日本明慧
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文/武漢大法弟子 【明慧ネット2004年10月23日】約半月前、同修の陳さん(二十数歳)が黒い手により病業の形式で迫害されて、二日の間に7.5キロも痩せたことを聞ききました。また数回も血を吐き、体は痩せて酷く変形していて、顔色は青白くなっていました。このような彼を目にした時、私の心はとても沈んでしまいました。私たちは法理に基づいて交流しました。彼は自分にいくつかの問題が存在して、邪悪に隙を付け入れられたと意識していました。長い間、陳さんは法を正す時期の修煉に対する認識がはっきりしていませんでした。常人の心が重く、一方の手で人間を掴み、もう一方の手では仏を掴んでいました。彼の話によると、この数日間、師父が彼の代わりに耐えてくださらなかったら、また彼の正念と、彼と一緒に働く李さんの助けがなかったら、彼は既にあの世を行っていたと言いました。夢の中で、旧勢力の黒い手が彼に:「お前は根も死んだから、さっさと行け」と言ったそうです。黒い手が命を取りに来たのは明らかなことでした。交流後、私は同修がこの大難を乗り越えたことを嬉しく感じました。私はこの教訓を通して、陳さんが更に成熟するだろうと思っていました。家に戻ってからも、私は心がうきうきして、長い間落ち着くことができませんでした。私はこの事はすでに終わったと思っていました。 意外にも「休もうとしたら、悪がまた起きる」≪洪吟(二):法が全てを正す≫ように、数日後、陳さんに会ったとき、彼の顔色は相変わらずで、呼吸は荒くなり、満面は困惑で満ちていました。彼は私に話しました:「私は本当に私のどこに問題があるか分らないです。煉功もしたし、正念もずっと発していたのに。このように引き続くのはどうしたら良いでしょうか」と。自信がない様子だった。私と同修らは彼の間違った考えを直してあげました。彼はその時、やはりいくつかの問題を認識できました。その時、私達はみなこのことをあまり気にかけていませんでした。 それから約一週間後、彼に再び会いました。状況は以前より深刻になっており、彼は衰弱していて、呼吸も困難になっていました。歩くと震えていました。何回も「もうだめだ、あの世に行くかもしれない」と言うので、私は問題の深刻さを意識しました。身近な同修がこれほど深刻に迫害されているのを見て、とても辛く感じました。その間、師父の新しい経文≪棒喝≫も発表されました。私は、当時師父が教えられた言葉を思い出しました:「家族が迫害の中で拘束され、迫害されているにもかかわらず、あなたは皆さんと一緒に早く迫害に反対し、迫害を制止し、家族が受けた迫害を軽減するなどのことをせず、……」。「家族」とは親族だけなのか?私たち修煉者にとって親族とは、肉親同士の情だけに限らず、身近な同修も親族ではないのか?私は必ず彼を助けて難を乗り越えさせようと強大な一念を発しました。私は、同修らが今日まで修煉して来て、みな容易ではないと感じました。当時、私は艱難を共にしないといけないと言う、情の一面を起してしまった。そして陳さんの手を掴んで、感情をつき動かして言いました:“あなたは絶対これを乗り越えられる!まだとても多くのことがあなたを待っている。”陳さんは私の情を目にすると、私が彼のために心配するのを恐れて、また私の修煉と大法を証明することに影響するのを恐れて、極力私を慰めました:“私を心配しなくも良いのです。私はあの世には行かないから。”実際その時彼は話すときすでに力がなかった。その後になって、私の同修に対する情が、彼に対する黒い手の迫害を強めていたことが分かりました。さらに、彼の心に負担を負わせました。そして陳さんは自分の様子が私に圧力を与えることを恐れて、私に会おうとしませんでした。 しかし状況は私の想像を遥かに超えていました。土曜日のお昼に、仕事を終えると、急いで彼に電話をしました。その時は、彼の心理状態は割りに正常でしたが、その後彼のところに急いで駆けつけると、彼は挨拶もなく、主意識がはっきりしていませんでした。何回も「自分は今日を越えられない」と言った。また「自分は旧勢力が法を破壊するために差し向けたものだ。」、「ママが私のこの様子を見ると必ず、とても悲しむだろう。」と言いながら悲しく泣き始めました。また「私が家に帰るとママは私を病院に送るだろう」と心配していました。