師父が見守られる中、十日間で魔窟を脱出した
【明慧ネット2005年1月15日】2004年12月、地元の悪党らは突然私と連絡を取り合っていた学習者達を拉致しました。私は状況を知ってからも大法の真相資料をすぐに移転しませんでした。その後、悪党らが私の家に押し入ってきて、数時間互いに睨み合いの状態が続きました。しかし、私は正念をしっかり持たなかったため邪悪は私の隙につけ込みました。彼らは数人で一気に私に飛びかかって来ました。何人かが私が逃げられないようにきつく抱きつき、他の数人が私をそのまま引きずり、車に乗せました。私は拘置所へ送られ、不法に監禁されました。
私は拘置所に監禁されている間心はしっかりして、落ち着いていました。私は多く考えずに、ただ他の空間にいる大法を迫害する邪悪な要素に対して正念をもって取り除き、そして、拘置所にいる人たちに大法の真相を話すことに専念しました。私自身は拘置所に長くいないと固く信じていたので、とにかく時間を無駄にせず、彼らが大法の真相を知ってもらうことに励みました。
はじめは、悪党らが私に対して取り調べをしたり、審査をしたりしました。彼らが行った不法行為を合法的にするため、彼らが言っている「証拠」をあれやこれやと読み上げ私に聞かせました。私は彼らに向かって、「それらの紙くずをしまいなさい。」と突き帰しました。すると「資料はどこから持ってきたのか?」と聞かれました。私は考えもせず「私が話すとでも思っているの?」と微笑みながら聞き返しました。彼らは私の態度を見て、すぐに大勢で私を取り囲み、いつもの邪悪な手口をやり出しました。私は彼らに向かって大笑いして、「あなた達は知らないの。以前はあなた達よりも数倍も大きい人が今と同じように私にかかってきたけど何の効き目もなかった。信じなければ私を監禁した刑務所に電話してみればいい、彼らは私から逃げるのに精一杯だった!」と言って、私は拉致されてから直ぐに水も食事も絶ちました。決して邪悪に隙を与えず、幻想は与えませんでした。暫くすると、このままだと彼らは何も得ることが出来ず逆に自分達は引っ込みがつかなくなると分かりました。
私は大法の修煉を堅持したため、ここ数年間何度も迫害を受けました。拘置所に多くの看守と警察官が私のことを良く知っています。彼らは大法弟子が皆良い人であることも知っているし、大法弟子の正念を持つ正しい行いに敬服しているので、大法弟子に対して自ら悪事を働きたくないのです。少数の悔い改めようとしない極悪な悪党だけが善良な学習者を迫害し続けているのです。彼らは私に対してどうこうしようとは考えていません。ただ形式的なものを維持しているだけです。一部の人さえ私に「我々にはどうしようもないのだ。どうすればいいのか教えてくれ?」と言って来ました。私は彼らの立場を考えてこう返事しました「あなた達には抵抗できない圧力が暫く残りますが、できる範囲内で私を手伝ってくれればいいのです。」 すると彼らが「出来る範囲内って、どのように手伝えばいいのですか?」と尋ねました。私は微笑んで答えませんでした。私は自分の中で「私の行動であなた達はその回答を見つけるでしょう。」と思いました。
三日を過ぎた頃、周りの人々が大法の真相を知り、一部の人が「あなた達の意志の強さには参りました。とても考えられません!」と敬服しました。ある人は私に「私も大法を学びたかったのですが、あなたの経験を知ったら、あまりにも恐ろしく思いました。やはり修煉は難しいです!」と囁いた人もいました。私は彼に「皆さんの中で大法を学びたい人がいることは知っています。同じような圧力にかけられるのが怖くて学ぶことを拒んでいることも知っています。今の時期は特別な時期です。一気に私たちと同じ状態に達することは難しいですが、今後はこのような悪霊的な圧力はなくなるので、沢山の人が大法を学ぶことを期待しています。」と話しました。
