正義の原則とテロリズム(写真)
シドニー科学技術大学での「真善忍」絵画展のあとの出来事
【明慧ネット2005年7月7日】(シドニーにて明慧記者の欣宇さんによるリポート)シドニー科学技術大学で2005年4月18日から22日まで五日間にわたり「真善忍」絵画展が開かれた後、オーストラリアという自由の国のこの大学では、正義とテロリズムとの目には見えない戦いがありました。「真善忍」絵画展はシドニー科学技術大学で円満に開催され、オーストラリアの語学専門家であり人権問題顧問のマック氏、中国の自由主義の法律学家の袁紅氷教授、シドニー大学財政学部の博士などの賓客と多くの大学生や職員が今回の絵画展に参加されました。しかし、このことが明慧ネットやほかの中国語ニュースのウェブサイトで報道されると、中国共産党政府内部の少数の上級官吏は非常に腹を立て、同大学に大きな圧力をかけてきました。大学は中国の上海と香港で二箇所の投資があったので、中国共産党は大学に、法輪大法クラブの名前と、法輪大法の名前が載っているすべての部分を大学のウェブサイトから削除しないと、これらの投資を無効にすると脅迫しました。
シドニー科学技術大学には毎年多くの留学生が来ていて、その中の多くの学生は中国大陸から来ています。財産の損失と、学生の募集の危機に面し、大学の一部の管理者は仕方なく大学のウェブサイトを調整し、法輪功に関係するすべての部分を削除しました。このことを聞いて、大学の学生会は、学長や大学の関連部門、そして現地の議員に激しい非難と抗議の声を反映させ、大学のウェブサイトでなぜこのような不公平な扱いが生じるのか、と詰問しました。ちょうど、中国領事館の前外交官、陳用林さんが出てきて中国共産党の法輪功に対する迫害とオーストラリアの自由社会でのスパイ活動を暴露していたので、メディアと社会はオーストラリアがどのように中国共産党のテロリズムの被害を受けてきたか、とても関心がありました。
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大学の教師と生徒は、シドニー科学技術大学内での「真善忍」絵画展をみて感動する
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正義の呼びかけによって、大学は6月末に開かれた理事会で、このことに対する態度を重ねて表明しました。学長は、「大学は中国共産党の圧力を受けたが、依然として原則を堅持し、法輪大法クラブとほかの団体の自由権を支持し、彼らに対していかなる差別と抑圧をもするべきではない」と表明しました。したがって会議では、大学のウェブサイト上に法輪大法クラブの名前を復帰せることを決定しました。大学側も、こうすれば大学のウェブサイトの中国大陸での封鎖を招き、これによって大学の多くのこれから来るであろう中国からの留学生とその授業料を失うかもしれないと知っての決断でした。
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シドニー科学技術大学は法輪大法クラブを大学のウェブサイトに復帰させた |
シドニー科学技術大学には、文化、体育、座禅、宗教など、多くの学生団体があります。法輪大法クラブはその中のひとつの団体であり、大学の学生会のウェブサイトに載っています。同クラブは毎週キャンパスにて無料で煉功を教えているほか、今年4月には、大学の学生会の大いなる協力のもとで、円満に「真善忍」絵画展をひらくことが出来ました。大学の多くの学生や教師、職員たちは法輪功を修煉する芸術家たちの作品を見て、法輪大法を修煉することによってもたらされたすばらしさ、そして中国での法輪功の迫害で使われている拷問と酷刑の手段を目の当たりにしました。
今回の絵画展は多くの教師と学生をひきつけました。特に中国大陸からの留学生が絵画展を見終わった後の感慨は大きいものでした。ある女性の留学生は、「国内では、政府は本当のことを言わずに私たちをだましています。すべてのメディアは共産党が運営しているので、それによって全国民は法輪功に限りない恨みを持つようになるのです。共産党が国民に隠れてこのようなことをしていることを、私たち国民は知りません。私たちはここに来て絵画展を見たり、街頭で法輪功のチラシをもらったりして、初めてこのような真相を知りました」と言いました。もう一人の中国からの留学生は、「今まで中国で受けてきた教育では、ずっと法輪功をとても悪いものだとしてきました。もしもこの絵画展の内容がすべて真実であるとすると、(この迫害は)あまりにも残忍で、本当に怖くて信じられません」と言いました。絵画展を見終わった後に、友達を誘ってまた見に来る学生や教師も少なくなく、さらに多くの人が法輪功とその迫害の真相を知ることが出来ました。
法輪功クラブの本杰明さんは、「今回の事件は、中国共産党が経済的な手段を使ってオーストラリア社会のさまざまな部分に圧力を加えたのが原因で起こりました。私たちシドニー科学技術大学法輪功クラブは、さまざまな場面で一回に限らず圧力を跳ね返し、原則を貫いた大学、そして大学の連合会と学生協会の法輪大法と正義の原則に対する支持と声援に感謝します」と述べました。
本杰明さんはまた、「法輪大法クラブの部員は、大学が学費源の経済損失に面してなおこのような正義の原則を守り続けたことをとてもうれしく思っています。大学のこの決定は、中国共産党に対して、彼らのこのようなテロリズムの手段はオーストラリアでは通用しないことを告げています」と述べました。
オーストラリアのほかの大学も中国共産党のこのような脅迫と圧力を受けるかもしれないという話題になると、本杰明さんは、「オーストラリアのほかの大学もシドニー科学技術大学と同じように、目先の利益のために妥協せずに、自己の原則を固く守り通してほしいです。同時に、オーストラリア政府がもっとこのことを重視し、国民と学校が中国共産党の脅迫を受けないように保護し、貿易の利益によってオーストラリアの民主と自由の価値が犠牲になることのないようにしてほしいです」と述べました。
「オーストラリアのような自由の社会に暮らしている私たちは、自由は当たり前のことだと考えています。法律と規則はすべて道徳的決定に基づかないといけないもので、もしも金銭の理由で法律が勝手に変えられることを許してしまえば、民主と自由は保障されなくなってしまいます。私たちの心の中にある正義の主義を貫きましょう。中国共産党の独裁政府の言いなりになってはいけません」。
シドニー科学技術大学学生協会主席、ミッシェル女史は、「大学の学生会として、このようなニュースを聞いてとても驚きました。それで私たちは6月の学生会員会議で、この件について、学長、学校の関係部門と現地の議員に手紙を出し、法輪大法クラブのこのような不公平な扱いを激しく非難し、同クラブの平等権への支持を表明しました。私たちは、このような迫害がオーストラリアまで範囲を広がることを容認してはいけません」と述べました。
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/7/7/105596.html)
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/7/12/62805.html)
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