日本明慧


7.20六周年に日本の学習者たちが迫害停止を呼びかけ、人々の関心を引き寄せた(写真)

 文/日本大法弟子

 【明慧ネット2005年7月20日】1999年7月20日、江沢民をはじめとした中国共産党が法輪功に対する全面的な弾圧を開始して以来、すでに6年が過ぎた。しかし、迫害は今なお続いている。毎年7月20日になると、世界各地の法輪功学習者たちは様々な活動を行い、社会の各界に向って中国大陸で法輪功学習者たちが受けている迫害真相を暴き出し、善良な人々が立ち上がって共にこのような人権と信仰の自由が踏み躙られる迫害を制止するよう呼びかけている。2005年7月18日、日本法輪功学習者たちは、東京に集まって記者会見と平和的デモ活動を行った。また、駐日中国大使館の前でも平和なやり方で一連の請願活動を行い、再度、迫害停止を呼びかけていた。

                           集団煉功

 7月18日午前9時、法輪功学習者たちは、東京代々木公園で集団煉功を行い、その後、昼ごろには、宮下公園で記者会見を開いた。法輪功学習者の金井氏は、「今日の天気は、とても暑いです。6年前の猛暑の7月、中国大陸で罪のない法輪功学習者に対する残虐な迫害が発生しました。彼らは不法に逮捕、拘禁され、刑罰や残虐な体刑などを受けています。……7.20六周年を迎え、私たちは今日の活動を通じて、法輪功が依然として迫害を受け続けている真相を各界の人士に伝わることを希望しています。」と、述べた。

                    記者会見で学習者たちが発言

 日本法輪功学会の鶴園氏は、「7.20は良い記念日とは言えないが、私たちはみなさんに伝えなければなりません。私たちの地道な努力によって邪悪の力は弱まりつつあります。しかし、中国大陸での法輪功修煉者に対する迫害は今なお続いており、確実な統計によるとすでに、2702人もの人々が迫害により死に至っています。今年の4月中旬、日本法輪大法学会は、すでに迫害の元凶である江沢民に対し訴訟を起し、メディアと各界にこれらの情況を紹介しました。弁護士の先生たちも、徐々に法輪功の迫害真相と中国共産党の邪悪な本質がわかるようになり、私たちの行動を支持しています。今、江沢民に対する起訴および最後の法廷裁判は、着実に進められています。」と、述べた。また、鶴園氏は、「私たちは、今これらの活動を行っていますが、絶対に政治に参与することでもなければ、もちろん宗教とも関係ありません。私たちはただ“真、善、忍”の原則に基づいて良い人間になり、健康になり、修煉をしているだけです。私たちは今日の活動を通じて、日本の国民、中国大使館の官吏、各界人士が法輪功の真相をわかるようにと願っています。」と、加えた。

                     記者会見で学習者が発言

 法輪功迫害親族救援会の責任者である高野氏も次のように指摘した。「中国大陸の法輪功学習者は、依然として様々な残虐な体刑の苦しみと精神的残酷な迫害を受けています。日本にいる法輪功学習者たちは数年に渡り、中国にいる肉親と親族に顔を合わせることができません。日本法輪功学習者の中国にいる親族は、法輪功を修煉したため迫害を受け、甚だしきに至っては行方不明になっています。」と。同時に、彼は各界に法輪功学習者を救出し、共に今回の迫害を制止するよう救援を呼びかけた。

 江沢民起訴大同盟の佐藤氏は、「法輪功に対して犯した残虐体刑罪、集団絶滅罪で、江沢民は2002年から世界各地で起訴され、現在すでに16ヶ国で訴訟が起されている。我々は、みんなの努力を通じて、江沢民とその仲間を審判台に立たせ、法律によって裁かれることを望んでいます。」と、述べた。

