日本明慧


アテネで江沢民氏を告訴する案例について

 文/ヨーロッパの法輪功学習者 

 【明慧ネット2004年8月18日】2004年8月5日、3名の法輪功学習者は原告として、二名のギリシャ弁護士の代行の下、アテネ検察院に刑事の訴状を手渡し、酷刑罪で法輪功に対して迫害する元凶である元中国国家主席江沢民氏、政治法律委員会の書記羅幹氏と610事務室の頭目李嵐清氏を告訴した。そして当日の昼ごろ、アテネのあるホテルで記者会見を開き、このニュースを発表した。

 記者会見上で弁護士 Stavros Tsakyrakis先生は「この起訴事件は国連の人権委員会の報告、国際インターナションナル、人権観察などの国際組織が記録した事実に基づくものである」と発言された。

 有名な刑事弁護士Nikos Livos先生は「ギリシャ国民が中国で残虐な体刑によって苦しめられているため、ギリシャの刑法に基づいて迫害者を告訴した。これはギリシァで初めてのことだ」と言った。

記者の質問:「Terri Marsh弁護士にお聞きしますが、江沢民氏などの中国共産党の官吏を告訴する事件は、象徴性のものなのか、それとも本質の意義があるものなのかどうでしょう?」

Terri Marsh 先生:「本質の意義があります。米国の法廷ですでに起訴された数名の中国共産党の官吏に対して有罪判決が下されました。最近アフリカのタンザニアで、憎しみを扇動した酷刑の罪で中国の前教育部長の陳至立を告訴した事件の中で、司法警察は被告の陳至立を法廷へ応訴に連れて行きました。これは初めて中国の高官が国外にある法廷で応訴されたことです。実は米国の法律によって見ると、これはすでに逮捕したことと言えます。」

記者:「趙明さん、原告として江沢民などの官吏への告訴に参加することに対する見方を話して下さい。」

趙明:「今度はギリシャでこの訴訟事件を行い、私達を代行してくれた弁護士は、この訴訟事件の各種の細い点での難しさを明らかに分かっていたと私は感じました。しかし彼らはずっと心配ごとを言わず、意志を固くしっかりとやってくれました。彼らは皆先輩の弁護士であり、このようにしっかりとやって頂いた原因は、彼らが法輪功への迫害の真相を理解し、直接問題の本質が分かったからだと思います。この本質は、世界でこのような法輪功を迫害する事が発生している時、大規模な人の信仰を迫害し、残虐な体刑で苦しめ、殺害が発生している時、国際法の角度から、基本的な人類の正義の角度から、これらの行為を承諾することができるかどうか? あるいは迫害者が権力があるだけでこれを承諾することができるかどうかです」

「現在まで、江沢民の訴訟事件は、関連する被告の犯罪の深刻さ、危害の範囲、罪を犯す中で横領した国家権力と資源の規模、訴訟に関連する国家の数、原告の弁護士の数、関連する文書の数量などの各方面から見れば、すでに国際法史上最大の事件となりました。」

「1つの法律は、もしそれを実行する人がいなければ、それはつまり空文であり、なんの効き目もありません。国際法は実施上の難度があるため、人々の心の中でずっとそれはあまり本質の効力がないと思っています。私達は各国で江氏を訴える時多くの記者は私に、告訴は象徴性なものではないかと聞きました。しかし今私達は一種の未来を見ました。江沢民が国際法に従って処罰される時に、将来人々が再び国際法は効力がないと思わなくなるでしょう。世界で最大の独裁者、世界の最大の人群を迫害する首領はすでに法律に従って処罰されたからです。しかしこの結果の実現は米国の軍隊に頼って、サダムをつかむように洞穴の中から江沢民を捕まえるのではなく、いかなる勢力の政変や内戦によって、江沢民を覆すものでもありません。かえって大法弟子は反迫害の過程にしっかりと非暴力の方法を以って訴訟手続に従い、根気よくはっきりと迫害の真相を説明することによって、広範に人心を勝ち取って、それによって江沢民を法廷に送ったのです。」

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/8/18/82056.html