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大法弟子・ケン加秋さんが瀋陽監獄城で受けた残酷な迫害

 【明慧ネット2005年8月9日】遼寧省葫芦島市連山区鋼屯鎮の大法弟子・ケン加秋さんは、不法に拉致され、判決を受けた後、瀋陽第三監獄で、悪党警官や犯人により、残酷に迫害され、現在は、瀋陽監獄城第一監獄の第一監区に監禁されており、迫害はさらにエスカレートし、《厳管》と言う拷問用の極めて狭い部屋に押し込まれている。

                      大法弟子・ケン加秋さん

 大法弟子・ケン加秋さんは30歳で、張家ケン村ケン屯の農民で、1996年に法輪功の修煉を始めてから、家庭生活は幸福で円満で、妻、妻の両親も法輪功を修煉し、ケン加秋一家は非常に仲睦まじく暮らしていた。1999年7月、中国共産悪党が、法輪功を不法に弾圧してからは、一家は一日も安穏な日々を送ったことがなく、一家は絶えず政府の役人から残酷な迫害を受けていた。地元の警察は、常に日常生活を妨害し迫害も続いたため、ケン加秋さんは妻と共に、2001年6月4日から路上生活をやむなく始めた。1999年の末に生まれた息子は、6年来、ずっと父母と離れ離れであり、現在まで祖父母に養育されている。

 2002年5月28日、ケン加秋さんは他の法輪功学習者と、鋼屯鎮虹螺山(寺の縁日)で、法輪功の真相資料を配っていたところを、不幸にも地元の派出所の悪党警官に拉致された。鋼屯の警官の昼夜に亘る様々な残酷な迫害を受け、その後、葫芦島市看守所に監禁された。その年7月、秘密裡に6年と言う不法な判決を受け、同年8月27日、錦州市南山刑務所に送られ、また、同年9月には、瀋陽第三監獄(元の大北監獄、現在は瀋陽監獄城にある)に移動させられた。監獄の役人達は、何の罪も無いケン加秋さんに対して、有罪の証拠も、道理もたてることができなかった。しかし、彼らは自分たちが有利に立つため、卑劣な手段で、肉体的に虐待すると共に、人格の侮辱や精神的な迫害を行い、ケン加秋さんが自ら、「罪を認める」と言わざるを得ないように図った。しかし、終始、邪悪の残酷で不法な迫害を認めなかったため、悪人達は、次第にエスカレートし、際限も無く迫害を続けている。

 ケン加秋さんは《監獄規則》を暗唱しなかったことで、悪党警官に唆された犯人たちに、ゴム・ホースで激しく体中を打たれ、地面に押し倒されてさらに殴ったり、蹴ったりされた。

 二日後、警官は全身に傷だらけのケン加秋さんを第二監区に移動させた。第二監区の管教大隊長・王暁波、管教責任者・董侖山は、二人の犯人に、ケン加秋さんを常に監視、管理すると共に、何事をするにも、すなわち、洗顔、歯磨き、食事、水を飲む、トイレに行く、或いは歩く時にも、まず犯人に報告し、犯人の許可を得てから、犯人の監視下で行うようにと指示した。悪人達は毎日ケン加秋さんに、十時間以上の仕事を強制した。また、定められた仕事量が完成できない場合は、脅迫したり、打ったり、ののしったりした。夜、仕事が終わった後も、テレビを見ることも、他の人と話すことも許可しなかったばかりでなく、強制的に22時まで小さい椅子の上に座わらせた。

 悪党警察は、ケン加秋さんに《真・善・忍》を守ることを放棄させるため、迫害をより一層強化した。2003年の正月以後、警察は王権に指示して、罰としてケン加秋さんを壁に向かって強制的に立たせた。ケン加秋さんが、「なぜ、私は罰を受けなければならないのですか?」と聞くと、王権は「無駄な話はするな。そこに黙って立っておれ!」と高圧的に言い放った。犯人である王権が法を無視してのさばり返っている理由は、王暁波と董侖山の裏からの唆しがあったからである。

 ケン加秋さんは、毎日、強制的に、朝8時から夜20時まで、壁に向かって立たされたばかりでなく、少しでも動くことは許されなかった。また、ほんの少しでも言うことに従わなければ、すぐ殴打された。ある日、王権は、李素安、金永軍等と一緒に、ケン加秋さんが「監獄規則」をよく暗唱できなかったと言う理由で、ケン加秋さんを殴り倒し、大頭靴で脚を蹴り続けた。また、拳骨で心臓部を連続的に撃ったため、呼吸困難で窒息しそうに感じた。翌日、三人の悪人は、「罪を認める」ように要求したが拒否されたため、李素安は鬼のような顔で口汚くののしりながら、また顔を殴り続けた。第三日目、王権は、李素安、金永軍等を唆し、ケン加秋さんを地面に押し倒して殴った。ケン加秋さんは、耐えられなくなり、大声で助けを求めたが、悪党警官は聞いていながら無視した。

 王権、李素安等は、「お前、大声でも出してみろ! お前を打ち殺してやるぞ!」と言いながら、より一層残酷に暴力を振るった。ケン加秋さんは、痛みに耐えられず、地面を這いながら苦しんでいたが、悪人達は最後に自分の方が疲れて、殴るのをやめた。

 ケン加秋さんの脚は、極度に傷つけられ、正常に歩くことができなくなり、また、全身傷だらけになった。このような状況が十日以上も続き、迫害されて心身が極度に衰弱し、命にも関わるようになってきた。

