日本明慧


真相を伝え、正義を求めた私の告訴経過

 文/大陸の高齢の大法弟子

 【明慧ネット2004年10月25日】5年間の正法過程の中で、大法を実証する為に、真相を説明して世の中の人々を済度しようと、私はかつて二度に渡って真相説明をしに北京に行った。それが原因で私は数回も不法に拘禁され、家財を差し押さえられ、金銭を取られ、不法に退職金を差し押さえられた。連続する迫害により、この70歳近くになる年寄りの私は肉体的にも精神的にも受けた傷は極めて大きく、体は障害になり、生活するあてもなくなっていた。

 師父は《2003年の元宵節の講法》の中で学習者達に香港とドイツの警官の理不尽な要求に対して、「もしこの事が大法に対しての影響、或いは傷を付けたならば、皆さんも厳粛に常人の法律を利用して解決するしかありません。」と指摘された。

 そこで私は自分が受けたここ数年間の理不尽な迫害を法律的に訴えることを決めた。そして私は告発の手紙を政府の関連部門に出して、自らが受けた数年間の迫害事実を訴えるという形で真相を知らせようと思った。更に、私を迫害した当事者に法律的な責任を背負わせるつもりで、県、市、省、中央の公安、監査部門、法律部門、人民代表大会、政治の法律委員会等全てに告発の手紙を出した。私の親戚はそれが、新たな面倒を招くのではないかと心配していたが、私の心は平然としていた。私は法に反する事はしていない。彼らが法に反して、罪を犯している。私はいくら彼等から無理を押しつけられたとしても、ただ耐えているだけではいけないと思った。

 告発の手紙を郵送した後、私は長女と一緒に省のある都会の弁護士事務室を訪ねたが、彼らの答えは基本的に一致していた。彼等の誰もが「あなたが煉功しないと言うならば、この訴訟事件を受ける。」と言った。ある弁護士は「冤罪事件であることは知っている。あなたが煉功しないと言うならば、私達はあなたが勝つように手伝うことができる。けれどもあなたが煉功しないと言わない限り、手伝うことは出来ない。法輪功は国が禁止していることだ。私達は国の仕事をしているし、それで食べていかなければならない。このことに対してはあなたもご存知でしょう。」と言った。

 李弁護士は個別に長女を呼んで「この法輪功に対する弾圧は、歴史上の悲劇であることは私も知っています。あなたは父親の為に訴えていますが、彼が煉功しないと言わない限り難しいでしょう。」と言った。これに対して私の長女は「それは父が賛成しないでしょう。法廷でも同じだと思います。」と答えた。李弁護士は仕方なく娘に自分の名刺を差し出して「お父さんが納得出来たら、私の所に来て下さい。必ず勝ってみせます。」と言った。長女の知り合いである女性弁護士は、「おじさん、今は是非を論じている場合ではありません。法律に権力があるので、お金と権力がある人は何でもできるけれど、弁護士は何も出来ません。私も仕方なく辞職して家で時間を過ごしています。」と言っていた。

 半月後、鎮(県・自治県の下に位する行政区画単位。)教育委員会から二人の幹部ともう一人、以前大法を学んだことがある(邪悟した人)知人の三人が私を訪ねて来た。鎮の幹部は「あなたが上司に出した手紙に対して、市長は関心を持っている。私達は今日頼まれてあなたの態度を見に来た。それでもあなたは煉功を続けるのか。」と尋ねた。私は「煉功は続ける。私の手紙はあなた達も読んだでしょう。私は煉功をしないと言ったことはない。私が告発したのは彼らの迫害は法に反したもので罪であるということだ。」と答えた。

 その後、私は彼らに真相と自らが心身共に受益した事実を伝え、法輪功は人々を善に向かって良い人になるように教えている。良い人を迫害することは犯罪であると言った。それから彼らに、今私が受けている迫害の深刻な状況を説明した。最後に、私は「私は法に反することをしていなかったし、いかなる悪事もして来なかった。それなのに罪がないこの年寄りに対してこんな迫害をするとは、是非を論じるまでもなく、人間性を無視した正義がないことである。」と言った。彼らは法輪功に対して間違った理解をしている知人に、私と会話させてから、家を出る時に「良く考えて、私たちは戻って上司に伝えます。」と言われたが、彼らの目的には無理が有ることは知っていた。

 ここで特に言いたい事は、私が告訴書を出してから、私の地元の同修者は様々なルートを通じてそれを明慧ネット上に載せた。又、ある地方の同修者はこの告訴書を真相資料として印刷し、地元の邪悪を暴露した。ある常人はそれを読んで「訴えるべきだ。告発は必ず勝つよ。」と言った。

 数日後、鎮の役人が私の4ヶ月分の年金を持って来た。そして私に保証書を書きなさい、書かないとお金を持って帰ると言った。私は「書かない。持って帰りなさい。」と答えた。彼らは、ほとんど頼むような姿勢で私に「上司が関心を持っているから、あなたは上司の関心に応えるべきではないか。どのように書いても良いので頼むよ。」と言った。

 それで私の息子が代筆して簡単に書いて、領収書とした。

 帰るときに彼は私に「今月から、時間通りに年金を貰いに来て下さい。」と言った。これで、私の告訴はどうやら見事に成功の第一歩を踏み出したようだ。

 この事を通じて、私は大法弟子全体の巨大な威力を感じた。自らの正念、正しい行いと大法弟子全体の協力による強大な力は、金剛不破、難攻不落の粒子団を構成していた。

 師父は《二言三言》の中で「宇宙の真理に対する確固として粉砕されることのない正念は、善良な大法弟子の磐石なる金剛の身体を構成しているが、全ての邪悪はこれに驚き恐れ、放たれた真理の光はあらゆる生命の正しくない思考要素を解体する。正念が強ければ強いほど、威力もその分大きくなるのだ。」と教えている。

 邪悪に迫害を受けている同修者達は筆をとって、邪悪の悪事を暴露し、真相をはっきりと説明して、正義を取り戻そう。


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/10/25/87524.html