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台湾中興大学学務長が、大地震の後法輪功を学んで新しい人生を得る

 文/Chen Qian (台湾)

 1999年9月21日に台湾を襲った大地震で、台湾中興大学劉正義教授は、夜半にベッドから放り出された。地震がついに終わった時、彼は茫然として、自分が何処に居るのかも分からず、潰れた住宅の瓦礫の中に立っていた。劉教授の家は発震地である台中県霧峰郷にあった。以前住宅地であった処が、崩れた壁や建物そして盛り上がった地面にと変ってしまった。

中興大学学務長劉正義教授


 乱雑中自分の所有物を探していると、彼の机の上に置かれていた、法輪大法の書籍のコレクションが、何事もなくそのままそこにあるのが見え、感心した。実際地震は、それら書籍の位置を乱すことさえできなかった。彼はこれらの本をどのように入手したかを思い起こし始めた。最初の二冊、"転法輪" と"法輪功" は彼が指導する大学院生からもらった。しかし彼は1999年4月25日、北京で"法輪功学員の中南海での請願事件" が発生するまで、それらを読まなかった。当時中共は世界的に法輪功を中傷する宣伝を始めたばかりであった。法輪功への好奇心から、劉教授は、それらの本を読み始めた。彼は、転法輪を読んだ後、中共に対し、潜在意識的な反発を持ったことを思い出した。彼は言った、「転法輪は如何に修心煉功し、良い人間になるかを人々に教えるものです。何故中共が法輪功に反対するのか私には分かりません」。法輪功をより良く理解するために、彼はありったけの他の法輪大法書籍を買った。彼は言った、「今考えてみると、これらの本を読んでから私のライフスタイルが全体的に向上し始めました。ただ私はそれを自覚していませんでした! 私は夜の時間の殆んどを家で学法に費すようになりました」。

 中年の多くの苦しみの中で、突然希望が現れた

 劉教授はスポーツマンであって、各種のスポーツを楽しんでいた。中年になってからは特にゴルフを楽しんだ。しかしながら、スポーツを行なうことは当然傷害をもたらし、慢性の筋骨痛を起した。更に彼は、教授、研究、行政の重い仕事量から、ストレスの大きい生活をしていた。彼は交際を楽しんだので、多くのパーティーや社交の場へ招待され、酒を飲むこととなり、これらは彼の健康に次第に悪影響を及ぼした。

 1998年3月、彼は狭心症と診断された。3月に彼は二度続けて発作を起した。彼は台湾大学病院に入院した。細いチューブを腕や足の動脈、或いは静脈に差し込み、そこからチューブを心室や冠状動脈へと進める。しかし、その過程で冠状動脈の左側の枝の5cmと右側の枝の3cmがひどく詰まっているのが発見された。更に結腸がうまく機能しておらず、彼は長期間固形の便がなかった。又痔疾患を患っており、一年中排便の度に出血するのだった。劉教授は言った、「私はいつも妻に言っていました、もしも私が心臓病で死なないなら、多分結腸癌で死ぬだろう、と」。

 9月21日の大地震の後、台中は夜には静寂であった。水もなければ電気もガスもなかったから。電気がなかったので、劉教授は本を読むことができず、煉功することを想いついた。蝋燭に火を付けて、"法輪功"の動作の図解に従って煉功を始めた。劉教授は言った、「それまで私は気功をやったことがありませんでした」「私は法輪功の書籍を幾冊か読みましたが、煉功が私の健康を快復するとは思ってもみませんでした。それは私の医学的背景と関係があると思います。運動によってのみ健康を向上させることができるというのが、私の観念でした」。

 以外にも煉功を初めて5日目の朝、驚くべきことが起った。「その朝排便した時、私は自分の結腸が機能していることを発見しました。便は形を成していました! そして私の痔は出血しませんでした!」 彼は初めて法輪功の威力を経験した。彼は言った、「転法輪の中に述べられていることは、全て真実でありました!」 それ以来彼は更に勤勉に煉功するようになり、真の法輪功修煉者となった。

 心身の健康を取り戻してから、劉教授は積極的に法輪功を推薦し始めた

 劉教授は日に日に身体が健康になり、強くなっていった。彼は強調した、「一般の運動は身体に傷害を起す可能性が大きいです。法輪功の五通りの動作は温和で、効果があります(そして傷害を起すことはない)。座禅はストレス解消にとても効果があります」。劉教授は又精神面においても向上し始めた。「私はもうパーティーに興味がありません。私は今ではもっと自然な恬淡とした生活をしています。健康で充実した人生を好みます」。

 過去5年、劉教授の血圧は正常である。たばこや酒は止めた。彼の病は次々と消え去った。更に彼は日に日により若く見える。彼は60代であるが、50代にしか見えない。更に彼の心身向上が妻と息子を法輪功の修煉へと鼓舞した。

 劉教授は、中興大学に"教職員法輪功クラブ"を成立した。毎朝彼はクラブで同修達と共に煉功する。彼等は週三回共に法の勉強をする。法輪功は彼の学務長としての任務をよりよく果たすのに役立ったと、彼は感じる。「法輪功の修煉を始めて以来、私は学生達のカウンセリングにおいて、より忍耐強くなりました。同時に私は彼等を助けるための、智慧があるようです。私は転法輪からしばしば引用して学生達に、問題が起きた時は内を見るように言います。彼等に内面をよく見る者は、外在的困難に対する内からの力量を持つと言います」。

 「現代人は、自分の観念を強く持ち、異なった概念を受け入れようとしません。彼等は自分のアイデアに符合するものだけに耳を貸し、符合しないものには耳を貸すことを拒否するか、信じようとしません。現代人はとても心が狭いです」。劉教授は、法輪功と接触できる幸運な人々がもっと心を開いて、判断を下す前に法輪功を理解し試してみる時間を取るよう、せつに希望する。「試しにやってみれば、私のように心身の健康を得るでしょう!」

2005年8月14日


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/7/19/106462.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/8/6/63639.html