瀋陽龍山教養院は嘘をついて恥をさらし、その罪を隠すために念入りに計画を立てた
文/行舟
【明慧ネット2004年8月27日】2004年5月7日の夜10時頃、法輪功学習者の高蓉蓉は瀋陽教養院で電気棒の体罰を受けて顔面を負傷した為、その夜に瀋陽陸軍総医院に送られ、その後瀋陽市の公安病院に転送されました。2004年5月18日に、彼女は家族の強い要求で中国医科大学第一付属病院の0533室に転送されました。高蓉蓉の顔は電気棒の体罰によって黒く焦げ、水疱だらけになったので、行く先々で人々を驚かせました。メディアが報道したその顔写真をある大陸の弁護士が見て、「どのような時代だと思っているのか。まだ労養院でそんなことが起こっているのか!」と驚いていました。
顔面傷害事件が起きた後、瀋陽教養院は自らが法に背き、理に合わないことをしたことがメディアによって明るみに出た為、すぐに上層部である瀋陽市司法局に事件の内容を報告した。そして、瀋陽市司法局は直ちに龍山教養院と手を組み、口裏を合わせて外部からの質問には「分からない、そんなことは聞いていない。」と答えた。その後もこの「犯罪同盟」は嘘で人を騙し、人を思うままに殺す犯罪の道を歩み続けています。
事情を知っている者によれば、高蓉蓉の顔が傷つけられた事件が起きてから数日後、瀋陽市司法局は下属役員会議を開いて、瀋陽の龍山教養院で発生した高蓉蓉顔面傷害事件に対して内部報告を行いました。20004年5月16日、私は友人らと集まる機会があり、そこで「数日前に龍山教養院である女性が二階から転落したよ。」と司法の警官をしている友人が言いました。「なぜ知っているの?」と尋ねると「数日前の会議で聞いたんだ。」と答えました。つまり、高蓉蓉の電気棒での顔面傷害事件は外部が知らないだけであって、瀋陽龍山教養院、瀋陽市の司法局とその所属部門の司法の警官は、ほとんど知っていたのです。
(5月7日の午後10時頃に高蓉蓉は唐玉宝、姜兆華らに4本の電気棒で7時間におよぶ感電による体罰を受けて顔、首、足と体中が黒く焦げて水泡が出来、刑務所の二階の役人事務室の窓から跳び下りることを強要されて、跳び下りて骨盤、足などを骨折した。)
次に瀋陽龍山教養院と瀋陽市司法局の嘘をついた部分をみてみましょう:
2004年5月18日(その日高蓉蓉は「医大」に転送されたばかりである)、ある人が「医大」の入院部の受付のところで、偶然に瀋陽市司法局の副局長である張憲生を見かけました。
(張憲生は、法輪功の迫害をしている40歳余りの男性で、五年に渡って頻繁に馬三家、龍山、張士などの法輪功学習者を拘禁している労教院を視察していた。)
その日の張憲生の服装はどこかおかしく、変装しているようでした:黒い服、黒いズボン、黒いサングラスをしており、暴力団やマフィアの格好に似ていました。彼は周りを見回してから速やかに0533室に入って、数秒後に出て来たそうです。目撃者によると、その0533室は、瀋陽龍山教養院の「貸し切り」であり、中には第二大隊の副リーダーの唐玉宝、姜兆華から電気棒で顔を傷つけられた法輪功学習者がいるということが分かりました。実は、副局長の張憲生はここに“仕事の視察”にきていたのです。
2004年5月末、瀋陽市司法局監察所の羅と言う男性役人は電話(024-2285-5031)で模範回答の通りに、「そんなことは聞いていない。」と答え、こちらからの「龍山教養院の顔面傷害事件」の質問を聞き終えると、「それでは龍山教養院に訊ねられたらどうか。」と答え、「あなたは上司からの処分を受けるのか。」と尋ねたときも、この監察所の役員は「私達はまだ何も聞いていない。」と機械的な回答が返ってきました。
明慧ネットの2004年7月18日に、瀋陽市司法局の記者の周さんとの取材文章が発表されました。周さんは「私達は唐玉宝を批判します。」と表明しました。そこで「彼が少なくとも第234条の《刑法》に背いており、「故意的な傷害罪」と《刑法》第248条の「監視・管理する人を虐待する罪」にも該当し、しかも人命にかかわることなのに、あなた達は彼に対して単なる責任追及で終わろうとしているのですか?」と問われた時、周さんは「私はこのことに関して何も聞いていない。」とまたもや標準回答で答えました。
2004年5月19日の午後9時に、ある記者が瀋陽龍山教養の第二大隊に電話をかけて、(024-2476-1745)、第二大隊のリーダーである王吉昌(男性)が電話を受け取ったが、初めから「これは知りません、何も聞いていません。」という「標準回答」でした。それから、びくびくした様子で「どうやってこの電話番号を知ったのか?」と尋ねたので、その記者は「事件を記事にして欲しいというある読者がしらせたものです。」と答えると、彼は「私はここの者ではなく、遊びに来ているだけです。」と言いました。瀋陽龍山教養院第二大隊に監禁されている人は全て女性で、その時は就寝時間のはずなのに、王リーダーが夜そこに遊びに来ることはありえないことです。