4、5日後、悪党らは待ちきれず、私を病院へ連行しました。私は非常に衰弱していて、まるで血管も乾ききったように注射針を刺しても血液を取ることができませんでした。病院側は私の口や鼻に管を差込み、強引に流動食を流し込もうとしました。私は血圧が低く全身が冷たくなっていました。かなり時間をかけて力を蓄えてからやっと話すことができたほど衰弱していました。私は正念を発したり、法を暗唱したりして日々を過ごしました。気力があれば側にいる人に大法の真相を伝えるようにしました。同じ病室の患者の家族は香港に行ったことがあり、彼女は看守と拘置所の職員に「香港では法輪功を修煉する人が沢山いて、弾圧されることはないのです。法輪功は江XXに迫害されていると皆が言っています。国内の情報とは全く違う話になっているのです。」と話しました。看守は「国情が違うからだよ。法輪功は香港とマカオでは合法的になっているけど、ここではそうではないのだ。」と言葉が返ってきました。師父が苦心して皆に真相を知る機会を按配してくれたと考え、私は看守に向かって話しました。「ここは病院ですから、気管の切開手術をした人が一週間で話すことができるかどうか医師に聞いてみてください。『焦点訪談』のテレビ番組で、病院の医師が天安門で焼身自殺をした劉思影という女の子が全身大火傷の上、気管切開の手術まで受け、今は呼吸器に頼らなければ呼吸ができないと話したのに、その女の子は手術をして四日も経たないうちに新華社の記者のインタビューに流暢に答えていました。更に綺麗な声で歌を歌いました。考えて見て下さい、これはありえますか? 演技をしているとしか考えられでしょう? しかも、前もって用意をしていなければ、一分も経たないうちに数十人が消火器を持って現場に現れることができますか…。」言うまでもなく、彼らはこのような話を始めて聞きました。皆は声も出さずに呆然としていて、私の話を考え始めました。
しかし、また誰かが「法輪功の修煉者が一家全員を殺害したと言う報道をテレビで見ました。」と言い出しました。私は彼に「法輪功修煉者は絶対に殺生してはいけません。自殺も殺生になり、罪を犯すことになると、我々の師父がはっきりと言っておられます。考えてみて下さい、普通でも誰かが一家全員を殺害すれば、その人は決して死罪から逃れることはできません。しかし、共産党はその人に自分は法輪功を学んだから殺人したとテレビで言ってくれれば、犯した殺人の罪を精神病という名義で帳消しにして裁判にかけないばかりか、大金を与えると唆したら、殺人犯はどちらを選択すると思いますか? 答えはあまりにも簡単です。」 彼らはまたも呆然としました。私は続けて「共産党は今までずっとこのようなやり方でやってきているのです。」と話しました。同じ病室の患者は周りの人に「そうよ、全く共産党が作り出したでっち上げです。」と話しました。病室にいる見舞いに来ている患者の親戚友人や拘置所の職員たちも皆ざわざわと議論し出しました。
また沢山の人が真相を知ったことで私も嬉しくなり、再び法を暗唱し始めました。エネルギーを蓄えて、次の真相を伝えるために準備しました。ある人が「あなたがいくら正しくても、命がなければ真相を伝ることもできないでしょう! 共産党の飯は食べない、水は飲まないでは生きていけないでしょう?」と言い聞かせるように私に言いました。私は「私は共産党の飯を食べないと言っていません。共産党は人民の財物ばかり奪っています。共産党の飯は全て人民から奪い取ったものです。共産党は人民を騙し、群衆を迫害しています。共産党の命さえ人民からの借りものです。私はご飯を食べます。しかし犯罪者が牢獄で食べているご飯は食べません! 私は良い人になるようにしているだけです。罪はありません。誰も私を犯罪者扱いすることは許しません。私は家でご飯を食べる権利があります。牢獄にいるときだけ食事をさせ、牢獄にいなければ食事をさせないこと自体が犯罪です。それは許されないことです。多くの人は邪道は正道に勝てないことを信じなくなっていますが、私は邪道は正道に勝てないことを証明して見せます。近いうちにあなた達はきっと分かるようになります!」と話しました。
このように、私は自分の不足と問題点を内に向かって探しながら、正念を発し邪悪を取り除き過ごしました。九日目に、私は師父及び大法の強大な力が私を包囲した邪悪を打ち破ったことを見ました。慈悲なる師父が衆生を救い済度する機会を再び私にくれました。十日目に家族が私を迎えに来ました。
私は師父及び大法の限りない力と慈悲を再び経験し実証しました。私が衆生を救い済度できるように師父及び大法が私に力と知恵と機会を与えてくださいました。私は必ず与えられた機会を十分に活用し衆生を救い済度します。沢山の学習者も私と同じような経験を持っていると思います。しかし、それでも私はこの経験を書き出したいのです。私はやはり言いたいのです。 「師父、ありがとうございます!」
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/1/15/93526.html)
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