ニューヨークへ:マンハッタンで続く残虐な体刑展
文/トロントの法輪功学習者
【明慧ネット2004年9月17日】時間は飛ぶように過ぎ去り、あっという間に、マンハッタンにおける残虐な体刑展が始まって、三週間が経ちました。毎日同様な事を繰り返しているのですが、世間の人が変化していることを見ることができ、私たちも高まっています。
* 心の中の感恩
2004年9月8日、一夜の大雨で空気は湿っていて、朝の空はどんよりと曇っていました。霧雨が降る中、私たちは依然として残虐な体刑展を行うために、五番街にやってきました。午後一時過ぎ、雨風ともに強くなり、全身濡れてしまった弟子たちの体に、冷たい風が吹き付けました。大法弟子たちはその場を動かず、正念を発して雨の中残虐な体刑展を続け、中国で発生している法輪功学習者に対する迫害を、世間の人々に展示しました。
私は座って雨に打たれながら、雨風に急かされるように、足早に過ぎて行く人々を眺めていました。心の中で「世間の人々よ。足を止めてください。雨に打たれている大法弟子を見てください。彼らはあなたたちの未来のためにやってきたのです」と言いました。
翌日、陽の光が美しくしいのですが、風はまだ強く吹いていました。残虐な体刑展が始まる前に、既にとても多くの人が集まってきました。そして、多くの人が進んで尋ねてきました。真相について話をしていた、あるヨーロッパの学習者は丸一日中話し続け、話せば話すほど元気になっていきました。交流会のときに、皆は「世間の人々は、昨日私達が雨に打たれていた様子を見て、今日真相を聞きに来たのです。だから、どんな困難にあっても、絶対にこれを続けていくべきです」と言っていました。
残虐な体刑展の前に集まった人々を見て、私たちの心の中では限りない感恩が生まれました。師父を手伝い、法を正すと共に、人々を救う千載一遇の機会を与えてくださった師父に感謝致します。
* 進んで資料を取っていく人々
週末、私たちが街角で真相について話していると、たくさんの人が自ら進んで資料を取ってくれました。彼らは「仕事に行くときにいつも残虐な体刑展を見て、何が起こっているのだろうと思ってここにきました」と言っていました。
* 中国の大法弟子たちと共に生活をしている西洋の弟子
私たちの中に、一人西洋人の弟子でコニーという名の女性がいました。彼女は毎日私たち中国人数十人と共に生活していました。彼女は一言も弱音を言うことはありませんでしたが、彼女が直面している心性の試練は小さくはありませんでした。お互いに生活習慣が異なり、言葉の問題もあり、私たち中国人の学習者の中には、彼女と深い交流ができる人は、ほとんど一人もいませんでした。私たちの英語の話し方も、時々とても失礼であったかとも思います。
彼女は、はじめは横断幕を掲げたり、煉功をしたり、物を集めたりしてばかりいました。私は彼女に、「コニー、みんなに真相を話してくれませんか?師父は英語が話せる学習者は、みんな真相を話すように、とおっしゃっていましたから」と言いました。すると彼女は怒った様に、「みんな英語が話せるでしょう」と言って、私の言ったことを無視して、彼女の仕事に戻りました。
翌日、彼女は資料を持って、展示場の前で配りながら真相を話していました。丸一日中話し、昼も休みませんでした。その後地下鉄で一緒に座った時、彼女は私に言いました。「師父は英語が話せる人は、みんな話すようにおっしゃったと、あなたが教えてくれたので、私は今日のようにすべきだと思いました。真相を話していると、とても嬉しくなりました。軽やかな踊りを踊るように、近くを通った人一人一人に、「もう中国での法輪功学習者に対する迫害についてご存知ですか?」と尋ねました。もし、彼らがさらに知りたかったら、引き続き話し、もし聞きたくなかったらそれでもかまいません。少なくとも彼らは私が尋ねた言葉の中の事実を知ったのですから」。私は「あなたは本当に立派です。今日一日中話し続けていましたね。途中で一休みすればよかったのに」と言いました。すると、彼女は楽しそうに、「もう遅いですよ。今日はもう終わったのよ」と言いました。
二日後、突然二人の警官が展示場にやってきました。私たちが道路を占有したので、近くのビルの人から、苦情が出たというのです。道路使用許可証には、道端の隅のところと記載されていたため、私たちに隅へと移動するよう言いましたが、コニーは、ずっと彼らと話をしていました。筋の通った冷静な話し方であったため、最後には警官も私たちの場所を縮小しただけで、道端で煉功をすることも認めてくれました。
その後、コニーは自ら二人の弁護士に電話を入れ、法律の問題を相談しながら、真相についても話をしました。交流のときに、コニーは「どんな人であろうと、どんなに悪い目的で来た人であろうと、私は彼らがみな真相を知るために来た、とみなしています。真相を話す中で、彼らはみな変わってきたことに、私は気づきました」と言いました。また、こうも言いました。「真相を話していたときに、ごく普通の老人に会いましたが、彼は、私はある会社の理事長です。法輪功のために何か良いことをしたいのです、と言いました」。
美しく、整った顔立ちで、顔色もつややかなコニーを見て、誰が60歳を超えているということが分かるでしょうか。また、彼女が毎日たくさんの中国人たちと共に、硬い床板の上に寝て、インスタントラーメンを食べ、硬い饅頭をかじっていると分かるでしょうか。
“偉大な法、偉大な時代はもっとも偉大な覚者を造りだしているのである。” (《 精進要旨(二)弟子の偉大さ》より)
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/9/17/84405.html)
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