国連グローバル・コンパクト・リーダーズ・サミットの開催に合わせ酷刑を実演
文/ニューヨークの法輪功学習者
【明慧ネット2004年6月25日】2004年6月24日、グローバル・コンパクト・リーダーズ・サミットが、ニューヨークの国連本部で開催されました。この会議では、企業の最高経営責任者(CEO)、政府関係者および市民社会のリーダーらが、人権、労働、そして環境に関する9大原則を受け入れ、支持し実行すべきであるということが話されました。第1の原則は、国際人権条約を支持、そして尊重することです。第2の原則は、人権侵害が多様化しないようにすることです。第4の原則は、全ての強制労働を禁止することです。
法輪功学習者らは、6月23、24日の2日間国連本部最寄りの広場で、中国で行われている法輪功学習者に対する残酷な迫害を展示しました。広場は幹線道路に面しているため、かなりの交通量があり、多くの人の注目を集めました。"江沢民を法廷で審判しよう"、"法輪功に対する迫害を制止しよう" といった横断幕と様々な酷刑の実演は、この迫害への理解と反対を呼びかけました。 また"法輪大法は素晴らしい"と記された色鮮やかな横断幕は、とても印象的存在となっていました。
*強制労働の状況を実演する
*酷刑の実演
酷刑展では、中国の労働教養所や監獄で学習者を迫害するため頻繁に行われる"老虎Deng"、"赤く焼いた鉄の棒で皮膚を焼く"、"吊打"、"強制注食(強引に流動食等を流し込む非人的行為)"などの状況について演じました。
"老虎Deng":人をいすに縛り、両足を水平に置きます。足の下にレンガを敷き、足を上げ、縄などで膝を下に思いっきり引っ張ります。受刑者に骨断肉裂の痛みを味あわせます。同時に赤く焼いた鉄の棒で皮膚を焼きなど、残忍極まりません。大陸の多くの学習者が、この刑を受けたことがあります。
法輪功学員の劉成軍さんは、五十二日間"老虎Deng"に座らされ、そして手錠で"死体安置室の床"に縛られ、一度も両手を合わせることが出来ませんでした。この酷刑によって、通常の歩行が出来なくなくなり、足を引きずって歩くしかありませんでした。劉成軍さんは、再度2002年3月末に逮捕され、2003年12月26日の朝4時30分に、長春吉林大学中日聨誼病院で亡くなりました。警察は罪を隠すために、家族の反対を押し切り、当日の午前10時40分に火葬を行いました。
"吊打"とは、長時間吊して激しく殴ることです。多くの学習者はひどく傷つき、あるいは死に至ります。かつて新疆烏魯木斉の陶器工場に勤務していた62歳の趙小平さんは、2000年12月28日に不法に拘束されました。2001年1月4日、強制注食をされた上、残酷な拷問を受け、激しく殴られました。顔は変形し、頭には卵のように大きい瘤が3つも出来ていました。非道な扱いにより、身体は埃と泥にまみれ、会話することもままならず、2001年1月7日に亡くなりました。
"強制注食"は、学習者に対して行われる残酷な迫害です。ある統計によれば、数100人もの学習者が、警官や受刑者の手によって、野蛮に注食され死亡しています。この注食により、更に多くの学習者が後遺症を受けています。注食されるときには、高濃度の塩水、唐辛子につけた辛い水、アルコール度の高い酒、洗剤、更には糞便や尿を流し込まれるなどを行われ、迫害されています。
また、警官は他の受刑者に命じては、注食された学習者を虐待し、弄んでいます。高濃度の塩水を流しいれた後に、胃を空気で充満させ、腹を踏んでは、塩水が噴き出し、目や鼻、気管を刺激し、学習者が苦しむ姿を楽しみにしています。また、下痢を起こしてしまった学習者をトイレにも行かせず、逆さに吊しては苦しむ様子を楽しむなど、邪悪極まりません。
*人々の反応
道行く人々は、みな目の前の残酷な光景に驚かされました。多くの人が立ち止まって見入り、展示パネルを見たり、学習者と交流したりして、多くの人々が同情を示しました。「何か出来ることはありませんか」と尋ねてくれる人も多くおり、法輪功迫害制止への署名をしてくれました。
ある青年は、「この展示を見たのと報道を聞いただけとでは、ずいぶん違います。このような展示は、とても有効だと思います」と言いました。国連本部の会議に参加するある大学教授は、気持ちを込めて、「あなたたちは本当に素晴らしい」と言いました。"華尓街時報"の人権ネットに、投稿しようとしていたある女性は、テレビ局に電話を入れ取材に行くよう言いました。彼女は、「私は中国で発生していることの全てを知りました。あなたたちは本当に素晴らしい」と言いました。あるユダヤ人の男性は、かなりの時間展示を見た上で、署名をしてくれ、法輪功学習者と共に迫害に反対すると言いました。
法輪功学習者は、6月25,26日も引き続き、市の中心部でこの実演を行う予定です。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/6/25/77946.html)
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