                          真相説明

 午後2時から140数名の法輪功学習者たちは、東京都心部で一時間余りの平和的デモを行った。列は「法輪大法は素晴らしい!」、「法輪大法は正法なのだ!」、「法輪大法は世界に伝わる」などの旗を先頭に、、迫害によって死亡した法輪功学習者の写真を手に持った白衣姿の女性学習者の列が続いて並んだ。また法輪功学習者たちは、中国大陸の法輪功学習者が受けている残虐な体刑を表現した絵と生々しい写真を挙げて人々に迫害の残虐さを訴えた。中には、「信仰の自由は基本的な人権である」、「江沢民起訴は最大の人権告訴案件なのだ」、「全世界で江沢民を裁こう!」、「法輪功に対する迫害を直ちに制止せよ!」などの横断幕を持って通行人に真相を伝える学習者もいた。

      都心をデモ        都心をデモ デモは人々の関心を引き寄せた

 記者は、繁華街の中心部で、大勢の人々が厳しい日差しにもかかわらず法輪功デモ隊に大変な関心を示していることに気付いた。多くの通行人は、黙々として学習者たちが手に持っている様々な残虐な体刑の絵、写真を見て、その表情はとても厳粛で、驚きを隠せない人もいた。カメラを取り出して写真を撮る人がいれば、ビデオカメラで録画をしている西洋人旅行者もいた。携帯電話で写真を撮る人さえいた。真相資料を受け取った人々は、とても真剣に資料を読み、ある年配の方はあまりにも集中し過ぎて、記者が自分にレンズを合わせて撮影をしていることにすら気づかなかった。

 デモ隊の中には、60、70歳のお年寄りがいれば、数ヶ月の赤ん坊を背負った母親もいた。記者は、二人用のベビーカーに二人の幼児を乗せて押し歩いている若いお母さんの劉女史にマイクを向けた。「こんなに暑い中、何故今回のデモに参加しましたか?」。「法輪功は中国で迫害を受けています。法輪功を修練したため私の名前は、すでに中国共産党のブラック・リストに入りました。私は日本で二人の子供を生み、彼らを連れて国へ帰って家族に会いたいです。私は、日本人および全世界の人々が今回の迫害を知り、法輪功に対する迫害が一日も早く終わるよう期待しています。私も一日も早く祖国に帰りたいです。」と、若いお母さんは、正直な心情を話した。

 記者は、中国大陸から日本に来たばかりの楊先生に会った。彼は、「もともと軍の副団級レベルの幹部で博士でしたが法輪功を修練したことにより、強制的に軍から外され、党からも処罰を受け除名されました。仕事を失い、路頭に迷う生活を余儀なくされました。また、陳情に行ったことで非人道的残虐な体刑受け、しかも強制的に信条に対する放棄を強いられるなど、精神的な苦難を受けました。」と、話した。彼は「国外で自由な生活を有することができ、今回のようにデモ活動にも参加することができました。」と、奥さんと感動の涙を流した。しかし、国内の大法弟子が今だに迫害を受け続けていることに思いを馳せると、彼自身、自らの経験もあって、迫害を受けている学習者たちの1日がまるで1年のように長くつらく感じるその苦しみが分かると言った。だからこそ、人々にこの迫害の真相を伝え、できる限り一日も早くこの迫害を終わらせたいと胸の内を語った。
妊娠7ヶ月の範女史は、厳しい日差しにもかかわらず看板を挙げて全行程を歩き終えた。彼女は、かつて中国で不法に逮捕され、労働による再教育を強いられ、体力を使い尽くす奴隷のような労働を強制された。記者は、屈辱的な性的虐待など彼女からも同様な心の叫び声を耳にした。彼女は、「今日この活動に参加した心情はとても重いのです。日本のような自由な環境の中では、中国国内の恐ろしい残虐な迫害真相が想像さえつかないかも知れませんが、正義のある人々が救援の手を差し伸べて、できる限り一日も早くこの迫害をやめてさせてくれることを願っています。」と、言った。

                  中国大使館の前で平和的請願を行う

 夜、中国大使館の前で法輪功学習者たちは、引き続き平和的請願活動を行った。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/7/20/106539.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/7/21/63075.html