慢のチラシを作りました。法輪功や煉功場所などの紹介もきれいに描いてあります。早速ホットドッグカーに向かいました。チラシを見たマスターは、どうぞ張ってくださいと言わんばかりに、「これはどこで作ったのですか?」と尋ねました。「自分で作ったのです。」というと「本当に?綺麗ですね。!」と褒めてくれました。私は思いやりのある彼が自分の将来に結び付く幸せの種蒔きをしていることを嬉しく思いました。
このホットドッグカーの近くを通る度に、私は、マスターの姿や、人々に法輪功の素晴らしさを告げるチラシを何気なく眺めるようになりました。
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/7/8/78933.html) |