国連反酷刑日にミュンヘンにある中国領事館の前で迫害の再現を演じる(写真)
文/ドイツ法輪功学習者
【明慧ネット2005年6月29日】“あなた達は何をしているの?すぐ彼女を離しなさい!”と二人の老婦人が憤りながら大声で叫びました。彼女達の目の前では、中国警察の制服を着た女性“警察官”が手に電撃棒を持って、柱に縛られている女性に対して暴力を振るっていた。縛られている女性の髪の毛は乱れ、息も弱く身体中は血まみれになり、電撃棒が身体に当たる度に全身が痙攣し苦しげな低い声が聞こえていました。たまたま通りがかった人々はこの惨劇を目の当たりにすると、足を止めていました。
法輪功学習者は二人の老婦人に対して、「これは実際の酷刑ではなくただ演技しているだけです。目的は、様々な迫害を受けて死亡した法輪功学習者の高蓉蓉さんが中国で実際に受けた酷刑を再現して、もっと多くの人々に今中国で行われている法輪功に対する迫害の真実を知って欲しいのです。」と言いました。しかし、二人の老婦人は依然半信半疑で「こんな残酷な刑は、たとえ演技であっても許される事ではない。」と言いました。
その時、ある西洋人の学習者が「今中国では同じ事が続いて起こっています。使用している拷問道具はここに展示しているよりも何倍多く、いくらあるのかはっきり分かりません。」と伝えました。通りがかった人々は次から次へと真相資料を受け取り、中には法輪功学習者に対する迫害行為を即刻停止させる活動を支持しようと、積極的に署名をする人もいました。
これは、2005年6月26日ドイツのミュンヘンにある中国領事館前で起こった1つの出来事です。これも法輪功学習者が初めて中国領事館の前で開催した酷刑展示であり、悪警察官による高蓉蓉さんの顔面に対する電撃棒による拷問の模擬場面です。
この日は国連の反酷刑日で、ミュンヘン及び周辺の法輪功学習者は中国領事館前で、中共の6年間に渡る法輪功学習者に対して行った集団虐殺の残酷な迫害に対する抗議行動を行いました。その中で、法輪功学習者に対し百種類余りの酷刑を行うという極めて凶暴な行為を、即刻停止するように呼びかけました。彼らが作成した横断幕には、『江沢民を審判台へ送る』『中共は公然と酷刑謀殺を実行している。高蓉蓉さんは2005年6月16日迫害を受けて死亡した』等、中国語とドイツ語で書いてあり、高蓉蓉さんの写真も飾っていました。また法輪功が世界で猛烈な勢いで広く伝わっている事を紹介し、迫害の真相を暴露する看板及び悪警察官が法輪功学習者に酷刑を実行している様子を表現した油絵を展示していました。
先週、中共に公然と迫害を受けて死亡した高蓉蓉さんは生前様々な酷刑で苦しめられ、悪警察官の唐王宝・姜兆華が彼女の顔に7時間に渡り電撃棒で酷刑を行い、重いやけどを負わせた。彼女の消息と写真が報道されると世間は騒然となり、全世界から激しい非難を浴びせられたが、中共は止めようとしなかったばかりか、かえって世界の人々の前で彼女を虐殺しました。これは全人類に対する尊厳と良知に公然と挑戦することである。
中共は法輪功を迫害する為6年間に及んで惜しむことなく国力を動員した。江沢民が提言した「名誉においてそれを腐らせる。経済においてそれを崩れさせる。肉体上においてそれを壊滅させる。」という政策を実施し、億人以上の法輪功学習者に対して脅威・恐喝・洗脳・拉致・労働教養・実刑判決・精神病院に監禁と濫用酷刑を行いました。その目的は彼らに“真・善・忍”の信行を放棄させる事である。被害者本人・親族・友人等から得た証言や写真の中から、中共が法輪功学習者に対して使用した手段は、古今東西の酷刑全体を集約し、更にそれを極限までに残酷な手段に昇華して長時間に渡って迫害するという、前代未聞の行為である。伝え聞いた内容によると一部の中共官吏と610事務室の人員の告白記述もあった。例えば、最近オーストラリアから亡命した元中国外交官陳用林氏は、元610事務室官吏官郝鳳軍及び某関係者(身分を明かしたくない人物)とともに、法輪功学習者が自分達の目の前で殺害されるのを目撃した。彼らは中国共産党が法輪功学習者に対して弾圧と残虐な殺害を行った事実と、自分達が経験した血なまぐさい迫害の詳細を全世界に暴露した。
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/29/105115.html)
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/7/4/62535.html)
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