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7月に、98名の法輪功学習者が死亡と確認

 【明慧ネット2005年8月5日】(明慧ネット記者・黎鳴)1999年7月20日の中国共産党政府による法輪功弾圧開始から現在までの6年間に拷問・虐待により死亡した法輪功学習者の数は、確認されただけでも2,739名に達しているが、今年7月には、98名の死亡者(女性57名、55才以上の中高年者46名)が確認されたとのことである。

 調査によると、98名の被害者は、黒龍江省14人、河北省13人、遼寧省13人、山東省12人、四川省7人、北京市7人、吉林省4人、湖南省4人、天津市3人、湖北省2人、河南省2人、内モンゴル2人、広東省2人、福建省2人、陝西省2人、浙江省2人、貴州省1人、江蘇省1人、海南省1人、上海市1人であった。中国政府による情報管制のため、残り3人の地元は確認できていない。

 以下は、法輪功学習者3名:袁清江氏、李花字氏及び蔡勇氏の虐待・拷問死の被害状況である。

 袁清江(男、41才)氏の場合

 袁清江氏は、大慶刑務所において受けた拷問・虐待により、2005年7月23日の夜7時ごろ、同刑務所において死亡した。

 袁氏は、2003年3月7日、突然正当な理由なく身柄を拘束され、その後、不当に刑罰を言い渡された。袁氏は、まずハルピン刑務所に収監されたが、そこで、執拗に繰り替えられる暴行に加え、睡眠を取ることを許されず、また長時間直立不動の姿勢を強制される等の拷問・虐待を受け、その過程で何度も意識を失った。

 その後、大慶刑務所に移管され、そこで長時間にわたる残忍な暴行等の拷問・虐待が繰り返され、その結果、重傷を負い、吐血を繰り返し、また負傷により両手足の自由を失った。袁氏は、残忍な拷問・虐待に抗議するため、絶食を始めたが、刑務所側は、これを無視して拷問・虐待を続け、その結果、袁氏は危篤状態に陥り、病院に収容されることなく息を引き取った。

 袁氏の家族の話しによると、家族は、袁氏の遺体と対面することを許されず、遺体の火葬同意書への署名を強要されたという。

 大慶刑務所では、この3ヶ月間に、袁氏を含む3名の法輪功学習者が、刑務所職員による拷問・虐待により死亡している。他の2名はそれぞれ、大慶市大同区新華電力会社の元社員、王洪徳氏(男、56才、2005年5月14日拷問により死亡)と、大慶市石油化学総厰建設会社・筑炉会社社員、許基善氏(男、41才、朝鮮民族、6月7日に拷問による溺死)である。

 湖北省漢川市楊林鎮細雨村在住の李花字(男、70才)氏の場合

 李花字氏は、1997年から法輪功を始めたが、2000年3月に現地の法輪功取締機関・610オフィスに連行され、数ヶ月にわたり身柄を拘束された。その後釈放されたが、同年11月、不当な逮捕拘留の中止を中央政府の請願受理機関に請願するため北京に向かう途中、再び身柄を拘束され、連行された石家庄看守所において手のひらに釘を打ち付けられる等の拷問を受けていたが、その後、労働矯正施設に収容され、収監中に執拗な拷問・虐待を受けた結果、2005年5月26日、死亡した。

 黒龍省孫呉県在住の蔡勇(男、29才)氏の場合

 蔡勇氏は、2001年、中国の旧正月ごろ、法輪功に迫害の等の真相を伝える資料を作成している時に連行された。その後3年間の労働矯正施設収容の処分を受け、綏華労働矯正施設に収監された。蔡氏は、冬季、酷寒の中で連日長時間の直立不動の姿勢を強制される等の拷問・虐待を受け、その結果、極度の衰弱から肺結核を罹患し、2004年末に死亡した。なお、蔡氏の妻も、専ら法輪功の学習者であることを理由として、懲役9年の不当な刑に服している。

 中国共産党政府による残酷且つ異常な人権侵害行為及び法輪功に対する迫害を止めるため、全世界の善良な人々に正義の援助を願います。 


(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2005/8/5/107769.html