脱党を勧める中での経験
文/文慧
【明慧ネット2005年4月21日】師父の経文《世間に向って輪を回す》が発表された後、法を正す速度が速くなり、衆生を救い済度する時間の緊迫さを深く実感しています。私たちは、法を正す時期の大法弟子として、真相を伝え、衆生を救い済度することを確固として行わなければなりません。最近私は、親戚回りをして脱党を勧めましたが、そのうち十人が共産党から離脱する声明を書きました。これは私に大きな励ましと自信を与えてくれました。そのことを少しまとめて、学習者と交流したいと思います。
第一、私たちは、多くの衆生が救い済度されることを待っていることを目にしますが、心の中でのいろんな考え、安逸心、困難を恐れる心、危険を恐れる心などに妨害されて、そんなに多く行わなくなりますが、確固として外へ出かけるのが、第一歩です。出て行くと、必ず救い済度される人に出会います。「修は己にありて、功は師にあり」です。
第二、脱党を勧める中で、誠心誠意、千言万語を言っても、往々にして実際に効果がありません。沮喪(そそう)になり、気落ちしてしまいます。この時、直ちに正念で排斥し、“求めずに行う”ことを念頭に置き、確固不動に行い続けます。同時に自分が何か執着心を持っているのではないかと、反省します。往々にして、ある人に対する情が強かったとか、焦って冷静でなかったことなどに、気づきます。
第三、挫折しそうになるとき、簡単に諦めないことです。邪悪な党の邪悪な本質が分かり、大法のすばらしさが分かったにもかかわらず、脱党の声明を書かない人は、大抵、次のようなことを主張します。
①心の中では分かったが、脱党するかどうかは単純な形式なので、私はそんな形式を取りません。
②共産党は確かに悪いが、私は悪くないから、脱党しなくても危険なんかあるはずがないでしょう。話が大げさではないか。
③私は、もう50代、60代になったから、とっくに少先隊、共青団ではなくなりました。
そのとき、私は、①の考えの人に対しては、「あなたも知っている通り、私は真面目な人間で、形式的なことなどしません。あなたにとって実際に意味がなかったら、時間を無駄にして、あなたに勧めるようなことはしません」と考えさせます。
②③の考えの人に対しては、私は予言を話し、ノアの方舟の物語を話し、大法で起きた奇跡、ひいては常人社会での占い(これは常人が非常に興味をもちます。)などを話します。
インテリの人に対しては、物理学の角度から他の空間の存在を話します。邪悪な党に入党したのであれば、邪悪な党が悪の報いを受ける時は、入党者も巻き添えにされてしまうので、脱党するのは、ただ獣の印を取り除き、身の安全を保つためだということを、理解させます。また次のように話します。一つの政党が成立してから、発展して強大になるまでは、確かに一つの長い過程がかかります。ゆっくりと待っていても良いけれど、「人間が治めなければ天が治めます」—《転法輪》。
今、天が共産党を消滅しようとしています。天災と人為的な災害は、偶然ではないのです。この前の人類は大洪水によって壊滅し、ノアの方舟の遺跡は実際に見つかりました。今の人類も同じく生と死の選択に直面しています。
話し合いの中で、私は、彼らの考え方を丁寧に聞きます。特に個性が強く、文化レベルが高く、個人の考えを堅持する人に対して、とりわけ丁寧に聞きます。私が彼らを深く理解し尊重していることをを納得させて、彼らの具体的な状況により、彼らの心の気になるところを解いてあげます。
こういう交流をしても、すぐ脱党声明を書く人もいるし、躊躇して決められない人もいます。「今、何を考えていますか?教えてください。話合いましょう」と私は諦めずに言います。今が肝心な時で、もし諦めたら、今度は最初からやり直すことになり、さらに難しくなります。この時自分の正念を堅持することです!私は笑いながら、「今日結果が出ないと、私は帰らない」と言います。これを言う時、多くのことを考えず、彼に私の強い意志、根気、決心を見せます。
この時、彼は往々にして沈黙してしまいます。私は「一つ、質問に答えてください、仮名で共産党から離脱することは、あなたにとって少しも危険がないと知っていても、なぜ脱党しないのですか?」と聞きます。この問題に答えられる人はいません。「寧可信其有,不可信其无(無いと思うよりも,有ると思うべきだ)」
私は続けて勧めます。ポケットの中にある、他の人が書いた声明を見せてあげる時もあります。人間には、多数派に属したい心理があるので、脱党は彼一人だけではないことを教えます。「誰が書いたのかを、あなたに言いません」と私は言います。脱党するかどうかの考えが、五分五分のときは、正しい方向に力を加えてあげたら、彼は、脱党します。実は真相を伝える時、彼は心の中で分かっていても、いくつかの観念、考えに妨害されています。このようにして、私は二日間で十一人に脱党を勧め、その中の十人が脱党声明を書きました。
脱党を勧める中で、私は、人間としての方法を多く使いましたが、師父の広大な慈悲を切実に感じ、民衆の目覚めに気づきました。私たちが、善の心を以って、根気強く行なっていけば、きっと多くの衆生を救い済度できると思います。個人の体得で、間違ったところは、ご慈悲な指摘をお願いします。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/4/21/100153.html)
|