日本明慧


マンハッタンの街頭で残酷な体刑の実演(写真)


 文/茹橋

 【明慧ネット2004年8月18日】8月のニューヨークの天気は依然として蒸し暑く、14日の土曜日は雲が重く垂れ込め今にも雨が降りそうでしたが、最後まで降りませんでした。

 週末のニューヨークのマンハッタンはいつも人波に溢れ、車や通行人が多く騒々しく感じられます。60番街の大通りとレキシントン・アベニューの交差点の一角で、20人ぐらいの人が集まって何かを展示しているようでした。通行人は、皆感情を抑えきれない様子で足を停めてそれを見ていました。中には、非常に驚いている表情の人もいました。

酷刑の実演 酷刑の実演 驚いている観客
驚いている観客  迫害に反対して署名 マンハッタン街頭で資料を配っている女性


 彼らの視線の先を見ていくと、目の前に現れたのは、髪の短い女性が長い腰掛けに座り、両足はその上に置かれ、両手は背後で縛られている場面でした。また、両足は太い麻縄で腰掛けに縛られており、顔は傷だらけでした。左の腿には数ヵ所の火傷の跡があり、腰掛けの横には赤く焼けた鉄の棒と燃えている豆炭のストーブがあり、服は血で染まっていました。

 隣には、両手を木製の枠に吊るされ、顔が傷だらけの男性がいました。彼らの後ろには黒い服、黒い帽子を身に着けた人物が立っており、外見は警察官のようで、手には警棒を持っていました。

 これらは、法輪功学習者がマンハッタンの街頭で行っている残酷な体刑の実演でした。それらの実演の内容は、現在中国で起こっている事実に基づいたものです。

 展示パネルには、絵や写真、文字などで12年間の法輪功の発展経過や1999年7月以来中国で受けている弾圧の情況まで詳しく書いてありました。

 黄色のシャツを着た女性が観覧者に対して、1999年から現在まで既に1000名以上の法輪功学習者が中国大陸で迫害により死亡しており、彼らは労働教養所の中で電気棒や各種の刑具で酷く殴られたり焼かれたり、百種に上る残酷な体刑を受けていること、そしてここに展示されているのはごく僅かであり、実際の情況は更に残酷であることを説明していました。

 通行する人々の中で情況を知った後、中国の権力者のこのようなやり方に対して驚き、憤慨する人も、またカメラや携帯電話で展示場面を撮影する人もいました。人々は、これは本当に残忍で恐ろしいことであると認識し、多数の人々は署名でこのような迫害に反対する意思を表しました。

 鉄のかごの中にしゃがんで実演しているお年寄りの婦人はカナダから来ていました。私は彼女に「貴方は大変辛く感じたでしょう?」と尋ねると、彼女は「かごの中でしゃがむことはもちろん大変なことです。しかし中国で、法輪功学習者が実際に受けている苦痛はあまりにも大き過ぎます。彼らが迫害に遭っているのは「真・善・忍」に対する信条を放棄しないというただそれだけのことです。私はここで人々の前で実演することで、世界の人々に真相を知らせ迫害の事実を暴き出すことだけです。」と言いました。

 法輪功学習者の振る舞いは理性的で穏やかでした。ある現地の女性の保安警官は当番で来た二人の男性警官に対して「貴方達は何もしなくていいよ。彼らはとても平和的だよ。」と言っていました。

 それから他の法輪功修煉者達は、マンハッタンの他の街頭で真相資料を配っていました。

 ニューヨークのマンハッタンは、世界の金融経済と貿易の中心地でありますので、ここで生活している人々はこのような残酷な体刑の実演を見て法輪功の真相を知る必要があると思っています。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/8/18/82058.html