日本明慧


広西南寧市に現れた脱党声明(写真)

 【明慧ネット2005年6月6日】天安門事件から16年を迎える今年の6月4日前後、広西南寧市内では、公園の腰掛け、プール、バス停、バス、電柱などに「脱党声明」、「脱党者数は200万を超えた」、「天は中国共産党を滅ぼし、脱党と平安を守る」と言ったスローガンが貼られた。

 ある専門学校にも脱党声明が貼ってあった。「天が中共(中国共産党)を滅ぼし、脱党は平安を守る。私は古い共産党員であり、中共のために苦労もした。古稀になった今、幸いにも『九評』を読むことが出来た。中国共産党の末日は間近に迫っていると感じる。もう一つ知らされたことは、血の旗の前で宣誓をした時、すでに邪霊によって、我が身には獣の印を付けられたことである。もし、未だに邪霊と一緒になり、あるいは邪悪な中国共産党に、その一員と見なされたならば、歴史が中共を清算する際、その一員として滅亡へと引きずり込まれることであろう。それは自分の生命への責任を果たさないと言うことにもなる。厳粛なる意志を持ってここに脱党声明を行う。また同時に、私の妻、子、孫も声明を発表する。世の人々が覚醒し、中国共産党及びその全ての関連組織から退会し、獣の印を取り消すよう呼びかける」
 
 ある警察学校の門に、正義と署名されている声明が書かれていた。「私は幼少時から、共産党の文化によって毒された。少先隊、共青団に加入し、学校に残り、教師となり1年目に共産党に入党した。これが祖国への恩恵を返すために、良いことであると思っていた。ところが、今日幸いにも『九評』を読むことが出来た。共産党の統制というものは、実は独裁による汚職腐敗の横行や横暴、民衆を魚や家畜のように食い物にし、そして『三反』注、 『五反』注、『反右』注、『文化大革命』、『六四(天安門事件)』、『法輪功弾圧』といった次々と起こる殺人の歴史であり、嘘偽りと暴力で民衆を騙している歴史でもあり、決して許すことの出来ない行為である。その恐ろしい獣の印を消すためにも、共産党及び関連するすべての組織から脱会することを厳粛に声明する」

 ある通りに面した掲示板に12名の人の脱党声明が掲示されていた。「先日、幸いにも大紀元『九評』を読み、深い感銘を受けた。党の悪行は筆紙に尽くせず、天地神人を震わせ怒らせており、邪教の本質を認識することが出来た。共産党という憑き物を完全に排除することを必ず行う。建国から今日まで、共産党の毎回の運動を顧みるならば、言葉よって威圧することが主たる教育となっている。実に最も陰険で悪辣な手段によって、人々を虐げているのである。土地改革、社会弾圧、三反、五反、と言った共産主義の風(一挙にばく進していく)によって干乾しにされ、無数の人々が餓死した。文化大革命の無慈悲な波は、中国全土に広がっていった。そして、六四(天安門事件)では、愛国の志ある学生が弾圧され、血が流された。法輪功が弾圧され、罪をなすり付けられ、罠にはめられ、嘘はすべての世人を騙し、全世界に悪影響を及ぼした。私たちは共産党と断固として決別し、共産党、共青団、少先隊から完全に離脱する。邪悪によって付けられた印を斬って捨てる」


注)「三反」「五反」:三反は1951年12月8日から全国展開された、幹部の汚職、浪費、官僚主義という「三毒」に対する反対運動。翌年の1月26日には、「ブルジョア階級」の「五毒」すなわち贈賄、脱税、国家資産の横領・詐欺・仕事の手抜き、原材料のごまかし、国家経済情報の横流しなどに対する「五反」運動へと発展した。

注)「反右」:反右派闘争の略称、1957年6月 8日に毛沢東が発動した反体制狩りのこと。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/6/103447p.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/6/8/61645p.html