日本明慧


米国会は全体一致で304議案を採択、中国と米国で中国政府による法輪功迫害の停止を要求した

 【明慧ネット2004年10月5日】(明慧記者王英、蘇晶により)2004年10月4日夜8時ごろ(アメリカ東部時間)、米国会衆議院は304号決議案を全体一致で採択し、中国が米国と中国で法輪功を押さえつけることについて米国会の意見を示した。決議案には、中国政府は人々がアメリカで法輪功を修煉する権利を含めて米国憲法による宗教自由と政治自由を行使する権利を干渉することの即時停止、中国政府は外交使節を利用してアメリカで法輪功の本質を歪曲するデマ流布の即時停止、法輪功の修煉者を含めた収監されている全ての良心犯の釈放を要求した。

 304号決議案(H. CON. RES. 304)はフロリダ州の国会議員イレーナ・ロスレチネン(Ileana Ros-Lehtinen)女史により提案され、75名の国会議員により連名で提唱され、昨日(四日)の夜、米国会全体議員の一致採択を得た

 決議案は、アメリカ大統領は中国で暴力を用いて法輪功を迫害する行為を持つ中国官員をもっと綿密に調べて確認すべきであり、アメリカ司法部長は中国領事官員がアメリカで恫喝することを試み、あるいは不当な方式を用いて法輪功修煉者、または選挙によって選ばれた地方官員に影響すること、及び他の違法活動に従事することに関する摘発に対して調査を行い、国務長官の意見を求めて適当な法律活動に取り組むべきである、と認識した。

 以下は米国会衆議院で表決による採択された304号議案(訳文)である。

米国第108期国会
第2回会議
第304号決議案



 米国会は中華人民共和国政府が米国と中国で法輪功を弾圧することについて意見を示す

 共同決議案

 米国会は中華人民共和国政府が米国と中国で法輪功を弾圧することについて意見を示す

 法輪功は平和的な精神的運動であり、中華人民共和国から始まるが、既に世界各地に広がり且つ現在アメリカで何千人も享受し、そして修煉すること

 法輪功修煉者が中華人民共和国とアメリカで行なったデモ行進は平和的、修煉的なものであること

 中華人民共和国憲法がその国の公民に言論の自由、集会の自由、結社の自由および宗教信仰の自由を提供したこと

 法輪功精神運動のメンバー、中国で民主を提唱する団体のメンバー及び中華人民共和国で人権改革を実行するのを提唱する人士が既に中国境内で平和的に示威するため撹乱され、誹謗され、監禁され、拷問されたこと

 中国政府が既にアメリカ境内で法輪功運動と中国の民主を提唱する団体に対して抑圧を試みたこと

 2003年6月12日、38名の国会議員はアメリカ東部の、イリノイ州北東区の地方裁判所に、法輪功を支援する、法廷を協力して、関係の法律問題を解釈する修正要点抜粋を一部提出したこと

 中国領事官員が既に選挙により生み出されたアメリカ地方官員に圧力を施し、法輪功精神団体に対する支援を拒否あるいは撤回すると、彼らを脅迫したこと

 マスコミにより、アメリカ公民、医師であるチャールス・リーが2003年の初めから中国当局に拘置されて以来、既に精神的、肉体的の苦しみを受けさせられたこと

 アメリカの法輪功発言者、ガル・ラチリン(Gail Rachlin)女史の住宅は1999年から中国当局が法輪功を禁止する以来、既に中国当局のスパイに5回侵入されたこと

 中国の外交団体が過去の5年間、ずっとアメリカで法輪功修煉者に対する撹乱と迫害を積極に参加していること

 2003年6月23日、法輪功修煉者はニューヨーク市にある中国レストランでアメリカに住んでいるが中国政府と関係をつける人からの攻撃に遭遇したこと

 2001年9月7日、5名の法輪功修煉者はシカゴにある中国領事館の外で憲法に保障される言論自由権を行使する時、人身攻撃に遭遇し、このため事件を起こす者のJiming Zheng(鄭継明)とYujun Weng(翁育軍)はそれぞれ2002年11月13日と2002年12月5日に暴行罪が成立し、コック(Cook)県刑事法廷によって判決された。この二人の犯罪者が皆、中国領事館と密接な関係をつけるシカゴのアメリカ系華人組織——美中福建同郷会のメンバーであること

