日本明慧


悪党の文化の毒害を 徹底的に取り除く

 文/大陸大法弟子

 【明慧ネット2005年4月1日】1997年に大法を得て以来、修煉の道は困難で曲折が多い。私は、しばしば常人の各種の執着心を取り除けないことを悔やんだり、焦ったりしている。自分に向かって原因を探し、なぜ闘争心、顕示心を遅々として取り除けないのか?大法弟子の文章を読み、また自分の何十年の人生を顧みると、悪党の衆生への毒害がありありと目に浮かんでくる。その毒害を書き出すことにより、皆さんと共に、悪党の邪悪な本質を深く認識したいと思います。

 私は、物心がついてから悪党が注ぎこんだ党の文化の影響を受けており、それらの毒素に私の本性は根強く支配されました。小学校の時に、学校が中共中央の「最高指示」を受けたとたんに、生徒を組織してその日の夜に大通りでパレードを行わなければなりませんでした。私は指名されて、パレードを率いて「最高指示」を叫びました。「黄帥さんのように、身体は泥まみれ、手に胼胝(たこ)を磨きだせ」の時代に、大部分の時間は教室ではなく、一日中、「労働に励み、勉強に努め」、「大会戦」、「林彪を批判、孔子を批判」の運動の中で過ごし、傲慢かつ無知なスローガンを叫びました。:「人はどのくらいの胆力があれば、土地をどれだけ量産できるか!」、「天と戦い、地と戦い、階級の敵と戦う!」。中国人に注ぎ込まれたのは、「資本主義の国はどんなに良くないか」、「労働者が搾取される」、「労働者の毎日の食糧はどんなに少ないか」というもので、本当に一般大衆は騙されました。当時は、しっかりと党について行くことこそ、腹いっぱい食べられ、力をいっそう付けて、「地主、富農、反(革命的)分子、悪人、右派分子」を批判し、闘争しようと考えていました。

 毎回の運動のなかで、真相を知らない人、特に世渡りの経験が浅い単純善良な生徒が悪党に煽動され、悪党のために戦い、加勢しました。私の遠縁の親戚の一人が家族計画を破りましたが、罰金を出せませんでした。それで、生徒たちは上の人に集められ、毎回の食事の時間に彼の家へ行き、学校からの指名で、私が生徒を率いてスローガンを叫び、家の周囲をいっぱいの小学生が取り囲み、親戚の家はひどく乱されました。

 「破四旧、立四新」(伝統の思想、文化、風俗、習慣を破壊し、新たな思想、文化、風俗、習慣を立てる)の時代に、農家が旧暦の新年に焼香と紙焼(線香や紙を焼いて、先祖を拝む)をしないように、大晦日に生徒を動員して軒並み捜査し、掛け軸(田舎では、お正月に掛け軸をかけて先祖を供養する習慣がある)を発見したら、その場で破り焼き捨て、また、提灯を持って焼香と紙焼の跡を探しました。悪党に支配された中国に、人民の自由はあるでしょうか?新年が過ぎたとたんに、強壮な若者全員が溝を掘って、「大寨式の畑」(大寨は地名)を作りに行かなければならず、友達と親戚を訪ねる権利も剥奪されました。ある正月の三日の明け方に、学校は生徒を使って、村の全部の道の出入り口で友達や親戚を訪ねる人を阻止し、朝早く脇道を歩いた人でも追い戻されました。悪党の支配下の中国では、昔からずっとこういったごろつきのやり方をしていました。法律はどこにあるのでしょうか?最高指導者の一言が法律なのです!人民はじっと怒りを抑えて沈黙することしかできません。法律は絵に描いた餅で、真の法律ではなく、飾り物なのです!

 このような環境で成長した私は、どのくらいの罪深い種を撒き散らしたでしょうか?悪党から栄誉を受けて、私は何年間も自惚れていました。これらの毒素を取り除こうとすると、「共産党がなければ、このようにいっぱい栄誉をもらえないかも?」という考えが内から外へ湧き出し、或いは、「共産党はまた良くなるように変わってくるかも」と惜しむように思ってしまい、悪党が良くないと分かりながら、悪党に対して未練があり、幻想も抱いていました。それは大多数の中国人、特に騙された人たちの心理状態でもあり、悪党を振りきれない根本的な原因でもあります。

 私がそれらを徹底的に取り除こうと思ったときに、それらの幽霊は凶暴さをすっかり曝け出し、迫害される様子が私の頭に浮かびました。邪悪を取り除くためには、息をつく機会を与えてはならず、徹底的に取り除かなければなりません。

 大法弟子として、邪悪な本質を根本的に認識してこそ、悪党をより徹底的かつ有効的に取り除き、また、早く獣の印を洗い去ってこそ、我々がやるべき三つの仕事を良く行うことができ、史前の大願望が叶います。


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/4/1/98645.html