日本明慧


師父への堅信をもって関を次々と乗り越える(二)
中国における第一回書面による大法弟子修煉交流会より

 文/大連大法弟子

 (2)馬三家強制労働所に不法留置される

 師父は私に良く行なうよう、励みのヒントを与えた

 姚家看守所にて私は三年の強制労働の刑を言い渡され、名高い馬三家強制労働所へと送られました。馬三家労働所に着いて、私は非常に憂鬱でした。そこは邪悪が最も集中している処であると想い、何時脱出出来るのか分かりませんでした。私の言動は大法弟子のようではなく、常人の状態に落ちてしまいました。ある晩夢の中で師父が私にヒントを与えて言いました、「大法弟子は如何なる環境においても、大法弟子としてのイメージを示すべきです。自分の言動を検討し、大法弟子として相応しいものかどうか見なさい」。私はショックを受けて目覚め、自分を検討し、内面を見、自分が良く行なわなかった為にここに来ることになってしまったのだと、想っていることに気付きました。私は既にここに居るのだから、大法弟子が行なうべきことを良く行なうべきでした。それ以来、私は自分が大法弟子であり、衆生を救い、法を正すことで師父を助ける為に来たのであることを、いつも覚えるようになりました。

 経文を伝える

 馬三家強制労働所に居る間多くの大法弟子は、師父の経文、特に最近のものを長い間見たことがありませんでした。大法弟子達の間に密かに廻されていた、所謂記事は偽物でした。そのような邪悪の環境下にあって堅い正念を保つには、師父の法から一刻も離れることは出来ません。私はこの点の重要さが深く理解出来ました。当時私は師父の新経文の多くを暗唱することが出来ましたので、邪悪と妥協するのを拒んだ同修達にこれらを伝えようと決心しました。

 二人の監視人が常に私を監視しており、何処へ行くにも附いて来ました。師父の経文を伝える為に、私はまず彼女等に眞相を伝えなければなりませんでした。彼女等の一人は表面的には洗脳されていましたが、内心まだ師父に対する信念がありました。私はまもなく彼女を正し、彼女は私が経文を廻すのを手伝い始めました。そうするには適当な場所が必要でした。廻りを見回して部屋の隅の魔法瓶が置かれている処が、最も往来が頻繁でした。私は魔法瓶の隣のベッドで寝ることを、勝手出ました。そして洗脳されていない弟子が水を取りに来ると、私は短い経文を床に置き、彼女等が持っていくのでした。

 長い経文は書くのにより多くの時間がかかり、伝えるのがより困難でした。大法弟子達を見張る目が多過ぎ、それが私が書くのを困難にしました。私は他の方法を考え始め、内心師父に助けを求めました。まもなく方法が見つかりました。部屋には二種類の人が居ました: 洗脳された人と、洗脳されていない人。彼らはしばしば互いに喧嘩し、それはチームリーダーを苛立たせました。私は進み出て彼女に、室長同伴で喧嘩を解決する為に、洗脳されていない者達と話がしたいと言いました。チームリーダーが同意した後、まず私は室長に眞相を伝えました。彼女は表面的にのみ邪悪に妥協していました。彼女の助けをもって、洗脳されていない同修達と話しながら、その機会を利用して私は師父の経文を彼女等に暗唱しました。

 経文を伝え終えた後、私はチームリーダーにもう一つ要求しました。洗脳された者達が師父や大法を罵るのを許すべきではないと。従ってチームリーダーは、"室内では誰も自分の観点を表現してはいけない" と命令しました。その後室内は平和になり、チームリーダーは私に大変感謝しました。

 師父は言いました、

 "理性をもって大法を証明し、智慧をもって眞相を伝え、慈悲をもって法を広め、人々を救い済度し、これは即ち覚者の威徳を築き上げています" (理性、精進要旨)

 法を証明するには、向こう見ずなやり方ではなく、智慧を用いなければなりません。経文を伝えるには、その意志がある限り、師父が全てを按配してくれると私は感じました。大法弟子が大法の為にやろうとすることを、何が止めることが出来るでしょうか?