 2000年10月22日、サンフランシスコで法輪功修煉者に対して肢体を衝突させた数人はその後、法輪功を反対する会議とサンフランシスコの中国領事館に出現したこと

 サンフランシスコ市の監督員クリス・ダーリー(Chris Daly)さんは、中国官員が彼の選挙区の選挙者に対して恫喝するという摘発を受けてから、一つの決議を出し、中国政府が法輪功メンバーを迫害し、人権を侵害したと譴責したこと

 ダーリーさんとサンフランシスコ市政庁の他の市議員はそのあと、中国のサンフランシスコに駐在している総領事からの手紙を受けた。手紙には、法輪功が中華人民共和国の"正常社会秩序"を破壊している"×教"であるのでダーリーさんの決議を撤回すべきであると書いた。そのあと、その決議は確かに撤回されたこと

 200年11月、前カリフォルニア州、サラトガ市市長のスタン・ボゴシャン(Stan Bogosian)は褒章状を公布し、法輪功修煉者のサラトガコミュニティに対する貢献を表彰した。このため、中国のサンフランシスコに駐在している総領事がボゴシャンさんに手紙を書き、ローカルの法輪功活動に対する支持を撤回すると彼を説得したこと

 多くの地方と全国性のメディアの報道によると、幾つかの主な都市の市長を含めてアメリカ各地のほかの地方官員たちは、中国領事官員からの圧力を受け、法輪功に対する支持を撤回するのを公表すると要求されたこと

 記者の実証によると、アメリカのある地方官員は中国領事館員からの圧力を受けた後、貿易関係を害すると心配したので、彼らの法輪功に対する支持を放棄すると宣言すること

 アメリカ憲法は宗教自由、集会権と言論自由権を保護し、そしてアメリカ人民は全ての人民が能力を持ち、自分の個人信仰にあわせるという条件の下で生活するのを保護するということを強く重視すること

 以上のことに鑑み、現在衆議院決議(参議院同時決議)、米国会の観点は以下のようである

 (1)中華人民共和国政府は

 (A)人々がアメリカで法輪功を修煉する権利を含めて米国憲法による宗教自由と政治自由を行使する権利を干渉することの即時停止

 (B)外交使節を利用してアメリカで法輪功の本質を歪曲するデマ流布の即時停止

 (C)法輪功の修煉者を含めた収監されている全ての良心犯を釈放する。彼らを拘置すること自体が既に彼らの中華人民共和国憲法による権利を侵害したからである

 (D)法輪功を修煉する権利、表現の自由の権利、結社自由の権利を含め、それら各自の合法的な宗教自由の権利を行使する人々に対する撹乱、拘置、虐待および監禁をすぐ止めるべきである。これらの権利は皆中華人民共和国憲法により規定されたものである。

 (E)中華人民共和国で自由権利を制限することを停止する実際の行動を通じて、中国政府が信仰の自由、表現の自由と結社の自由という国際標準を決心に守る願望を表明する
とすべきである。

 (2)アメリカ大統領は1998年の国際宗教自由法案(22 U.S.C. 6401(a)(1)(B))の401(a)(1)(B)条の規定により、中国政府が再び中華人民共和国とアメリカで宗教の自由を抑圧しないと説得する目的に基づき、以下の行動をとるべきである。

 (A)中国外交部にアメリカ政府の公開方針と正式抗議を出し、中華人民共和国がその国の署名し承認された国際契約により保護される基本的人権を繰り返し侵害する行為に対して対処する

 (B)もっと密接に中国人権活動家と協力し、中華人民共和国の暴力と迫害行動に対して責任を負うべきである中国官員を弁別する

 (3)司法部長は中国領事官員がアメリカで恫喝することを試み、あるいは不正な方式を用いて法輪功修煉者、または選挙によって選ばれた地方官員に影響すること、及び他の違法活動に従事することに関する摘発に対して調査を行い、国務長官の意見を求めて適当な法律活動に取り組むべきである。

 (4)アメリカ地方政府の官員は以下のことをすべきである

 (A)地方の法令と手順により、法輪功修煉者を含めて、それらのローカル社会の目標と完全的あるいは部分的一致する組織と個人を表彰し、且つ支持すべきである。

 (B)国会議員、司法部長、国務長官に中華人民共和国の代理人により施した圧力と撹乱事件を報告すべきである。



(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/10/5/85892.html