甘粛労働教養所の暴行:9日間手錠をはめる
「三書」(注1)を書くことを拒み打ち殺される
【明慧ネット2004年11月21日】甘粛張家川県の法輪功学習者が、甘粛労働教養所と現地の不法人士より被った、残虐な体刑、罰金、強制連行などの迫害例について記述する。
1、 政治科係長:「死ぬまで殴り、法輪功を修煉したため自殺したことにする」
段小珂さんと夫の高成さん夫婦は、陝西省宝鶏に居住し、張家川県竜山鎮で理髪業を営んでいた。高成さんは、2000年3月不法に5,000元の罰金を徴収されたことがある。2000年7月、段小珂さんは、北京へ陳情に行ったために逮捕され、2ヶ月間も拘留された上、3,000元を強請り取られた。2001年、竜山鎮派出所の警官によって、家宅捜査をされ、3,000元の預金通帳と700数元の現金を没収された。警官は帰り際に、法輪功学習者の全財産を没収するという上層部の政策であると言った。この一言のみで、何の手続きも無く金品を奪った。
2002年3月5日、竜山鎮の大通りで、大量の真相材料が発見されたという理由により、段さん夫婦は、再逮捕された。同時に、張潤さん(男性)も逮捕された。自宅は家宅捜査をされ、3ヶ月も拘禁された。その後、街中を引き回しにされた上、全県の公評会において拘留すると宣告された。尋問の際、政治科の係長である馬効武が、ドアを閉めた上で、彼女を殴りながら、他の警官に対し、「死ぬまで殴れ。もし、打ち殺してしまって中央へと訴えられたとしても、何も出来ない。法輪功を修煉したために、自殺したと言えばいい」と言った。彼女の顔は腫れあがり、歯は打ち落とされ、数日間食事をすることが出来ず、その痛みに眠ることもできなかった。
馬効武は、夫婦が支払えるお金が無くなったことをみると、二人に労働による再教育1年を言い渡した(2003年9月5日〜2004年9月5日)。また、段小珂さんを迫害した凶悪な警官には、甘粛省労働教養所一所七隊(女子チーム)中隊長の劉勝、大隊の政治工作員である敬雪鳳らがいる。
高成さんは、四大隊に入所させられ、労働による再教育をされた。中隊の指導員である王緒興(通称:王大炮)は、極めて残忍であり、四大隊に拘禁された法輪功学習者の大部分は、彼の残虐な体刑を受けたことがある。王緒興は、その行為により昇進し、現在、六大隊の副大隊長を勤めている。
2、 張小娥さんは、後ろ手による手錠嵌めという残虐な体刑を9日間被った
張小娥さん(女性、張家河県馬関郷居住)は、2002年3月、不法に甘粛省労働教養所二所(蘭州安寧区)における二年間の労働による再教育を課せられた。その期間中、公安部門警官王永紅に、めった打ちにされ、何度も意識不明になった。また、9日間も鉄製の寝台に手錠を掛けられ、立つことも座ることも出来ず、ただしゃがむことしか出来なかった。そして、トイレに行った時に、他の学習者も手錠を掛けられ皆苦しめられ、やつれているのを見た。彼女たちの臀部から足まで青紫色の傷跡だらけであった。彼女の足も打たれて青紫色になっていた。傷口は化膿してしまい、トイレに行っても、ズボンを脱ぐことさえ満足に出来なかった。
張さんは、善成蘭さん、王玉霞さんらと共に、壁面の図画を塗りつぶし、その上に「法輪大法は素晴らしい」を書いた。しかし、その行為により、労働による再教育期限をそれぞれ4〜6ヶ月延長させられた。更に、警官による虐待はエスカレートし、壁に向かい立たせるという体罰を科し、眠ることを許さなかった。王玉霞さんは、半月もの間眠ることが出来なかった。
3、 天水市の陳桂蘭さんは「三書」(注1)を書くことを拒んだため打ち殺された
2002年9月27日、天水市の学習者陳桂蘭さん(女性)は、「三書」を書くことを拒んだため無残に打ち殺された。また、天水北道の何貴琴さん(女性)は、「三書」を書かなかったため、腰を伸ばせなくなるほど殴打された。1ヶ月近くもの間、腰を曲げた状態で、壁伝えに歩くしかなかった。
注1:法輪功修煉を放棄させるために強いる「保証書、懺悔書、転向書」のことを言う。
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/11/21/89685.html)
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