日本明慧
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文/オーストラリア・シドニー 劉静航(元の北京市の法輪功学習者) 【明慧ネット2004年10月31日】私は“204事件”の組織者と疑われて逮捕されると、3年間の禁固を科されて、北京市未成年犯管教所に監禁されていた。その間に、未成年犯管教所の裏側に隠されている犯罪事実をしっかり見届けた。 一、 未成年犯管教所の裏側の実情 未成年犯管教所は “未管所”と 略称され、××党の独裁統治の刑務所であり、北京市刑務所管理局に所属し、江氏邪悪政治集団の法輪功迫害の重要な拠点の一つである。 未成年犯管教所という名前から見れば、未成年の更正教育の施設と勘違いしやすいが、私がこの管教所に入れられた時、主人は“法輪功の人は皆素晴らしい人だし、あなたは高い学歴もあるから、未成年犯管教所に入れられたことは、そこの未成年の犯罪者を教育するためではないか”と無邪気に思ったそうだ。しかし、この未成年犯管教所はまさに人間の地獄で、高い外壁に高圧電の鉄条網を張りめぐらし、敷地の四隅に高い監視塔があり、武装警察が24時間銃を持って見張っており、自動開閉の鉄の門を武装警察が守り、門の前に鉄のネットで囲んでいる隔離区が設置されて、中にK字型の監房のビルがある。所内に全自動の監視システムと警報システムが設置されて、全システムが直接に北京市刑務所管理局のネットワークに接続されている。 未成年犯管教所の名前から見れば、18歳以下の人だけを受け入れるはずであるが、実は、2000年〜2003年の間に、ここで拘禁されていた1000人余りの人の中の、70%以上は成年犯罪者であり、しかも、男性と女性が半々でした。つまりここは男女混合型の刑務所である。 未成年犯管教所の中に4つの管理区を分けて、更に10の分区に細分されている。一つの分区に約100〜120人を拘禁している。第一管理区は男性の未成年犯人を拘禁している。第2管理区は成年男性犯人で、第3管理区(6、7分区)は成年女性犯人(未成年者は一人か二人だけ)をそれぞれ拘禁している。第4管理区(8、9、10分区)は全員が成年女性の犯罪者である。外部に対してこれらの情報は全部秘密にされ、公安局派出所の警察も知っていないようである。派出所の警察は私の“出所証明書”の上に未成年犯管教所の赤い証明印を見た時に吃驚して、“どうしてあなたのような年寄の方が未成年犯管教所に入れられたのですか”と、私に尋ねた。 この管教所内部の事は、国外に対しても、もちろん極秘にされている。外国人が見学に来ると、女性受刑者は全員隠される。ある日、男性未成年者を拘禁している東側の9分区で私たち女性受刑者が強制労働をさせられていると、仕事を始めて間もなく、突然作業終了の命令が下された。現場を整理する暇もなく、急いで西側の女性監房に帰ると、部屋の床に座り、立ち上がることも窓から外をのぞくことも禁じられた。何があったのか、その時私たちはまったく分からなかった。後で分かったが、その日に日本からの見学者が来られたそうである。中国の対外宣伝では、中国の刑務所は“類別に管理する”、“男女の受刑者を別々の刑務所に分けている”と言われているから、未成年犯管教所の実情を当然外国の人に見せられない。馬三家労働教養所で18名の女性法輪功学習者が衣服を剥ぎ取られた後に男性犯人の監房に入れられたことが明慧ネットに報じられると、私たちは非常に驚いた。しかし、9分区の看守は“これは作り話だ。我々警察は良く知っている、全国の刑務所は全部男女に分けられており、こんなことはありえない”と話した。だが、未成年犯管教所自身も男女混合型なのに、事実を目の前にして警察は平気で嘘を言っている。 二、 警察たちは法輪功学習者を迫害する成績により昇進された 未成年犯管教所は江××邪悪集団と「610事務局」の法輪功迫害政策を忠実に執行している。2000年11月から2003年2月までの間に、9分区で延べ49名法輪功学習者が拘禁されて、年齢の最年少の人が18歳で、最高齢は72歳でした。 専門に法輪功学習者の迫害を担当する警察もいた。その名前は副所長の金花、第4管理区責任者の黄清華、9分区長の鄭玉梅、9分区副区長の李小娜などである。 この人たちは睡眠の剥奪、体罰、24時間の身辺監視(犯罪人を利用して)、大法経文の偽造、誹謗中傷、詐欺、超負荷の労働、強制洗脳、反法輪功録画の強制観覧と法輪功批判資料作成の強要などの手段で法輪功学習者を迫害している。 また、未成年犯管教所は西城区留置場で絶食している20数名の法輪功学習者の迫害、保安部門が連行してきた法輪功学習者の洗脳、清河茶淀の男性刑務所の法輪功学習者の“転化”、大屯郷610事務局の法輪功学習者に対する洗脳迫害などことを積極的に協力したことで、江氏邪悪集団からの表彰、奨励を受けた。 2001年、9分区は法輪功学習者に対する残酷な迫害により、公安部の“先進団体”として表彰された。