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善悪と寿命

 【明慧ネット2005年6月2日】アメリカエール大学とカルフォルニア大学はカルフォルニア州アラメダ郡の7000人の住民に対して追跡調査を行いました。さらに、ミシガン大学調査研究センターも約2700人に14年間の追跡調査を行いました。そして、三つの大学とも“善悪は人の寿命に影響がある”と同じ結論が出ました。

 研究員は“社会関係は人の死亡率に如何に影響があるか”を課題にした研究の中で、不思議なことを発見しました。よく人を助け、他人と仲良くできる人の予想寿命は明らかに長く延びている、特に男性の中でこういうことが多くあらわれている。逆に、悪意を抱き、自身の利益のために人に損をさせたりして、他人との関係がうまくいかない人の死亡率は普通の人より1.5倍から2倍も高くなっています。種族の違い、収入の高低、運動で鍛えるか否か及び生活習慣の違いなどは、この普遍的な結論には影響しませんでした。

 アメリカの有名な心血管専門家イレンス博士は1958年から500名の医学大学生に対して追跡調査を行い、25年の研究を経て、他人に敵意が強い或いはやや強い人の死亡率が96%に達し、この人達の中で心臓病患者の人数が意外にも他の人の5倍になっていることが分かりました。

 ブラジルの医学家のマチィスさんは583583名の汚職、職権を使って利益をもたらす役人を調べたところ、清廉の役人と比べ、10年の調査の結果、前者の60%の人が重病にかかるか、或いは死亡していました。
 現代医学研究から、善に基つき、精神修養が高い人は、機嫌がよく、脳中枢  神経と内分泌系統の調節が正常であり、“生物時計”の動きが順調で、体内の微妙な生態環境が穏やかです。

 以上から見ると、道徳修養を重んじることは、人間としての基だけではなく、自己の健康にも重要な礎石でもあります。《黄帝内経》の中にこういう言葉がある:“恬淡(テンタン)と生きれば、真気(シンキ)が虚無(キョム)になり、精と神を内に守れるようになる。そうすれば、どうして病がやってくるだろうか。”(《明慧週刊》、町緑洲版)


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/2/103138.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/6/15/61871.html