日本明慧


家族全員で拉致された母を救い出す

 

 文/大陸大法弟子 小小

 【明慧ネット2005年5月24日】2005年5月9日の夜7時、610オフィスのメンバーは何の通知および手続きもない状況の下で、自宅から母を拉致した。私たちがこのことを知ったのは次の日の正午であった。毎日全体や団結した一粒子について語っているのに、なぜ身近な家族をおろそかにしたのだろうか?

 師父は『大法とは圓容しているものである』の中で、「一人の修煉者が遭遇した一切のことが、皆さんの修煉と円満成就に関係のあることで、さもなくば決してそのようなことにあうことはないのだ。」とおっしゃっていた。そこで私は弟と妹(両者とも学習者)と交流してから、母の救援活動を始めた。

 ①師父のご加護の下で、できるだけ早くいつも母と一緒にいた学習者たちに、「母は誘拐犯に拉致されて人身売買にされた」と610オフィスの流した嘘の情報を信じないように確認してから、旧勢力の按配を徹底的に否定するように伝えた。

 ②修煉しない家族に対して、「真・善・忍」を基準として自己を律する人は悪人ではなく、法輪功学習者を迫害する公安および610オフィスのメンバーに対して、屈してはならないと知らせた。家族の正念を樹立させ、信念を固めることも非常に重要だ。なぜなら家族の支持を得ることで私たちの環境をきれいにすることができ、邪悪の要素がすべて取り除かれるからである。私たちは常人の理解できる言葉で真相を伝えることで、正念をもって大法を実証することができたのである。

 ③強い正念を発するように心がけること。師父が『正念』の中で「大法弟子がこの特殊な歴史時期に、邪悪生命からの大法および大法弟子と世の人々への迫害を減らすために、正念を発することは、非常に肝心な作用を発揮しました」とおっしゃっていた。私たちは周りの学習者たちに、一緒に正念を発することで、全体のパワーを増強するように呼びかけた。発正念する際に、修煉しない家族の背後にある邪悪および母を妨害する邪悪要素を取り除き、今回の救援活動を妨害する一切の邪悪要素を取り除くようにした。

 ④監獄にいる母に対して、救援の情報を知らせることと同時に、母に正念を固めさせた。師父は『妨害を排除せよ』の中で「法はすべての執着、すべての邪悪、すべての虚言を破ることができ、法は正念を固めることができるのである」とおっしゃっていた。邪悪の圧力の下にある母に何かをするように強要してはならない。私たちこそ冷静になって、内に向かって自分の執着する常人の心を放下すべきである。どこかに問題が生じたら、直ちにそのところで真相を伝えなければならないのである。何をしてもできるだけ正しく、堂々と自分のいる環境の下で自分のなすべきことをするのである。

 ⑤法をしっかり学び、三つのことを忘れないように、互いに励みあう。情および一切の観念による妨害を突破し、正念を固め、師父を固く信じるのである。「金剛のように、磐石のごとく確固としていれば、誰もあなたを揺るがすことができません。」(『米国西部国際法会での説法』より。)

 「弟子の正念が強ければ、師父には回天の力がある」(『洪吟』二より)とおっしゃるように、今回の事件において奇跡は起きた。

 修煉しない二人の娘婿は毎日責任者、裁判所の関係者に対して「母に法輪功を放棄させるなんで絶対にできません!」と伝えていた。このため関係者たちは「私たちをサイトで公表しないでください。怖いからお願いします」とさえ言い出した。

 この事件を機に、私たちは隣人、同僚、親戚たちに対して、自分たちの身の回りにおきている迫害を伝え、偽善を破り捨てて、拉致者の邪悪さを暴き出した。そのため真相を聞いた人々は「公安のものも人を不法に拉致するなんて、拉致されたおばあさんはあまりにもかわいそう。自宅で休んでいるとき拉致された。おそろしい」などと互いに交流し始めた。このことを知った人の中、私たちに同情するものもいれば、いつもなら真相を伝えても無視してきた人までも進んで「彼らを訴えなさい!これは違法な行為だ。法輪功は何も悪いことはしていないから」といいに来た。この内心からの訴えを聞いて、私たちも感動した。なぜなら彼らはすばらしい未来を選んだからだ。

 この事件を通して、私たちも自分のたくさんの執着に気づいた。明慧ネットでは毎日のように迫害される情報を掲載しているのに、なぜ私たちは無関心でいられたのか?迫害が実際親戚の身の上に起こらないかぎり、なぜ救援の行動にでなかったのか?ここ数日通常では考えられないような奇跡が、師父のご加護のもとで起きたじゃないか。この文章を作成するときでも、邪悪はあらゆる方法で妨害しようとした。しかしこの文章を必ず完成してから、掲載すると、私たちはそう決心した。同時に同じ経験のある学習者にも、この体験を掲載することで、ともに交流し精進することを願う。

 最後に、師父の説法を結びとしたい。

 「もし困難の前で、念が非常に正しければ、邪悪の迫害や妨害を前にするとき、あなたが言った、正念の強い一言は邪悪を直ちに解体することができ、 邪悪に利用された人がすぐに逃げてしまい、邪悪のあなたに対する迫害はすぐ消え、邪悪のあなたに対する妨害を即刻になくすことができます。正しい信念というこの一念だけですが、この正念を守りきることができる人は、最後まで歩むことができ、大法によって造られた偉大な神になるのです。」(『米国西部国際法会での説法』より。)


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/5/24/102494p.html