私と李さん、それともう一人の同修は正念を発しながら、法理で彼の正しくない念を直してあげました。暫くして、彼は李さんに家に帰さないように頼みました。李さんはとても厳しく答えました。私は:「同修は現在難にあっているのに、あなたはこんな口ぶりで話すのですか?」と不愉快に思っていました。しかし私は彼女と論争はしませんでした。午後になると、陳さんは突然、また李さんに、「今後どんなことが起きたとしても、あなたは私のために全ての責任を負ってほしい」と言いました。同修の李さんは拒否しました。陳さんは涙を流しながら言いました:“もうだめだ。もうだめだ。最後の要求さえも応じてくれないから、私はだめだ。”李さんは:「あなたが師父の要求の通りにやるのであれば、応じる。」と言いました。当時、私はこのように対峙していくことに我慢できず、「私が承知する。」と、言ってしまいました。私がこの言葉を口に出した途端、一つの圧力が私を襲ってきました。暫くして、私はやっと急に冷静になりました。すぐに自分の念が正しくなく、承知すべきではなかったと分かりました。これは人間の一面で同修を助けようとすることで、承知すると旧勢力の按配を認めることになります。実際この言葉は彼自身の本意ではなく、黒い手が彼に無理に押し付けて、話なさせたのでした。黒い手は同修の思想業力を利用して彼の思想、思惟を邪魔していて、とても当惑させる言葉を言わせました。これらを私は当時まだ悟っていませんでした。後になって、黒い手の真の目的は精神的に圧力を掛けて、私たちの中の一人を押しつぶそうとしていて、また私と同修の間に矛盾を生じさせ、私たち全体の力を弱めることだと気づきました。黒い手はこのとき既に陳さんを迫害する口実を見つけました。それは身近な同修がみな承知してくれることであって、これによって黒い手はもっと勝手放題にしました。 当時李さんは、私が応じるべきではなかったと責めました。私も自分の過ちを責めとがめ、正しい認識を持つようになりました。そして陳さんの明白な一面が言いました:“間違った。間違った。応じるべきではなかった。”と。暫くしてまた言いました:“私はもうだめだ。あれがすぐ来る。”私たちはすぐ掌を立てて正念を発しました。このとき、陳さんは苦しそうに言った:“私はもうだめだ。もうあの世に行く。あ……”また大声で叫んだ:“師父、助けてください!師父、助けてください!師父、助けてください!……”私は当時、彼が絶望して、師父を呼ぶ様子を見ると、心配しました。私たちは直ちに彼に向けて正念を発しました。また彼に自分でも口訣を念じるように伝えました。暫くしてやっと少し落ち着くようになりました。 このとき同修のBさんがやって来ました。陳さんは眼光が停滞してすでにBさんを見分けられませんでした。暫くして、突然陳さんの顔はものすごく恐怖に満ちて叫んだ:“あああ…あれがまた来た!”このとき、黒い手は彼の身体に乗り移ってきて、彼を制御し始めていました。彼は苦しめられて、ベッドの上を転がっていました。ほとんどすぐに転がって床に落ちるところでした。呼吸が苦しくなり、痛くて両手を胸部の前で、しっかり握っていました。私たち4人は絶えず正念を発しました。陳さんが苦しむ様子を見て、私と李さんは涙を流しました。B同修は少しずつ陳さんを無理して支え始めました。このとき陳さんの顔の表情はずっと変わっていました。苦しい表情で、薄暗くて不気味な恐怖に満ちた表情でした。実はあのような目つきは黒い手だったのです。B同修は陳さんに言いました:“あれを否定し、あれを取り除いて!私は李洪志師父の弟子だ。その他の按配は全て要らない、全て承知しない。”そして彼の足を組んで上げました。そのとき彼の顔つきは定まらなく、言った:“役に立つかな?”私たちはみな力強く言った:“役に立つ。”しかし暫くして陳さんは足を下ろしながら、言った:“私はだめだ。もう正念がない。私は自分が誰かも知らない。貴方たちが誰かもわからない。”突然また陰険に笑いながら言った:“ヘヘ……私はやっとこの修煉者を引っ張った。私はやっとこの修煉者を引っ張った。”師父はかつて肝心な時になると修煉できたあの面が役に立つと教えられました。このとき、同修の良く修めたその面が作用を働き始めた。“私は今、時には2人と話し、時には3人と話している。あなたたちは分っていますか?”私たちは答えました:“分っています。”後になって、私たちは、3人とは良く修めた一面、人間の一面と黒い手を指していると分った。 