「 堅忍不屈の精神」絵画展は米国会ビルで開催され 観衆を震撼させた(写真)
【明慧ネット2004年7月20日】2004年7月15、16日、米国ワシントン下院議院のズイブンビルホールで、「堅忍不屈の精神」というテーマでの絵画展が開催された。出展した中の三名の画家は自ら観衆に作品の製作過程などを解説するため、来場していた。絵画展を観覧した多くの人々はたいへん震撼とし、法輪功学習者を助け、一日も早くこの迫害を停止させることを表明した。
十名の画家が創作した34枚の作品が今回の絵画展で展示された。これらの画家は皆法輪功学習者である。絵画展は、天上と人間の合体、理不尽な苦難、堅忍不屈、正義が必ず勝つ、の四つの部分から構成されていた。画家たちは芸術的な手法で、5年におよぶ法輪功学習者が中国国内で受けた血生臭い迫害とその中で表した堅忍不屈の精神を顕示し、そして光明が必ず暗黒に打ち勝つ信念を表明した。
画家の中には、絵に描写された迫害を自ら経験した人もいれば、今なお獄中の人もいる。これらの苦痛の経歴が彼らの芸術作品の題材となっている。
一枚の「紅墻(赤い壁)」という名前の油絵は、中国国内で労働教養所に監禁され洗脳を強いられた山東大学芸術学部の元主任、張昆侖教授が創作した作品である。
張昆侖教授は以下のことを述べた。「作品「紅墻(赤い壁)」を通して江氏グループがすべての国家機関を利用し、上から下へと命令し、宣伝から教育まで、全方面に法輪功学習者に対する弾圧を行っていることを現す。中国はまるで一つの鮮血で赤く染められた高い壁に囲まれた大きな刑務所のようである。しかし、たとえどんなに残虐な拷問を加えても、人生の真の価値と宇宙の真理が分かった法輪功学習者の法輪大法を堅持する心は変えることができない。共産主義政権を象徴する赤い壁はすでにひび割れが現れてきて、その金網、残虐な拷問、悪徳な警察は、ただ夜明け前の暗黒のようである。」
張昆侖教授は法輪功を修煉したため中国で労働教養を言い渡された。労働教養所で電気棒による電気ショックを加えられ、洗脳を強いられ、24時間監視されるなど精神と肉体に対する虐待を受けた。カナダ政府と人民が呼びかけ、救出活動を行った結果、2001年1月にカナダに戻ることができた。
もう一名の画家王志平さんは古典的な絵画の技法で法輪功学習者が受けた残虐な拷問についての作品を創作した。法輪功学習者が残虐な拷問を受けた時の表情を表すのに、苦痛と憂いと悲しみはなく、死を恐れない気概と真善忍に対する堅い決心を表現した。また、警察の顔面の表情と体の動きを通して、入念に警察が法輪功学習者を苦しめる残酷さ、狂気、果てしなさを描写し、表現した。
画家汪衛星さんにいたっては、次のことを述べた。「芸術家として、更に表現したいのは美しさであるが、そんなに残酷な事を表現すると、いつも心は耐えられないつらさでいっぱいであった。しかし芸術家として、これらの残虐な事を暴き出す責任があると思っている!」汪さんは一人の友達と子供が逮捕され、殴られたことを聞いた後、この「どうして?」というテーマの作品を創作した。
汪さんは、「画面の小さい男の子は、泣きそうだが目に血だけで涙がない。表情は怒っているが激怒ではない。彼から深くにじみでてくるのは人の心を震撼させる困惑である:どうして彼と母が理不尽に逮捕され、殴られるのか。この作品をきっかけに、汪さんはもう一枚の作品「裁判」も創作した。
汪さんは、「小天使は純粋で善良の表れですが、この画面の小天使は天のフォークを持って邪悪な代表江沢民を地獄まで刺した。これはとても必要で、こうしてこそ多くの人々が迫害から解放される。」と述べた。
国会ビル内の一部の議員、職員、近くの会社員および世界各国からの観光客は絵画展を観覧した。
衆議院議員カロラタさんTancredoは会議の合間をみて、事務室の職員も誘って絵画展を観覧しにきていた。
オランダから来た夫妻は観覧した後、たいへん震撼させられ、帰ったらオランダの友達に伝えると表明した。
ビル内の実習生ALFONSON LOPEZ氏は、法輪功に対する迫害がこのように深刻であることを今日初めて知り、法輪功が7月22日に米国会山芝生で開催する反迫害の活動に参加するつもりだと表明した。
ニューメキシコ州から来た一人の女性は3人の子供を連れ、絵画展を真剣に観覧した。5歳の小さい女の子レベッカちゃんは「私はこんな話しを聞いたことがなく、でもこれらの絵は全部教えてくれて、本当に悲しく、怖い話でした。」と言った。7歳の小さい男の子ピトちゃんは「彼らがむごすぎ、このようなことを停止しなければならないと思っている。」と言った。
一人の女性は絵画展を観覧し終え、その場で法輪功を修煉すると表明した。彼女を最も震撼させたのは「残酷な迫害に直面しても、法輪功学習者は意外にも穏やかで平和的である」。
中国大陸から来て、今米国で働く一部の中国人も絵画展を観覧した。一人の男性は「これらの画面を通して、法輪功に対する迫害がいかに残酷であるかを感じた。中国歴史上の文化大革命、各種の運動で多くの人が迫害を経験したが、長年経った今でも、迫害がまだ続いていることは、本当に震撼させられた。」と述べた。
絵画展の主催者である范女史は「この絵画展を通して、更に多くの人々に中国で起こっている暴行を理解させ、皆で立ち上がって、この迫害を制止させることを願っている」と語った。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/7/20/79791.html) |