日本明慧


ニューヨークでのテキサス州大法弟子の真相説明のこぼれ話

 文/徳州大法弟子

 【明慧ネット2004年8月30日】本文は何人かのテキサス洲の大法弟子がここ何日かの間ニューヨークで真相説明を行った中で、見たこと、きいたこと、身を持って感じたことなどをまとめたものである。

1、 ニューヨークに来てみて、私は非常に感動した。ここには一部の年配の大法弟子がいるが苦しい生活をしていた。彼らは経済的に余裕がなく、ある時は一日一食しか取っていなかった。食べものといっても、全てスーパーマーケットの中で一番やすいもので、甚だしい場合は飲む水さえ不自由していた。しかし彼らは、長期間にわたってここで確固不動に真相説明を行い続けている。

2、 ニューヨークはとにかく人が多い。特に、ここ何日間は至るところに警官がいる。私たちテキサス州の学習者チームは、時代広場の最もにぎやかな場所を見つけて、真相資料を配り始めた。最初は、あまり通行人の耳目を引き寄せることができなかった。人波の中で私たちは、周りから見て見ぬふりをされた。私たちは正念を発しはじめ、大法の横断幕を掲げた。一部の学習者は煉功を始めた。写真、横断幕、優美な煉功動作、穏やかな煉功音楽は、通行人の耳目を引きつけた。多くの人が近付いて来た。私たちは、全員が一団となって協力し合えた時の力というものを、いっそう強く経験することができた。私たちの穏やかな慈悲の場は、周りの様々な人の群れとは鮮明な対比を見せ、警官も私たちに対して格別にやさしくしてくれた。

3、 時代広場はニューヨークで最もにぎやかなところである。そこの人たちは、服装から振る舞いまで変わっていて、人間の感覚をなくしているようで、冷たかった。このような状況の中で、最初のころ、私の気持ちはあまりすっきりせず、とても悲しかった。私たちはこのような環境を変えるべきであり、環境に左右されたり、環境の影響を受けたりしてはいけないと意識した。また、人間が生きるということの苦しさと、己を知らずに振る舞っている彼らこそが、本当に可哀そうであると、もう一度強く感じた。自分の心を整えて、更に力を合わせて正念を発し続けると、次第に真相資料を受け取る人の数がどんどん多くなってきた。

4 、私たちは、ニューヨークの人々は感覚が麻痺していて冷たいという偏見を持っていた。しかし、真相説明を行う中で、善良で同情心のある一部の人に出会った。彼らとの出会いで、私たちは大きく励まされただけではなく、ニューヨークのような大都市は、千差万別の人間が玉石混交して共存しているということを、強く認識させられた。私たちは偏見や自分の観念ではなく、最大の慈悲心をもって一人ひとりに接しなければならない。

5 、私たちは活動の中でまず真相説明から入った。法輪功はどういったものなのか、今現在、世界中の60ヶ国に伝わっているが、中国では迫害が起きていること、更に迫害者に対する海外での起訴状況などを紹介した。説明を行いながら、私たちは彼らに迫害事実の写真をみせて真相資料を渡した。このようなやり方の効果は比較的良かった。ある一部の人は積極的に真相資料を求めた。

6、 私たちは、まず自分の固定観念から抜け出さなければならない。以前、私は真相資料の配布を一番恐れていた。人が受け取ってくれないと悲しくて、とてもがっかりした。今回、同修と一緒に活動をやっているうちに、自分が大きく変化していることに気付いた。私は全力を尽くして真相を説明し、上手くできないところは近くの同修に助けてもらった。みんなの全体的な協力と、互いの助け合い、励まし合いによって、私は自分が大きく向上したと感じた。

