日本明慧


ここは本当に法輪功学習班になった

 文/大陸大法弟子

 【明慧ネット2005年4月7日】2003年、私は20人以上の同修と一緒に連行された。監視の下に暮らすと言われても、実は拘置所に不法に監禁された。拘置所の第2番目の入口の上に看板を掛けてあるが、そこには「法輪功学習班」と書かれていた。ふと見るとここで法輪功を学んでいると思われるかも知れないが、実は誰もが知っているように、ここは大法弟子を迫害する場所である。われわれはそれぞれ各室に分かれて監禁された。

 初めて入った時、拘留されている犯人たちは全部私たちを“政治犯”であると思っており、友好的に対処してくれなかった。一部の学習者は「獄吏」に酷く殴られたり、体罰されたり、詐欺に会ったりした。われわれは屋外での決まった散歩や、トイレに行く時間を利用して、師父が教えてくれたように「理性をもって大法を証明し、知恵をもって真相を教え、慈悲をもって法を広げ、人々を救い、済度します。」(「理性」)、必ず大法の慈悲と威厳を持って真相を伝えることを着実に行い、ここでの環境を正すべきだと同修達は互いに励み合った。

 真相を伝えていくにつれて、人々は大法のことについて段々理解してくれ、われわれに対する偏見もなくなっており、環境も速やかに良くなってきた。ある財務課長は「4.25」事件と「天安門焼身自殺」事件について積極的に聞いてくれ、「私は初めからこの事件に問題があると疑いましたが、今はすべてが分かりました」と言った。

 ある農民は真相を聞いた後、怒って「××党は本当にずうずうしい!こんなに是非を転倒するまで!」と言った。拘留されたばかりのある個人企業者は、私が他人に真相を説明するのを聞きながら、3日間ずっと黙っていたが、4日目の午前散歩するとき声をひそめて「私は入ってからずっと黙って、法輪功学習者の話を聞き、彼らの行動を観察しただけですが、私が自ら見たこれらの法輪功学習者はテレビで宣伝しているのと全然違います。いかに××党はうそを作り出して、人を酷い目に合わせたのか!今分かりましたので、帰ってから友達に教えましょう。われわれは××党に騙されたということを!」と言った。

 一部の同修は散歩する時間を利用して、当番の警官に真相を説明した。初め彼らは何も言わなかったが、後になって「ここにたくさんの法輪功学習者を拘留したことがあります。あなた達が良い人であることは皆知っています。しかし仕方がないのです。われわれは××党に依存しなければなりません。」と言った。実は彼らは間違っている。彼らが××党に依存しなければならないのではなく、逆に××党が彼らに依存しなければならないのである。

 大法の本が足りないため、法を勉強するのに困難があることを克服するために、同修達は自分の記憶により、たくさんの経文や「洪吟」の中の詩などを書き出し、皆が数回も確認して、ほとんど問題がないと確認された後、一部の同修が整理し、写して各室の同修達に配った。同修達は自分が毎日勉強するだけではなく、他人にも聞かせた。多くの人は自ら経文を求めたり、写したり、勉強したり、暗記したりした。われわれは経文により大法の内涵や人間となる道理などを彼らに教えてあげ、しかも師父の「法は全ての執着、邪悪、虚言を破り、正念を固めることができるからなのです。」(「妨害を排除せよ」)の指導により、大法の偉大さと不思議さを彼らに教えた。大法に対する理解が深くなるにつれて、彼らは同修達が法を勉強したり、煉功したり、発正念したりすることを自ら守ってくれた。功を学ぼうとする人がいれば、外からペンや紙など書く物を持ってくる人もおり、外の同修と協力して手書きの「転法輪」、一冊の「中国法輪功」まで持ってくれた人もいた。ある日、われわれが法を勉強するのに気が付いて、警察がいきなり捜査したことがあったが、彼らは危険に立ち向かい、われわれのために大法の本と経文を隠してくれた。

 女性の同修達は比較的集中して住んでいたので、彼女達は大法弟子の歌を歌い始め、他人にも歌を教えてあげた。ある日の夜、警官がカードをしたり、テレビを見たりしている時、彼女達は大きい声で合唱した。荘厳で高くて響き渡るメロディーと慈悲に満ちた良い行動を励む歌詞は人々の心を感動させた。当番の警官まで彼女達を制止させないだけではなく、自ら彼女達に良く聞えなかった歌詞を聞いてくれた。各室の人々は皆、「これらの曲はなんでこんなに素晴らしいのかしら」と聞いてくれた。われわれは「これらの歌はメロディーが優雅だけではなく、最も重要なのはその中に大法の内涵と威厳があります。ですから、人々を感動させ、興奮させます。」と教えた。翌日から皆は歌詞を欲しがった。同修達は歌った順番に歌詞を書いて各室に送った。それから、拘留されている全員は毎日静かに歌を聞いたり、鼻歌を歌ったりした。大法の歌を歌うのは最も神聖で、最もすばらしい夜の活動になった。

 約一ヵ月後、拘留所のリーダーが突然視察に来た。歌を聞いて彼はびっくりして、外に出て大きな声で歌を止めさせ、当番の警官を叱った。「彼らが何の歌を歌っているのかおまえ達は聞えないのか?」と言った。「よく分かりません!」と言われたので、所長は腹が立ち、大きい声で罵った。「お前達は皆馬鹿だ!彼らが歌っているのは法輪功の歌だ!」と言った。

 大法の歌が禁止されたので、すべての人が怒った。同修達は絶食して不法な迫害に抗議することにした。われわれの集団的絶食行動は皆に同情され、皆の支持を受けた。彼らは積極的にわれわれの面倒を見てくれ、われわれを保護してくれ、われわれのことを心配してくれた。われわれは彼らに「われわれの行動は正義なので、先生の保護と大法の力があるため、何の危険もありません。」と教えたが、多くの人はそれでも眠られなく、われわれの身体状況を観察してくれた。

 絶食してから5日目になると、多くの人は感動した。彼らは同修達が相変わらず元気で法を勉強し、煉功し、発正念するのを見て、警官と議論する人もいた。「もう5日目になっているのに、彼らはご飯一粒も食べず、水一滴も飲んでいません。普通の人ならとっくに駄目になったと思いますが、彼らは相変わらず元気です。大法の不思議さを私は自ら見ました。」と言った。

 絶食は邪悪を驚愕させ、610オフィスと拘置所の不法人員を驚愕させた。師父の保護の下で、われわれは勝利した。われわれが他のところに転送されるとき、われわれと一緒に数ヶ月過ごしてきた人々は別れを惜しみ、心より教えてくれた。「この数ヶ月、私は牢屋で無駄に過ごしていません。ここで法輪功のことが分かり、法輪功を学ぶことが出来ました。しかも自ら煉功者の人徳、信念や意志などを感じられました。私はたくさんのことが分かり、法輪功に敬服します。」と言った。

 ある若い人は外で突然大きい声で言った。「皆さん、分かりましたか。この拘置所の入り口に掛けている看板は間違っていません。ここは本当に法輪功の学習班になっています!」




(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/4/7/99086.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/4/22/59941.html