引き続き第一大隊に電話(024-2476-0626)をかけた時に、一大隊のリーダー岳軍(男性、33歳、岳軍は労教人を誘って高蓉蓉の髪の毛を頭皮が見えるぐらいまで短く切らせ、辱めた。)も同じように「標準回答」で「分からない。」と答えた後、「第二大隊に聞いたらどうか。」と言いました。(高蓉蓉は第二大隊で電気棒に殴られた)ことを問い詰めると彼は「この事は電話では言えないし、言い切れない。ここに来られたら、全てが分かる。」と自分で説明したのです。実のところ、このことははっきり分からないのではなく、ただ 「電話で言えないことである。」というだけです。
龍山教養院の中でも事実を語る人がいました。2004年5月末、龍山教養院の第二大隊のある女性の警官は、電話の中で「院内の決まりで、言うことは許されません。」と答えました。「どのような事情から、それほどまでに明らかになることを恐れており、なぜ言うことを許されないのか。」と尋ねたところ、「許されないことは、許されないのです。」と女性の警官はあわてて電話を切りました。
龍山教養院の警官達は最近自ら起こした悪事が気になって、交替で医大に走って、24時間高蓉蓉を監視し、第二大隊のリーダーの一人である王静慧はこそこそと医者を訪ねてはお金を渡し、第二大隊のリーダー王春梅(女性、30歳余り)は高蓉蓉の家族が部屋にいないときにこっそり入って、彼女の顔のかさぶたをはがしてみたりしては、はがせないことを残念に思っているようでした。医療関係の事務室は0533部屋の向かい側にあって、一日中警官と家族の怒鳴り声が度々騒々しく聞こえてきていました。龍山教養院は一度、110番の警官を呼びました。このことは五階の全病棟が知っています。教養院側は110番の警官に対して高蓉蓉家族は法輪功を信じているので、彼らを捕らえて欲しいと強調したのですが、110番の警察は法輪功学習者を捕らえないと表明しました。
嘘は見破られ、龍山の法律執行者はかえって自ら恥をさらしたのです。瀋陽龍山教養院は最近また新しい手段を練っています。2004年8月15日、瀋陽龍山教養院は高蓉蓉の迫害事件に対する対策を立て、龍山教養院の院長李鳳石は毎日高蓉蓉を監視している警官に手配して、もし死亡事件が起きたらすぐに龍山に知らせ、同時に医大から死亡証明を取ることを指示しました。これは、殺そうと企んでいるのではないですか?
2004年8月20日、瀋陽龍山教養院の法輪功迫害を主管する院長の李鳳石と瀋陽市司法局の労教所の長劉波等が医大に来て、病院の主管事務室で医大の指導員に、邪悪な嘘をついて、丸め込み、医大をコントロールして一緒に罪を犯すことを企みました。
皆さんが知っているように、病院は負傷者の世話をする場所で、「医大」は特にこのように民衆の心の中で信頼が高く、医術と医徳を重んじる病院で、更に医者の天職は人を助けることであるので、法律執行者の法を犯す者の虚言を信じて、立場の弱いいい人に危害を与えるところではないのです。「医大」の医療関係者は、高蓉蓉が退院出来ることを望んでいるけれど、このことは書記にうかがいを立てなければならないと言っていました。「医大」の書記は、瀋陽市司法局が高蓉蓉を退院させることに賛成しないと表明しました。罪のない人を殺害する法律執行者の卑劣な言行を見ると心が痛みます。法輪功に対する迫害の中で彼らの頭はおかしくなり、悪人を助けて悪事を働く凶悪な役人になってしまいました。良知を消滅するばかりではなく、知能指数にも問題が出るようでした。気が狂って「真・善・忍」を迫害することは、きっと愚かな、凶悪な、真っ赤な嘘に包まれた悪人なのです。
迫害の中で、民衆の良知は目覚めてきています。正義の光は、人々の心の中にあって、消すことは出来ないのです。人々は法輪功学習者の望みと、邪悪の行いを明らかにすることが自分達の為だけではなく、私達が共に生活する世界を明るくする為であることに、だんだん気づいてきています。そして、より多くの人々が迫害に反対する立場に参加するようになり、ますます明らかに真相を知るようになる為、正義の声は集まって海のようになり、全ての邪悪は煙のように消えてしまうでしょう。
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/8/27/82703.html) |