スウェーデン法輪功学習者が江沢民を告訴

　
　文／スウェーデン法輪功学習者

　【明慧ネット2005年6月18日】2005年6月13日、スウェーデンの有名な人権弁護士Peter Bergquistがスウェーデン法輪大法学会の代表として元中国国家元首江沢民及び６１０事務職責任者李嵐清、羅幹、劉京、丁関根などを、殺人、酷刑及び法輪功学習者の誘拐などの罪で告訴した。その訴状はスウェーデン首都のKungsholmsgatan警察局に提出された。

「人権弁護士Peter Bergquistと法輪功学習者がKungsholmsgatan警察局に訴状を提出した」

　Peter BergquistさんはスウェーデンDagmar Hagelin案件でアルゼンチン海軍艦長Alfredo Aztizを告訴する側の法律顧問として有名である。江沢民の個人的な命令で法輪功学習者を迫害し、６１０事務局を設立し、全中国の法輪功弾圧を組織的に行ったと彼は表明した。

　国連宗教自由特別調査官は2005年3月15日の報告で、中国での広範囲な人権侵害を確認した。2500名を超す法輪功学習者が監禁中に死亡し、数百人が20年を超す刑を言い渡され、大量な学習者が審判もなく労働教養所に送られ、また多くの人が精神病院に監禁されたという。

　Peter Bergquistさんによると、スウェーデンの法律と刑法では、これらの迫害は殺人及び誘拐行為に該当する、普遍管轄原則（The doctrines of universal jurisdiction）の前提の下で、スウェーデンの法院は犯罪者に対して追訴して、懲罰を与えられる。

　訴訟で陳述した犯罪は、主にスウェーデンと中国が署名した国連反酷刑公約（The UN Convention against Torture）に違反したことと、中国の刑法に違反したことである。これによると、スウェーデンで行われる刑事調査及び引渡しを要求するとき、中国当局が協力しなければならない。

　類似した訴訟はドイツ、フランス、フィンランド、ベルギー、オランダ、オーストラリア、スペイン、イギリス、アイルランド、キプロス、アメリカ、カナダ、南アフリカなどほかの国家及び地区で行われている。

　Peter Bergquistさんの指摘によると、高級官僚に処罰を与える例として、スペイン検察官Baltazar Carconがアルゼンチン首相のPinochetを喚問した例がある。その例からほかの国家の法律行動が本国の司法手続きを発動できることを示した。長い目でみれば、全世界でのこのような訴訟行動は中国人権問題の発展を増進させることができる。

（中国語：http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/18/104335.html）