毒ガスよる虐待〜泰安市公安支局南関派出所
【明慧ネット2004年11月8日】侯慶園さん(41歳・女性)は、山東省泰安市の機械電子専門学校に勤務する教員である。法輪大法の修煉を堅持した為、かつて、不法に労働教養所に2年間収容された経験がある。2004年7月4日、再び泰山区公安支局南関派出所の警官により、強制的に連行された。
派出所では手錠を掛けられた上、一室に閉じ込められた。そして、自白をさせるために、毒物の入った水を飲むよう、警官に強いられたが侯さんは拒否した。警官は強引に彼女の口をこじ開け、飲ませようとしたが、上手くいかなかったため、その水を彼女の体にかけた。夕方になると、毒物を浸したカーテンを窓に掛けられ、更に毒物で濡らした雑巾と制服も室内に吊され、扇風機を使用して風を送るようにされた。それは、一夜中に渡って行われた。
翌日の午前、警官は侯さんが想像以上に耐えているのを見ると、二人の受刑者に乱暴を働くよう指図したが、この二人は室内に充満した毒性ガスに耐え切れず、2分もいられなかった。また、侯さんが、このような極限とも言える情況の中でも、法輪功の素晴らしさと、法輪功がいかに人を良い人間とさせるか等、といった理を説明したため、二人の乱暴を働く気も萎えたのであった。
ところが、警官らは諦めることなく、再度この二人を脅かし、その中の一人をそそのかしては、狼藉を働かそうとした。その時、侯さんは毒性ガスによって、部屋中に嘔吐をしていたため、この受刑者はあまりの匂いに我慢できず、部屋の外へと跳び出していった。警官らはやむなく、そのまま行かせた。
しかし、警官らは既に正気を失っており、毒入りの線香に火を付け室内に置いた。部屋中に毒性の煙が充満し、侯さんは、いぶされて頭は張り、眼球は針で刺されたかのような痛みが走り、涙が止まらず目を開けることが出来なくなった。それでも、警官らは、1本また1本と続けて毒入りの線香に火をつけた。ほぼ40時間が経過した、3日目の午前10時を過ぎたころになると、侯さんは視覚がぼんやりとし、意識が朦朧とし、すべてが幻のように感じるようになってしまった。
2004年9月23日、侯慶園さんは、泰山区裁判所により不法にも9年の判決を下された。直ちに上告をしたが、泰安市中級法院は“前回の判決を支持する”という不当な判決を下した。その後、侯さんは南関派出所から肥城留置場へと移送されたが、精神は朦朧とし、ほとんど意識不明の状態であった。40日も過ぎた頃から、やっと回復の兆しが見られるようになった。
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/11/8/88665.html)
|