 2003年3月、ケン加秋さんの以前の傷がまだ残っているにも係わらず、犯人達は、また次の残酷な迫害を開始した。ケン加秋さんは耐えられず、絶食でこの迫害に抗議した。それに対して、監区隊長・王小波、董侖山の指示下で、王権、李素安、王明濤、王文宝、金永軍等は、作業場で集団になって取り囲み殴打した。李素安は、シャベルの柄を持って来て、犯人達を唆しケン加秋さんを地面に押し倒した後、ズボンを脱がせ、それぞれが頭、両足、両腕を動かないように踏んで押しつけ、李素安は悪鬼のように、シャベルの柄で、腰や臀部等を何回となく激しく打ちつけた。

 極度の痛みで、ケン加秋さんは手を挙げてこの残酷な迫害を停止しようとしたが、挙げた手は李素安のシャベルの柄で打たれてしまった。ケン加秋さんは目の前が暗くなり、すぐ意識不明になった。しかし、悪人達は、更に殴って意識を回復させ、強制的に立つように命令した。その時すでに、ケン加秋さんの手背は脹れて饅頭のようになり、掌は青紫色で、動かなくなっており、また、見た目にも骨折しているようであった。翌日、犯人・李素安、金永軍は、ケン加秋さんが罰で立たされていた時、動いたと言う理由でまた殴った。いじの悪い李素安は、ケン加秋さんの重傷の手を、わざと強く叩いた。極度の痛みで、ついに悲鳴をあげ、その場に倒れてしまった。それ以後、その手は痛みで動かすことができなくなった。(2005年6月、瀋陽第一監獄でのX線写真は、左の中指骨骨折を証明している)

              受傷後2年の写真 左の中指骨骨折の痕蹟あり

 2005年3月18日、王文宝は、再びケン加秋さんを殴ったが、その場にいた大法弟子・劉明特さんが、彼の暴行を阻止したが、このことで、王文宝、劉晨、関永波、鄒立明等からもさらに暴力を受けた。3月25日、ケン加秋さんは、第十二監区の犯人・孫永生に、顔を打たれた。その後、ケン加秋さんは、王権、李素安等に、「私は罪も犯していないし、仇もいないのに、なぜ私をこのような酷い目に合わせるのですか?」と訊ねたが、両犯人は機嫌が良く、うっかりして次のような真実を漏らした。王権は、「監獄では、会議を開き、転向に力を入れるように命令された」と言い、李素安は、「隊長が許可しない限り、我々は誰も君を打つ権利はない」と言った。
 
 ケン加秋さんが受けた全ての迫害は、監区隊長・王小波、董侖山の指示で、彼らの放任、庇護下で、犯人たちがやったことである。この二人の悪党警官の行為は、法律を甚だしく蹂躙した行為である。監獄の警官として、彼らは職権範囲内の権利を行使する以外必ず上司と監督部門の監督を受けなければならない。しかし、この二人は現在まで、以外にも不法に法輪功学習者を殺害、監禁する行為を続けているばかりでなく、どんな制限、制止、処罰も受けてはいない。実際、江沢民集団が法輪功学習者に対しての不法な迫害政策は、これまで一切秘密ではない。「殴って死亡させても、責任は一切ない」とか、「殴って死亡したら自殺とみなす」などの秘密命令は、法輪功学習者を不法に迫害する監獄警察が、法を知りながら罪を犯す時に、《尚方宝剣》(天子の宝剣—この剣を下賜された大臣は、皇帝への奏請なく事を決する大権を持つ。絶対的権力を行使するときの切り札)として口に出す言葉であり、既に《密》命とは言えないのである。

 昔から、どんな邪悪な勢力でも、正義や善良なるものを長期間に亘って、迫害したことは一度も無い。現在、中国共産党の法輪功に対する不法な迫害は、どんどん民心を失っている。下で命令に従う警官も、次第に法輪功の真相を知り、この不法な迫害に参与しなくなってきた。ここで、依然として迫害に参与している数少ない悪人たちに、自分自身と家族の将来のためにも、愚かなことをしないよう警告する。

 現在、ケン加秋さんは、瀋陽監獄城第一監獄第一監区に監禁されているが、状況は非常に危険な状態である。在所大隊の大隊長の話によると、ケン加秋さんは《厳管》という拷問用の極めて狭い部屋に監禁され、更なる迫害を受けているようである。ここで、全世界の正義の人々が、ケン加秋さんが受けている迫害に関心を持つと共に、瀋陽監獄城に、残酷な迫害を受けているケン加秋さんの釈放を強く要求するように呼びかけよう。

付録:関連部署の電話:(区号:024)
瀋陽監獄通信住所:遼寧省瀋陽市于洪区育新路七号(郵便:110145)
位置:瀋陽市于洪区平羅鎮白辛台子村
瀋陽監獄電話代表:024-89296556、024-89296438
瀋陽監獄オフィス主任段文海のオフィス電話:024---89296011
以下は、瀋陽監獄第一監獄各部署電話番号(区号0429)
獄政課長:89296160
副課長:89296161
第一監区:
大隊長歴宝聚:89296255 携帯電話:13304050502
看守:89296252
元第二監区大隊長王暁波の電話:89296308
第一監区監区長:89296251
第二監区監区長:89296256

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/8/9/108049.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/8/19/64072.html