続いて良く修めたその面が話しました:“私の思想は現在1秒しか止れない。大部分の時間は黒い手が話している。あなたたちは必ずはっきり見分けないといけない。絶対に騙されてはいけない。私の目つき、或いは手ぶりから見分けられる。しかも必ず法を以って照らさないといけない。”その時、私は呆然しました。しかし怖がってはいませんでした。しかも良く修めたその面が話すとき法に対してそれほどはっきりした認識を持っていることに驚きました(多くの言葉は既に覚えてない)。私たちは引き続き正念を発しました。このとき、黒い手は既に耐えられなくなり、私たちを当惑させるために、言いました:“私たち2人は今、争っている。2人ともとても苦しい!”黒い手の目的は私たちの情を利用して、私たちに正念を放棄させることでした。私たちは心を動かさなかった。黒い手はまた言いました:“安心して!私たちは2人とも死なないから。” 私は、同修が耐えられないことを心配しました。この一念が他の空間にある黒い手にははっきり見えていました。黒い手は私の正念をゆるがせようとしました。このときB同修が言いました:“自分の主意識を探して、足を組んで。”同修はまるで人間の一面が働いているらしく、独りことを言った:“やはり足を組んだほうが良い。”私たちは彼を励まして言いました:“そうだよ。足を組んでください。”B同修はまた言った:“正念を発して、黒い手を取り除いてください。”突然同修の目つきが陰険になり言った:“私は黒い手だ。あなたたちに私を取り除くことができるか?彼自身はもう放棄した。彼は既に正念がなくなった。私は現在彼と一体になっている。あなたたちが私を消滅することは彼を消滅することである。あなたたちはやはりやめたほうが良い!ヘヘ……”黒い手は私たちの自信を打ち破ろうとしました。幸いに私たちは当時如何なる念も動かしませんでした。黒い手はまた言った:“私と会話しよう!”最初私は同修自身が言っていると思いました。心では、「先ずやめて、話し合うべきではないか」と思いました。この一念が出ると、李さんがすぐ制止しました:“邪魔されないで。”実際黒い手は私たちの注意力を分散しようとしていた。思っていたとおり陳さんの明白している一面が言った:“あれはあなたたちを邪魔しようとしている。”暫くして黒い手が言った:「これほど大きな声だと、隣の人に聞こえたらどうする?ドアを閉めて。」B同修と私、それにもう一人の同修はドアを閉めようとしました。その時、李さんがまた制止しました:“心配しないで、聞こえないから。” 思っていたとおり同修の明白している一面がまた言った:“それは虚像です。”黒い手は何回もやりくちが効かないことを見ると、然し消滅されることに断念せずに、また私達を当惑させようとしました。“役に立たないよ。あなた達ももう疲れたでしょう!貴方たちが彼を助けようとすると、私は貴方たちを引っ張って崩す……”その時、私たちは既に30分以上ずっと正念を発していて、私は少し疲れていました。この時、黒い手は同修の手で私を指差しながら言った:“見て。彼は既にだめだ!”私は黒い手の邪魔を意識すると、直ちに発奮して引き続き正念を発しました。少しずつ同修の人間の一面が意識を戻しました。しかし法を全て忘れていました。私たちはゆっくりと彼に口訣を教えました。彼は常に黒い手がまた来ることを恐れていました。私たちは極力否定してあげました。私たちは小さい子供に教えるように、彼に口決を教え、彼を励ましました。その時彼の主意識は本当にとても弱かったのです。実際その時黒い手は既に取り除かれていのです。残されたのは思想業力の邪魔と虚像でした。しかし当時私はこれについて悟っていませんでした。 夜になっても、陳さんの主意識ははっきりせずに、絶えず「自分は旧勢力が法を破壊しに差し向けたもので、数日経つとと気が狂い、その後に形神全滅する。」と言いました。また彼は既に自分の将来をはっきり見たと言いながら、悲しみ痛むようでした。彼のこの状態を目にすると、私はとても大きな圧力を感じ、こう考えました:「このままだとどうなるか?」と。私は師父の教えられた旧勢力と約束して来たことに関する法を思い出しました。彼が本当に旧勢力と約束したのか、彼には現在正念がなく、旧勢力は本当に彼をこのまま放すのか?そしておととい同修の考えを勘違いして、彼を彼の母親の所に送り、本当にだめだったら彼を病院に送ろうと思っていました。