7、 アメリカ人夫妻の物語である。あるところで私は真相資料を配っていた。その時あるアメリカ人夫妻は、積極的に自ら進んで資料に関する説明を求めた。真相を聞いて彼らは、中国のことがよくわかったと言った。しかも私たちの話を信じるだけではなく、強い同情を示した。彼らは、彼らの友達の一人が北京の天安門に行って、警官が法輪功学習者を殴り付けるのを見たと話してくれた。当時、すぐ近くに居合わせたオーストラリアからの客が写真を撮ったが、中国の警官に強引に止められただけではなく、フィルムまで奪い去られたという。彼らは、また法輪功学習者に対する中国刑務所の極めて悪い対応と悪条件、例えば、何日間も入浴させないことなどにまで話が及んだ。彼らは、このような待遇によって命まで失われるとは限らないが、しかし、生きることが死ぬことよりもつらい思いを強いられている。彼らは再度よく分かったと言って、しかも、法輪功学習者に深い同情を示した。別れる前に彼らは、慎重にポケットから一つのバッジを取り出して、厳粛な顔で私たちがつけている “私は法輪功を支持する”という 黄色のバッジと交換できないのかと聞いた。黄色のバッジを手渡された彼らは、とても喜んで満足して離れて行った。

8、 自己観念を切り捨てるべきである。地下鉄の中で私の隣に一人の中国人が座った。私は彼女に真相を説明した。彼女はあまり熱心に聞く様子もなかったので、今度私は一部の真相資料を彼女に渡した。いくつかの停留場を過ぎたところで年配の同修が乗ってきた。彼女は直ちに電車の中の人たちに真相資料を配り始めた。一途に衆生を救い済度しようとする彼女の行動と慈悲心に、私の心は強く打たれた。資料を配り終えてから彼女は、私があきらめていた中国人女性の隣りの席に座って、真相説明をしはじめた。この年配の学習者は、ずっと中国人女性に真相を説明して、中国人女性も段々興味を持つようになった。実際あの中国人女性は、国内から来たばかりであることも後でわかった。年配の学習者から、私は自分の足りない部分を気付かされ、もっと修練に励むべきだと感じた。自分にある問題を見つけたならば、最善を尽くしてなおさなければならない。

9、 私が道で資料を配っている時、隣に一人の中国人の若者がいたが、態度は傲慢で周りを無視していた。私は彼に法輪功の話をきいたことがあるかと聞いた。彼は返事すらしなかった。私は再び彼に話し掛けようとした。突然、彼の口から言葉が噴き出した:“自分たちが正しいとあなた達は言っているけど、共産党も彼らが正しいと言っているよ。”法輪功に対して彼はまだよくわかってないと私は思った。そこで、彼に大法は病気と健康保持、道徳のレベルアップに大いに寄与していることで、いまや全世界中に伝わりつつあると説明した。説明につれて彼の目はどんどん明るくなってきた。しかも、積極的に自ら進んで真相資料を求めた。私は更に善の心の重要さを、いっそう強く認識することができた。私たちはいかなる生命であろうとも、あきらめてはいけない。

10、私が町で歩いているところに、一人の警官が大きな声で叫びながら走ってきた。彼は私が持っている真相資料を一枚を取って“I need this”と真剣に言った。歩きながら振り向くと、あの警官はずっとそこで真相資料を読んでいた。

11、 一人の若者とおばあさんの話をする。彼らは法輪功の功法そのものに関してたくさんの質問をした。しかも、詳細に関しても聞いた。最後に若者は“お母さん、こんなに素晴らしいものなんだから、修練しない理由なんかないよね?”とおばあさんに勧めた。彼らは煉功場所の紹介情報を持って、喜んで歩いていった。

12、 人がどんなに多くても、困難がどれだけ大きくても、私たちが確固不動にあきらめず努力し続ければ、効果は必ず出てくるものであると、私たちは確信している。例え、常人であろうとも、真相が分かってくれば、一人から十人に、十人から百人にと、次から次へと大法の真相がニューヨーク中に伝わり広がって、きっとニューヨーク市民の心に、深く入っていくことでしょう。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/8/30/82969.html