日本明慧


出発点を正す

 文/大陸の大法弟子 

 【明慧ネット2005年6月30日】最近、私たちの地区の法輪功学習者が、危うく逮捕されそうになりました。何事にも原因があり、偶然なことはないので内に向けて捜してみました。『九評』が伝わってきてから、私たちの地区の法輪功学習者全員が、法を正す出発点から次第に逸脱していることに気付きました。『九評』を広め、脱党を勧めることだけに専念し、大法の真相を伝える事を少しはやっていましたが、そんなに力を入れず、ほとんどやっていないも同然でした。

 ある夢を見ました。善の心を以って昔からの友達を救おうとしました。彼は待ち遠しそうな目で私をじっと見つめていました。そこで早速、私は九評を紹介し始めました。彼は内容を聞いてとても失望し、すぐ行ってしまいました。

この夢から私は悟りました。今の段階で『九評』を宣伝することは確かに大切ですが、『九評』を広めることも、大法の真相を伝える時の障害を取り除くためです。真に衆生を救い済度できるのは、法であり大法の真相なのです。

 人、特に中国人は、長期にわたり、邪悪な党の文化から悪影響をもたらされ、欺かれていたため、真相を受け入れにくくなっています。正にこういう時に、慈悲深い師父は、衆生が大法の真相を知る上でのすべての障害を取り除くため、大法弟子に『九評』という利器を与えてくださいました。弟子が大法の真相をさらに伝え、衆生を全面的に救い済度することを保障してくださいました。今、大法の真相と迫害の真実を『九評』を広めることに使う学習者もいます。これは、本末転倒したことになるのではないでしょうか。

 師父は、《2005年マンハッタン国際法会での説法》で、次のようにおっしゃいました。「今最大の障害は、このような党の文化の影響下で、衆生に真相が見えない、或いは衆生が真相を聞きたくないということです。このような状況下で、『九評』は人々に中共の本質を見極めさせる役割を果たしています」。「『九評』が発表された後、大法弟子が真相を伝え、衆生を救い済度する中で、確かに多くの人々に真相が分かるようになりました」

 衆生に大法の真相を理解させる事は、最も重要なことであり、これが最も根本的なことです。「救い済度を待っている衆生を目の前にして、どうやってこれ等の生命を救い済度できるかは、最も肝心なことです」。「もし、中共が瀕死の状態においても、まだ手段を変えながら、衆生を救い済度することを妨害するならば、私たちには、まだほかの方法もあります。佛法は無辺です!」(《2005年マンハッタン国際法会での説法》)。(この経文の公式翻訳は未発表の段階であり、従って上記の翻訳は非公式のものですー校正者注)

 人は、邪悪な党に制御されなくなってはじめて、大法の真相を聞き入れるようになります。同時に、中共を見極め、中共の邪悪さを見極めてから、脱党を勧められる中、自ら中共から脱退することができ、救い済度されることになります。『九評』は、表の空間にある「引き金」であり、大法の真相を理解する上での障害を取り除く「利器」となります。大法の真相を理解し大法に同化してこそ、衆生が救い済度されます。これは最も根本的なことです。私たちは、真相を伝える時、大法の真相と『九評』を、共にしっかりと伝えるべきです。両者は互いに補完し合い、偏ってはなりません。

 最近、市の大通りや路地の至る所に監視カメラを取り付けました。邪悪は、『九評』を目指してやってきたのです。これはどこかに漏れがあるのではないでしょうか。原因はいろいろありますが、私たち各自が内に向けて捜し、出発点を正すべきだと思います。法から離れ、表の空間の邪悪にぶつかったため、今の厳しい環境になってしまったのでしょう。

 出発点から逸脱した根本的な原因は、法をしっかりと勉強していなかったことです。特に師父の最近の経文を、観念を持つことなく、絶えず勉強し続けるべきだと思います。

 以上は、個人の見解であり、ご慈悲な指摘をお願いします。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/30/105140.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/7/9/62706.html