日本明慧


31歳の女性法輪功学習者・張宏さんが万家労働教養所で虐待死に至った事件の更なる情報(写真)

 文/黒竜江省法輪功学習者

 【明慧ネット2004年9月2日】ハルビン市第4病院で薬剤師を勤めていた張宏さん(女性・31歳)は生前、ハルビン市動力区植物園の付近に住んでいた。法輪大法の修煉を堅持したため、かつて1度労働教養されたことがあった。2004年7月22日に再び不法に労働教養され、ハルビン市万家労働教養所に入れられ、その後、酷刑による虐待を受け、7月31日に死亡した。

 万家労働教養所では繰り返される酷刑と長期に渡る迫害により、法輪功学習者が迫害死に至った悲惨な事件は既に数件も起きていた。万家労働教養所は全ての法輪功学習者に“三書”、即ち、“懺悔書、保証書、決別声明”を書くよう強要した。もし拒否したら、刑を与えた。しゃがませたり、吊るし上げたり、電撃を与えたりした。電撃により皮膚は焦げて、むごたらしく、見ていられないほどであった。
 
2004年7月22日の午前、法輪功学習者張宏さん、迪立華さんなど3名は万家労働教養所の集団訓練大隊(女性集団訓練大隊とも呼ばれる。4名の男性隊長が管理している)に無理やり連れて行かれ、直ちに隊長と警察らに“三書”を書くように強要された。張宏さん、迪立華さんは警察らの無理な要求を拒否した。すると、労働教養所の看守は彼女たちをしゃがませ、張宏さんにはお昼の食事を与えなかった。他の法輪功学習者は食堂からご飯とスープを少し持ち帰り、張宏さんに渡してくれた。お昼の後、看守と労働教養所に拘禁されているある教派のメンバー、集団訓練班班長の張桂曇は張宏さんの両腕をベッドに手錠で嵌めつけ、23日までベッドに嵌めつけていた。

 7月23日、警察は張宏さんに心臓病があると言いふらし、彼女に注射し、引き続き張宏さんらに“三書”を書くように強要した。張宏さんが注射を拒否すると、警察は張宏さんを布団も敷いてない、ベッドの板に押し倒し、両手を頭上に持ち上げさせ、手錠でベッドの枕元に嵌め付けた。また縄で両足をベッドの下方に縛りつけ、この状態で、強制的に注射をした。そのため、張宏さんはベッドで小便をしてしまった。

 23日から30日まで、張宏さんはこうして警察に両手と両足を縛られて、ベッドの板の上に横たわっていた。夜間には窓を開けていた。看守は半袖シャツしか着てない張宏さんに布団を掛ける事さえ許可しなく、洋服を添えることも許可しなかった。ある夜、とても寒くて、当番の学習者は張宏さんと迪立華さんの要求で、彼女たちに洋服を一枚ずつ着させた。翌日、看守の呉宝曇は当番の学習者を大いに罵った。

 24日、張宏さんは断食で抗議し始めた。26日に彼女は強制的に食物を注入された。警察は彼女の生命に責任を負うためだと言ったが、実際注入するトウモロコシの粉で作ったおかゆには大量な塩が入っていた。こんな食物注入は体を大いに傷つけた。隊長の趙余慶、姚福昌は張宏さんに水を飲むことも禁止した。

その後、毎日3回食物を注入され、注入される度に、看守と班長の張慶曇は張宏さんの髪の毛を引っ張って、頭を押し、みだらな言葉でののしって侮辱し、無理やり胃に管を挿し込んだ。

 心身に対する極度な苦痛に耐える中で、張宏さんは警察らに道理を説いた。しかし、警察らは人間性を失い、張宏さんにしゃべられない様に、セロテープで彼女の口を何回も巻きつけた。

 不法警察の残酷な迫害の中、張宏さんは気絶してしまった。しかし、看守の李長傑は隊長の趙余慶に張宏さんが苦しい様子を装っていると伝え、趙余慶は張宏さんの状態がよくなったら、電撃で懲罰を与えると言った。

 30日の午後、張宏さんは鉄の椅子に座らせ、頭には白いテープをいっぱい貼られ、両手は背中に伸ばさせられ、手錠をはめられた。顔は非常にほっそりし、両足、両すね・ひざ・股の全体がとても大きく腫れた。

 31日午前8時過ぎて、張宏さんは「私は死にたくない。家に帰りたい。私の家は動力区××街××号だ。」と叫んだ。

 31日午後1時過ぎて、マスクをした二人の男性看守の指揮の下、4名の労働教養犯が張宏さんを担架で運んだ。病院に行くと言い、室内を消毒した。その後趙科長は、張宏さんは心臓病によって腎臓の衰弱を引き起こし死亡したとうそで覆い隠した。

 張宏さんの家族が遺体を見たとき、彼女の両目は大きく開けていて、口も大きく開けていた。体は以前より15〜20キログラムほど痩せていて、ズボンの中には大便があった。労働教養所は家族に早く火葬するように要求した。

 一人の生き生きとした生命は、ただ“真、善、忍”に対する信仰を堅持したため、真理と正義を堅持したため、中華人民共和国の人民警察の所謂“教育”の下で迫害され死亡した。

 張宏さんの家族は決して遺体の検査と火葬に同意せず、現在陳情している。法律に基づいて、上訴しようとしている。



張宏さんの迫害に参加した不法メンバー:

男性看守には

隊長:呉洪勲、趙余慶、姚福昌、姜潮など

女性看守には

副隊長:楊国紅、娜中波

看守:呉宝雲、李春霞、李長傑

その他に、“東方稲妻”のメンバー:張桂曇(尚志市石頭河子中学校の英語教師)、陳玲玲、劉慧君(賓県某村)などの人。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/9/2/83193.html