 原則問題においては一歩も譲らない

 馬三家強制労働所において、"洗脳された" と言われる多くの弟子達は、実はただ表面的にそう見せているだけでした。これらの弟子達は、早く労働所から脱出肢したいか、それとも迫害を恐れて、洗脳を受け入れたのでした。理由が何であろうと、私にはそのようなことは邪悪に妥協することであり、間違いであると想えました。だから馬三家強制労働所において、私は原則問題においては一歩も譲らず、決して妥協しませんでした。彼女らが師父や大法に対してどのような手段を用いようと、私ははっきりと見破ることが出来、彼女らが修煉をしているかどうかが分かりました。原則問題と関係無いように見えることでも、実は裏で関係していました。このことは、発生する一切のことを、冷静に対処することを私に要求しました。法を証明する目的に達するには、頭をはっきりさせるべきでした。

 私達のチームにいる洗脳された女性が、片方の目に重い病気がありました。チームリーダーは、彼女の治療のためにお金を寄付するよう、皆に呼び掛けました。私以外は、皆従いました。チームリーダーは私に、何故寄付しないのかと聞き、少しだけでも良いと言いました。私は彼女とそこに居た人達に言いました、「彼女は師父と大法を罵りました。これは彼女が業の報復を受けているのです。もしも彼女の為に寄付をすれば、師父と大法を罵ることと同じではありませんか? これは原則問題です。彼女の為に寄付するべきではありません。それに私はお金を全然持っていません。彼女は江に従った為にこの病気を患っているのですから、治療費を江に要求するべきです」。私は、大法に反対すればどのような結果になるのかを、彼女等に知って欲しかったのです。これは又、邪悪な行ないをする人と、洗脳を受け入れた人に対する警告でもありました。

 私が馬三家強制労働所に着くとまず、チームリーダーは囚人達に私を洗脳するよう励しました。一人で来た者も居れば、組になって来た者も居りましたが、私は全てを強く拒否しました。後で大蓮から来た車利という名の洗脳された女が私に近づいて来ました。彼女は人を洗脳することで秀でているのでした。部屋に入って来るなり、彼女は私と握手しようと手を延ばして来ました。私はすぐに両手を後ろに廻し、彼女に言いました、「私はあなたと握手をしません。あなたは汚染されており、私と握手する資格がありません。馬三家強制労働所中で、私はあなたのことを最も見下しているのです。あなたは他の人を騙すことによって、あなた自身をも騙しているのです。馬三家に着くなりあなたは洗脳を受け入れ、釈放されるなり態度を変えるのです。自分が洗脳されただけでなく、あなたは他の人をも洗脳します。何人の人をあなたは洗脳し、大法に対立させたのですか?」彼女は私の非難にとても当惑しました。それ以来私を洗脳しようとする者は居ませんでした。

 眞相を伝える

 看守所においても、強制労働所においても、私は一つ一つの機会を逃さず、眞相を伝えるよう努めました。人と話す機会さえあれば、私は話題を江沢民の大法迫害に変えることが出来ました。ガードであろうと、洗脳された人であろうと、私は眞相を理解させる為に、異なった方法を用いることが出来ました。多くの人が私の友人となり、皆私の話を聞くのが好きです。大法は、異なる聴衆に異なる方法を用いる智慧を私に与えました。

 私が良く行なった時、師父は私を家に帰らせる

 強制労働所の何重にも重なった鉄門に対面し、私は師父を信じました。私が良く行なうことが出来る限り、師父が一切のことを決めてくれます。チームリーダーが私に言ったことがあります、「老女よ、三年ですよ。態度を変えないなら、三年間ここに居るつもり?」私は言いました、「私がどのくらい此処に滞在するかは、私の師父が決めることです。師父が私を帰宅させるなら、誰も止めることは出来ません。大法弟子が行なうべきことを良く行なう限り、私は三ヶ月以内に家へ帰ると確信しています」。その時多くの人が近くに居り、皆これを冗談であると取り、誰も真剣には取りませんでした。

 全ての経文を伝え終えた後、ある朝三時頃私は師父の夢を見ました。夢の中で師父は優しく私の肩を叩いて言いました、「あなたは家に帰りたいですか?」私は涙を流して言いました、「師父、私は夢であってもいいから帰りたい程ですが、どうすれば帰れるでしょうか?」師父は言いました、「あなたは此処で良く行なって来ました。今日帰らせてあげましょう」。そして私は目覚めました。私はこのことを側に居た人々に言いましたが、皆これを気違いの冗談と見做しました。まもなく部屋中の者が目覚め、何が起きたのかと、私に聞きました。私が彼女等に夢の話をすると、洗脳された者達は皆私をからかい笑いました、「何とばかげた話だこと! この労働所には何重にも重なった鉄門があるのよ。どうやって脱出出来るの?」私は厳粛に言いました、「師父の言葉は法です。師父が私を帰らせてくれるのですから、私は今日きっと帰るでしょう」。

 その日の午后三時頃、労働所は私に家へ帰って良いと通告しました。師父と大法への堅い信念をもって、私はついに馬三家強制労働所から、正々堂々と出て行ったのです。

 法を正す修煉において、まだまだ多くの出来事があります。師父への堅い信念により、私は次々と難関を越えました。法を証明する途上の最後において、私達は師父が行なうよう言った三つの事を良く行ない、共に精進しましょう。

 適当でない事がありましたら、御指摘ください。


2004年12月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/10/14/86370.html