日本明慧


大法と巡り合った裁判官

  【明慧ネット2004年12月1日】何年か前、私は親戚の訴訟のため、ある裁判官と知り合いました。彼との最初の出会いは、修煉者でない姉と一緒に訴訟の事について相談しに行った時のことでした。話し合っているうちに、裁判官は穏やかで、割に正直そうな人だと感じました。その時の私は彼に法輪功のことを伝えなければと気が重い状態でした。

 私は裁判所という所は邪悪に最も厳しく制御され、しかも、被害が最も大きいと知ったので、この所も黒闇から抜け出させるべきだと思いました。しかし、身の安全を考えるとなかなか口に出すことができませんでしたが、最後に別れる時、気をとり直して一部の真相資料を彼に渡して、この資料をじっくり見ていただくようお願いしました。帰る途中で、姉からの説教が絶えず、自分がやっていることは大胆過ぎる、万が一彼があなたを告発したらどうしたらいいのかと散々言われました。本当は自分でもうろたえており、だが慈悲心をもって人を助けるということは、これは最も理に叶うことであると師父のお教えに従おうと、また師父は必ず私のことを見守ってくださっていると思うと、ふと落ち着いてきました。

 2回目に会った時、彼は意外にもとても喜んでおり、私に感謝しているようでした。次に彼はこう言いました。「1999年7月20日、法輪功の迫害が始まった時、この迫害運動に自分も参与しました。そして法輪功に関する書籍を寄せ集めている際、好奇心から本を一冊こっそり隠しました。この本を読み終えた時、別に良くないという感じはしませんでした! 高圧的な政策の下であり、また修煉できるとは言いがたい環境でもあり、それに功法の動作も知らないし、修煉したくても修煉できません。隣人の一人が法輪功をやっていることは知っていましたが、自分の特別な身分のせいで、隣人から遠慮されており、自らも隣人に迷惑をかけることを恐れました。この修煉しようかどうしようかという状況下で相当悩んだ末、とうとう諦めてしまいました。この前、真相資料をもらった時とても嬉しく、今日はじっくりと読んできました」。今回、私達はいろいろ話し合いました。私は自分の知っている真相や自分の修煉体験などできるかぎり伝えようとしました。こうして、彼は修煉の意志を固めたようで、今度こそ諦めないと表明しました。

 その後、正法の迅速な展開につれ、彼も法を学び修煉を深めようと精進するようになりました。彼は自分の特別な環境と身分をうまく利用して、師父のお教え通りに、正法時期にすべき3つのことをきちんとこなしています。私は彼の精進ぶりを見て感動しました。それは師父の慈悲で以って苦から済度すること、この大法の神威こそが、彼を正法修煉の道に辿り着かせたのでした。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/12/1/90472.html