実際はこの全ては虚像で、この一念こそ、また旧勢力の按配を承知することではないのか?もし黒い手が当時取り除かれてなければ、また同修に対する迫害をエスカレートするのではないのか?この一念は師父と法を固く信じていないことであり、旧勢力の按配も師父に把握されているのではないか!旧勢力に天をひっくり返すことはできない。その他にこの一念は同修に対して責任を負わないことでもある。 翌日、同修はなんとか回復すると、主意識が少しずつはっきりして来ました。多くの同修はこのことを聞き、手元の仕事をそのままにして、見舞いに来ました。みな彼を助けて、彼の正念を強くさせました。これも私たち同修が全体と言うことを表したのです。私が同修らに事件の経過を伝えると、彼らはとても驚いて、みなはらはらしていました。その時、私は考えました:「書こう。黒い手を暴露しよう。」家に帰って、自分の思惟を整理したが、本当に難しかった。それに私は、だいたい文章を書く事がとても下手で、しかも多くの細かいことを思い出せなくなったからでした。私は自分の記憶を辿り、また正念を発して邪魔を取り除きました。私がこれらを書くことを邪魔することこそ、あれらは自分たちが消滅されることを恐れている現れだと思いました。師父は≪洪吟(二)震え上がらせる≫で教えられました:「旧勢力は法を敬わず 筆をふるうと狂う大波が消える」黒い手について書く過程は黒い手を消滅する過程です。私は必ず書こうと決心しました。この固い一念の働きで、私はようやく最初の原稿を完成させました。 振り向いてみると、全過程は表面空間でも手に汗を握らせることでした。私には、他の空間での現れは見えませんが、そこでも天地がひっくり返るような変化であったと思う。師父は過去に説法の中で、数回も黒い手が悪人を操って大法弟子を迫害していると教えられました。私は天目が見えない状態で修煉しています。黒い手が、長期に渡って法に対する根本的な認識を向上できない同修の身体に直接乗り移って、表面空間で明らかに現すことを見たことがありません。当時只びっくりして、怖がることもなく、只黒い手を取り除かないと正念をやめてはいけないと考えました。後になって思い出すと、少し怖かった。その後になって、私はやっと師父がいつも私たちを保護されていて、全過程でずっと私たちを加持されていたことが分りました。私たちは基本的に如何なる念も動かさずにしていて、一念が生じても、すぐ消滅しました。心が動じないと黒い手もしょうがなかったのです。 同時に法を正す最後の時期に黒い手の狂った表現を見ました。「窮鼠猫をかむ」という言葉がある。無論この喩えはあまり適切ではありませんが、黒い手は自分が消滅されることをはっきり分りながら、大法弟子を引っ張ろうとしています。私は言葉ではこんな感覚をうまく表現できません。私はまた人間の一面は本当にとても弱く、人が他の空間の生命に制御されることは本当にいとも簡単だと感じました。 このことを通して、私は突然に師父の下記の法を思い出しました。師父は経文「法を正す中で必要なのは正念であり、人心ではない」でこう教えられました:「常人の心があまりにも重い大法弟子よ、私が皆さんを導き歩んでいるのは神の道ですが、一部の学習者はどうしても常人の観念を固守しています。……魔難の中で、宇宙の中の邪悪生命が悪人を利用して大法弟子に加えた迫害を人為的なものだと思っていました。……これは宇宙が法を正しているのです。この世の現れは巨大な天体が法を正すことに席巻された際の、低次元生命が表した態度に過ぎません。人間は神に対して何ができるのでしょうか? 外的な要素がなければ、人間は神に何ができるのでしょうか? 人類社会での現れは高次元生命の制御によってもたらされたことに過ぎません。正念が強く、良く行った大法弟子と比べて、あなたの大法に対する根本的な認識は本当に人間という次元に留まるしかないのでしょうか? それならば、あなたは一体何のために修煉しているのでしょうか?」同修達よ!目覚めてください!これこそ黒い手が如何に私達の同修を迫害しているかを説明しています。 書き出したのは黒い手、及びあれの迫害のやりくちを暴露し、常人の心があまりにも重い同修が人心を放下するよう注意を与えたいからです。みな師父の要求通りに行い、強大な正念を発して、大法弟子と衆生を迫害する全ての黒い手と卑しい鬼を一掃しよう。 以上は個人の僅かな認識です。正しくないかもしれないので、不正のところについては、同修の指摘を願います。 |