日本明慧


「すべては救われた、そうでしょう?」

 文/ドイツ大法弟子

 【明慧ネット2004年6月14日】私が通っている大学は翻訳を勉強する学校で、多くの留学生はここで中国語を学んでいる、そのため大学と中国の関係はとても親密で、文化交流も頻繁に行っていた。

 数日前、私は大学の図書館で自習している時、閲覧室の中で本棚に《神州学人》という中国語の雑誌を見て、手に取ってパラパラと捲って見た所突然ある文章が目に飛び込んできた、それは2001年初めの"焼身自殺"事件に関する記事だった。内容は法輪功に対する悪口や中傷で、続いては各国の中国人留学生が焼身自殺に対する批判を載せていた。私はこのような人に害をもたらす雑誌を置かないで欲しいと思い図書館の従業員に情況を説明する必要があると思った。このような雑誌が一日中本棚に陳列しているのは生命を毒する。

 そこで私は簡単にどのように言うか考えて、それからあの雑誌を持って図書館の従業員を探しにいった。一人の女性が当番に当たっている。簡単に挨拶を交わした後に私は「あなたと話したい事がある。」と言った。私は雑誌を開けてあの報道を探し出して、簡単なドイツ語で彼女に言った「この報道は偽りで中国のあの独裁者に由来する。これは中国のある修練方法に関するもので、その功法に対するデマを飛ばしている。」

 彼女のまじめに私の話を聞いていた。私は続けて「この功法は法輪功と言う、法輪功は中国の伝統的功法の一つで、かつて中国に一億人の愛好者がいた。この功法は'真、善、忍'に基づき、これは中国の伝統的思想です。しかし、ご存じの様に江氏独裁者は中国に他の思想の存在を許さない。」この女性はうなずいて「共産主義はすべてを破壊する。」と言った。私は続いて「そこでこの中国の元国家主席、一人の独裁者、このような功法を禁止し始めた。先ほど私が言ったように中国に一億人の学習者が居て、それを平均すれば、どの家庭にも学習者がいる計算になります。だから禁止を始めた時、大部分の中国人は法輪功を禁止した事に反対だった。それからこの独裁者はデマを飛ばすことを始めた、例えば:法輪功の学習者が自殺、焼身自殺等々。その女性は「人々は信じれば、彼は弾圧する理由があると言う訳ですね。」と言うと、私は「その通りです、この記事はでっちあげた報道の一部にすぎない。"と続けて言った。「もしここの学生がこの記事を見たら、きっと法輪功を敵視する様になります。」私の言う事を聞き終わった後、彼女は先ずある中国語教師に問い合わせて見る、それから私に自分でも読める簡単で短い法輪功に関する紹介があるかを聞いた。私は「あなたの言うその中国語の教師も真相を知っているとは限らないし嘘に騙されているかも知れない」と教えた。私の手元に真相の資料を持っていなかったので、仕方なく彼女に別れの挨拶をし、離れる前に彼女たちにあの雑誌を取り除いてしまうように提案した。

 図書館から出て来てから、ふっと家に真相の資料がまだ幾つかあるのを思い出した。私は学校の近くに住んでいるので、すぐ家に帰ってドイツ語の真相を伝える新聞と中国語の小冊子を取って来た。図書館に戻って、先ほどの女性は私に、自分はすでに同僚と相談した、そして勝手に決断できないので大学図書館の責任者に報告しなければならないと言った。彼女は私が自分にドイツ語の新聞を渡すために戻って来た事が嬉しかった。私は中国語の資料を彼女に渡しながら、「コンサルティングの時、これをその中国語教師にあげでもいいですよ。この中は'焼身自殺'に関する真相が書かれている。(もし駄目ならば)この資料をあの雑誌の中に挟んで下さい。」彼女は笑って受け取った、そして資料を雑誌に挟んだ。 

 2日後私はまた図書館に行った、その女性に偶然会いちょっと会話を交わした。彼女はすでに新聞を読んだ、そして私に「あなたは正しいと思う、私はすでに図書館の責任者に話した結果、今後はこのような雑誌は受け取らない事になった!」と言い、笑って続けた「今度安心したでしょう?」彼女はまたテーブルの上に高く積みた数十号の例の中国語雑誌を指して「これらは私達が焼くか中国に送り返す。」

 別れの挨拶をする時、彼女はまた私に「すべて救った事になるよね、そうでしょう?」と聞いたので、私は笑って「はい!」と答えた。


 (中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/6/14/77043.html