日本明慧


母親を救出した経緯

 【明慧ネット2005年6月7日】母親は夜寝る前に連行されたのです。その日、母親一人だけ家にいました。翌日の昼ごろこれを知ってから、今に至るまで、学習者としてまた子供として、私たち3人の間で絶えず総括し、正念を強めて、互いに励まし合いそれを生かして、修煉していない家族を説得しました。できるだけ今回の理不尽なこの事件の真相を利用して、迫害が身の回りで起きていることを人々に伝え、610オフィスの偽善的な姿を暴露しました。

 この間思わず「天気もだんだん暑くなり、この事もそろそろ終わるのではないか。伝えるべき真相も伝えたし、行くべき所(公安局、610)も行ったのに、なんで母親がまだ釈放されないのか?」ということを考えてしまいました。法を勉強するにつれ、これは常人の心を以って迫害を考えており、釈放を求める心は真の捨てられない執着であり、この執着心が新しい障害を招いていると気づきました。母親の救出に当たって、結果などに執着してはならず、母親を救出することは学習者を助けることであり、大法の必要性を実証することでもあり、これは私たちの責任なのです。私たちは、衆生を救い済度することを真っ先に考えるべきであり、どうやって大法を実証するをまず考えるべきです。この事件に対し、同情を示す人もいるし、積極的に助けしてくれる人もいます、また邪党から脱退すると明確に表す人もいます。身近で起きていた迫害は、人々に政府のごろつき手段を見極めさせました。この過程において、私たちは常人の行為や常人の心に影響されず、また世の中の情にも影響されるわけにはいけません。

 私たちは、この執着心を放棄した後、心が楽になりました。母親が連行されて20日目になってから「一年の労働教養に処するが、刑務所外の服役とする」という判決が下りました。私たち3兄弟は、「それはいけません」と口を揃えて言いました。修煉していない家族はとても驚いて、「610オフィスはこれを例外的な処理だと言い、すでに特別な配慮をしてくれて、母親が刑務所から出る事ができたのに、あなた達はまだ何が不満なんだ。彼らに引っ込みがつかないような事をしてはいけない」と言いました。私たちは「刑務所外の服役なんてそれも判決です。母は罪がないのです。無罪釈放をしなければならないのです。彼ら(610オフィス)は迫害を加えています。人をいじめているのに、引っ込みがつくような機会を与える必要がありますか?それに、判決を認めると、母は給料がもらえないので、どうやって生活するの?これは新しい迫害ではないか?私たちはこれを認めないし、協力することもしません」と言いました。

 これを聞いて、父は「子供たちは賛成しない!」と警察に言いました。610オフィスは「上に報告して検討してみる」と返事しました。この文章が出来上がった今日、無罪釈放という連絡が来ました。

 邪悪は、正念を持つ言葉により跡形もなく消えてしまいます。実は、問題が起きた時は、私たちが真相を伝えるべき時で、相手を見ず、効果も考えず、完全に心を以って行います。人間から見ると、すべてが変わらないものですが、神様から見ると一切が変化しうるものです。今回のことを例にすると、周りの者はみんな無罪釈放なんかできないことだと思っていました。母親がいかなる証拠もなしに25日間監禁され、すべての手続きは610オフィスが前もって用意していました。そして家族にも通知せず、案件の進み具合も知らせず、さらに担当者の名前も教えず、すべてが裏で行っていました。すごい勢いで母親を連行しにやって来たことは、何よりも強いように見えますが、どうしてこんなにも簡単に釈放する事ができたのでしょうか。修煉者の正しい信念に直面し、610オフィスは「これは法輪功案件として取り扱わず、保証書などの書類を書かなくても良い、すぐ釈放します」と言いました。不思議なことが本当に起きたのです。

 再び師父に感謝し、今回の事件でずっと私たちに黙々と協力してくれた学習者にも感謝します。肝心な時になると、それらの学習者は自発的に、取り組んでいる仕事を置き、正念を発したりして協力してくれました。

 これらの認識はとても浅はかですが、私たちはこれを書き出しました。私たちと同じ立場に立っている学習者がいると思うからです。私達はすべての迫害された学習者の家族が、皆立ち上がって、一緒に迫害に反対し、迫害を阻止し、家族の受けた迫害が軽減されるように心から希望します。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/7/103503.html