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中国中央政治局常任委員の李長春はパリで告訴された(写真)

 【明慧ネット2004年7月4日】2004年7月2日パリ時間午後15時20分ごろ、三名の法輪功学習者に委託され、Delva弁護士はパリ裁判所に訴状を提出し、目下フランスを訪問している中国中央政治局常任委員、元広東省党書記、中国で発生している法輪功への迫害の共謀者である李長春を告訴した。

 法輪功への弾圧において、李長春はずっと急先鋒となっており、今回の訴訟は以下の二つの点で彼を告訴する。まず、彼の2002年広東省党書記の任期内に、法輪功への迫害に直接に参与した。江沢民が法輪功を正式に弾圧する数ヶ月前、李長春は人手を手配して法輪功を中傷・誹謗する文章を作成した。弾圧開始後、彼は自ら法輪功学習者を逮捕したり、監禁したりすることを指揮した。現在広東省において迫害によって死亡した法輪功学習者は23名に達し、全国8位となり、全省に52個監獄、労働矯正所、洗脳班と5個精神病院は法輪功学習者への迫害に用いられており、しかも迫害手段は非常に残酷である。

 第二に、現役の中国中央政治局常任委員として、李長春は宣伝部門を主管しており、彼のコントロールしているラジオ、テレビ、あるいは写真展などの手段を用いて、法輪功に対して中傷や誹謗を行って、中国民衆を騙し、中国国民の法輪功への憎しみを煽動し、江沢民の法輪功への迫害キャンペーンにいっそう煽り立てる作用を果たしている。法輪功学習者が把握している資料によると、李長春は少なくとも今年5月下旬まで法輪功学習者を迫害する活動を続けており、しかもその影響は広東省だけにとどまらず、全国に及んでいる。

 3人の原告は、オーストラリア公民の戴志珍女史(彼女の夫である陳承勇は法輪功への信仰を放棄しないため、広東省に迫害され死亡した)、フランス法輪功学習者である陳頴女史(中国駐フランス大使館の教育部に勤めている夫についてフランスに来て、その後法輪功のために上申しに帰国したが、数回にわたって監禁・殴打・洗脳など迫害を受けていた)、と陳祝梅女史(法輪功のために上申しに帰国したが、捕まった後、殴打、恐喝、人格侮辱などの迫害を受けていた)である。

 この告訴を裁判所の報道部、台湾の中央社、新唐人テレビ局と大紀元新聞社などマスコミが報道した。訴状を提出した後に、中国大使館前に「南アフリカ銃撃事件」で抗議活動を行っている法輪功学習者は直ちに「李長春は拷問共謀罪で告訴された」という横断幕を広げ、しかも中国語とフランス語でこのニュースを繰り返しアナウンスした。

 マスコミによると、被告の李長春は当日の夜、ベルサイユ宮殿で「中国文化年」の閉幕式に出席するという。この偶然のことは法輪功学習者の告訴をより意義のあるように見えるようになった:法輪功学習者は中国とフランス両国間の文化交流に反対しないが、法輪功学習者を迫害する者は法的な裁きから逃げられない。


 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/7/4/78641.html