ある米国記者が“法輪功”に関する大陸のネット上での体験を発表

　【明慧ネット2005年5月31日】2005年4月末に、米国の化学学会に属する専門情報雑誌「化学エンジニアリングニュース（Chemical & Engineering News）」の記者・ルデー・ボム氏は、米国の化学学会の代表団に参加して、中国を訪問し、中国の化学界との協力を強めることに期待した。彼は中国に対する印象と感想を3篇の編集評論に書いて、雑誌「化学エンジニアリングニュース」に発表した。第3篇の文章の中で、彼は中国共産党が情報操作をしてコントロールしていることを言及した。

　代表団が中国を訪問する前日、ワシントン・ポストは中国のインターネットニュースに関する情報を発表した。この文章の要点は、多くの人々がインターネット上の情報をコントロールすることは、とても難しいことだと予測するが、中国当局はこの方面に優れているというものだった。中国当局はインターネット上のいくつかの方法を利用して、情報の流れを制限していた。私達が訪中していた期間、インターナショナル・ヘラルド・トリビューの公表したニュースによると、中国政府は50000人を雇ってネットワークを監視するようにしていた。

　私達が北京を離れる前夜、私は実験をしてみた。すると、驚愕するような結果を得た。私が泊まったホテルは有料高速ネットワークがあった。私はずっとこのネットワークを使って、メールの受信・送信をしたり、ニューヨーク・タイムズとヤフーのニュースを閲覧したりした。私の実験の中で、私はヤフーのウェブサイトに繋いで、“法輪功”を検索した。しばらくたってから、結局「このホームページは示すことができない」という画面が出て来た。この場合通常は、このウェブサイトに故障が起きたか、あるいは別の原因で見ることができないなど説明する画面が出るはずである。私はまた“天安門”を検索して、同様に「このホームページは示すことができない」画面も得た。“中国民主運動”と“民主”を検索しても、いかなる結果も出なかった。

　それから、私はまた“日本が中国を侵略する”を検索して、1,090,000件の資料を得た。“米帝国主義”は、1,820,000件の資料が出てきた。“化学” を検索すると、34,700,000件だった。私は再三“法輪功”を試みて検索したが、いつも「このホームページを示すことができない」を得た。私はまた“毛主席”、“毛沢東”、“スターリン”、“フランクリン．ルーズベルト”，“アルベルト.アインシュタイン”，“ビル．クリントン”，“チャーリー．チャップリン”などを検索したが，いかなる結果も得られなかった。これは、私が“法輪功”を検索した後で、私のヤフーはすでに封鎖されたことを表していた。私はヤフーのウェブサイトを閉じて、ネットワークを切った。それからもう一度ネットワークにつなげ、ヤフーに登録した。繰り返し検索して、次の結果を得た。

アルベルト.アインシュタイン 5,600,000
ビル．クリントン 46,600,000
毛主席 423,000
中国の民主 2,000,000
法輪功 このホームページは示すことができない 
毛主席　このホームページ示すことができない 

　この時すでに午前1時になっていた。私は疲れて、そこで実験をやめた。検索結果はこのように解釈することができる。このシステムはいくつかのキーワードを使って、検索することを禁止している。しかもこれらのキーワードによってユーザーに引き続き検索させるかどうか決める。

　中国政府は情報制御にたいへん夢中になっている。私の同僚は私にこう教えた。CNNがある方面で中国を批判する番組を放送する時、彼らの泊まるホテルのテレビはいつも突然暗くなる。番組が終わってから、テレビはまた自ら回復することができる。インターナショナル・ヘラルド・トリビューのニュースによると、最近上海と中国国内のその他の省・区の反日デモと騒乱は、携帯電話とショートメッセージを通して、連絡したのである。聞くところによると、中国政府は人々がこれらの通信手段を使うことを制限しようとしているという。私達が上海に到着すると、私のある同僚は更にメールを受け取ることができなくなった。

　中国は多くの方面で発展途上国のようだが、しかし実はそうではない。私の理解することのできない原因によって、欧米社会が中国は依然として1党独裁国家であるという事実を軽視してきたように思う。この国は情報の自由な流れを制御している。中国国民は言論の自由と信条の自由を主張すると逮捕される。……これ以上だまされないでくたさい。中国は米国、日本あるいはいかなるEUの国家と同じであるとは決して思わないでください。

（中国語：http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/5/31/102976.html）