北京市政治法律委員会書記の強衛(すでに“法輪功迫害追跡調査国際組織”に調査対象とされている)は何度も未成年犯管教所を訪れて、凶悪の警察を励ました。悪警察の黄清華、鄭玉梅、李小娜などは、法輪功学習者に対する迫害成績によりそれぞれ個人として表彰され、昇進された。 三、法輪功学習者が受けた迫害の事実は江氏邪悪政治集団の犯罪証拠である 未成年犯管教所で拘禁されていた49人の法輪功学習者は、すべて“真、善、忍”の原則に従って自分を律している善良な人ばかりであり、中に労働模範や先進生産者と評価された人も居る。この人たちはただ法輪功の修煉を放棄したくなくて、“法輪大法”の真相を人々に伝えただけで、不法に処罰された。 江××邪悪政治集団が法輪功に対して起こした残酷な弾圧は、誹謗中傷やでっち上げの嘘の宣伝によって維持されている。彼らは国民や国際世論に真実が知られることを非常に恐れている。迫害の真相を隠すために、彼らは真相を伝える法輪功学習者を逮捕、監禁し、インターネットの通信を監視するなど、様々な手段を使っている。 2000年2月4日の旧正月に、千人余りの法輪功学習者は毅然として天安門広場で“法輪大法が素晴らしい”などを書いている横断幕を掲げて、正々堂々と法輪功の真実を世の人々に伝えた。この事件は極めて大きな国際影響をもたらした。これに対して、江××は恐怖を感じると、気が狂って、徹底的に調査と事件の組織者を早く摘発するように強く求めた。これはいわゆる“204”重大事件である。法輪功の修煉は組織も無ければ、組織者もいないから、江氏邪悪政治集団は、すべての国家権力を駆使しても組織者を見つけられなかった。そこで、勝手に私と李淑英さん、李潔さん、密筱平さん、梁朝暉さん、閻海智さん、楊喜亮さん、胡国平さん、何維志さんなどの9人を組織者と決め付け、私と李淑英に3年の刑罰、李潔に5年間の刑罰を与えた。 未成年犯管教所に二人の軍人の法輪功学習者も拘禁されていた。一人は空軍指揮学院の教授、博士指導教官の劉錫珍さんであり、もう一人は陸軍総病院の正師級の産婦人科医師の李超然さんである。劉錫珍さんと李超然さんは他の法輪功学習者と相談して10月1日の国慶節に天安門で請願を行うことを考えていたから、人に密告されて逮捕された。そして “天安門で法輪功の活動を謀る”という“罪名”で、それぞれ5年と4年の刑罰を科された。 江氏集団は、情報封鎖を突破して真相資料を伝える法輪功学習者を最も恐れている。これらの学習者に対して、手段を選ばずに逮捕し、重い刑を掛けるように指示した。法輪功学習者の穆春燕さんは真相資料の印刷により、7年の刑罰、郭淑静さんと張立新さんは3年の刑罰を科された。 清華大学の修士、27歳の姚悦さんは、電子メールと自動制御の風船を利用して法輪功の真相資料を人々に配ったことによって、12年間の刑罰を科された。 姜昌鳳さんは、72歳の高齢者で、国家のために一生を尽くした退職幹部であり、法輪功の真相資料を印刷している学習者のためにご飯を用意しただけで、10年間の禁固刑を科された。彼女の夫の于長新さんは空軍の軍級の幹部で、かつて法輪大法研究会の成員だったから、18年の刑罰を科された。国家に一生を貢献したこのような功労者は、ただ法輪功の修煉を堅持するだけで、江氏集団にこんなに重い懲罰を科せられたことに、一般の受刑者たちさえも納得していない。 許娜さんは、1990年に北京放送大学テレビ制作学科を卒業した後、油絵の画家として活躍しており、かつて国内と国外で個展を催したこともある。2002年に許娜さんは妹に読ませるためにインターネット上の資料を利用して1冊の法輪功の真相資料を作ったため、5年間の懲役を科された。 平谷山岳地帯に住んでいる農村の女性の?××は、とても純朴、質素な人であり、ご主人と共に法輪功を修煉している。彼女は法輪功の真相資料を配ったことによって、指名手配された。夫婦は山の中に隠れて一年余り生活していたが、結局、逮捕されて刑務所に入れられた。家に幼い子供と80歳のおじいさんだけを残しており、経済収入がまったくなく、生活がかなり苦しい状態に陥っている。 江氏邪悪政治集団が、私たち49人の法輪功学習者に被せた“罪名”は、インターネットを利用して資料の閲覧やコピー、法輪功真相資料を、配ったり、天安門での請願などのようなものであった。これらのいわゆる罪名は、法制国家に保証されるべき基本的人権ではないか?同時にこれも××党が自分で制定した憲法の中に保障されている公民の基本的権益である。江沢民が憲法を守っている公民の行為を犯罪と決め付けることは、ちょうど彼自身が個人の意志で憲法を改竄し、憲法に違反する証拠になっている。これらの法輪功学習者に被せた“罪名”は、まさに江××の犯罪行為の動かぬ証拠である。 (中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/10/31/88024.html) |