日本明慧


幸運で勇敢なドラマー

 文/楊争

 【明慧ネット2005年8月1日】ステリン(Sterling Campbell)は、デヴィッドボウイ(David Bowie)の専属のドラマーである。彼は、長年にわたって、世界各地で公演を行っているが、彼のドラムには、《真・善・忍》の三つの漢字が書いてある。彼は、この《真・善・忍》の三文字が書かれたドラムを持って、世界各地で公演を行い、更に大勢の人々に、この素晴らしいメッセージを伝えるのである。

 ステリン(Sterling Campbell)は、かつてDuran DuranとSoul Asylumのドラマーとして働いていた。1992年から有名なデヴィッドボウイ(David Bowie)と一緒に仕事をしていたステリンは、1999年からデヴィッドボウイ(David Bowie)バンドの専属のドラマ−として、世界各地で公演を行っている。ステリンは、有名なドラマーであるだけでなく、法輪功学習者でもある。

● 生活がどん底の時、幸運にも法輪功と出会った

 私達が訪ねた時、ステリンは、「法輪功は非常にすばらしいプレゼントですよ」と強調した。7年前、ステリンの生活は非常に不安定で、どん底の状況であった。彼は、毎日、2箱のタバコを吸うばかりでなく、麻薬を吸ったり、お酒を飲んで暴れたりして、夢のない生活が続いていた。そんなある日、ステリンは公園で、大勢の人々が柔和な功法を煉習しているのを見て、深く興味を持ち、自分も煉習することに決め、今に至った。この柔和で素晴らしい功法の名前は、法輪功であった。

 ステリンは笑いながら、「7年間で、私はタバコを止めたばかりでなく、麻薬やお酒も止めて、非常に健康になりました。法輪功は、私に健康な体を与えてくれたばかりでなく、もっと重要なのは精神上に大きい変化をもたらせてくれました。現在、私は非常に幸せな人になりました。私は、心から《真・善・忍》に賛同しています。」と語った。ステリンは、公演を見る人々に、法輪大法のことを伝えるため、出演するドラムに《真・善・忍》の三文字を書いた。

● 天安門広場の前で、迫害を停止するように呼びかけた。

 1999年7月20日、中国共産党は、法輪功に対して、不法な迫害を始めた。その後、次々と中国大陸から、法輪功学習者が迫害されていると言うメッセージが伝えられて来たが、中国共産党がメディアを掌握して作らせた嘘つき新聞に騙され、国際社会は、中国大陸で行われている大規模の残酷な弾圧と酷刑による迫害に、十分な認識を持っていなかった。そこで、2002年、ステリンは、国際社会が注目するように、西洋の法輪功学習者と一緒に北京の天安門広場に行って、法輪功に対する迫害停止を呼びかけた。

 ステリンは、「私は、様々な国に旅行に行きました。しかし、今回の北京旅行は非常に特別でした。私達は、北京で逮捕され、暴力を受けました。その時、暴力をふるった警察官は全て若者でしたが、彼らは無知の中で私達に、中国共産党自身が作った、悪意に歪曲された資料を読むように強制しました。ただし、彼らは私達にどのように“善く接しているか”をビデオで撮影する時には、まるで“友達のように”、水や食物をくれたのです。」と語った。
「不法に逮捕されている期間中、私は機会を見つけて、1人の警察官に真相を伝えました。その後、その警察官は携帯電話で、私にお詫びのメッセージを入れてきました。彼は、自分達が良い人に暴力をふるったことに対して、反省すると言いました。また、自分の職業が良い人を迫害する悪人に利用されるのは嫌であるが、そんな状況を改善することができないとも言いました。彼の良知が覚まされたことを知って、私は感動しました。」

 私達が、当時危険を冒して、中国へ行った理由を聞いた時、ステリンは、「私は中国大陸の法輪功学習者に励まされたのです。彼らは、そんなに困難な状況でも、勇敢に出て来て、人々に法輪功の真相を伝えています。我々西洋の法輪功学習者が天安門広場に行ったのは、法輪功が中国大陸で不法に迫害されていることを、もっと大勢の人々に伝え、この件に対して彼らの関心を得るためです。」と言った。

 アメリカの雑誌《ROCK》は、ステリンを取材した後、彼のこの経験を記録しました。

 ステリンは、「私は、不法に24時間拘留され、一昼夜の精神的迫害を受けました。このような苦痛を、もう一昼夜受けたら、耐えられないかも知れないです。本当に、中国大陸の法輪功学習者が、監獄や、労働教養所や、拘留所で、常に、肉体上と精神上で受けている残酷な迫害は、想像できないですね。」と語った。
私達が、今回北京に行って、後悔していないかと聞いたところ、彼は、「私は、後悔していません。将来機会があれば、また中国を訪問したい。」と答えた。

● 真相の種を人々の心に植え付けた。

 北京から帰った後、ステリンは、自分の親戚と友達に法輪功の真相を伝えた。真相を伝えることを通じて、彼は、まだ一部分の西洋人が法輪功のことを誤解していることに気づいた。「私達は、実際中国政府に反対していません。ただ、中国に住んでいる法輪功学習者が私達のように、煉功する権利を持てるように求めます。現在は、法輪功を不法に迫害している凶手を法律に基づいて逮捕するように求めているだけです。法輪功に対しての不法な迫害は孤立的な事件ではなく、世界に住んでいる人々にも影響を与える事件です。2004年1月、フランスで発生した、パリの警察が江澤民集団の悪辣な誘導下で、無理やり法輪功学習者を不法逮捕した事実が、この点を説明しているのです。この迫害事件は、我々の民主制度の根幹を破壊しているのです。」と語った。

 いつもデヴィッドボウイと一緒に世界各地で公演をするステリンは、毎回公演場所に着くと、当地の「法輪功の友」という非営利団体と連絡を取り、出演ホールに法輪功のポスターを置くようにした。そのほかにも、アムネスティ・インターナショナルも招請していた。ステリンは、「私は、このような形式で人々が法輪功問題に関心を持つようにしたかったのです。彼らは、その時、私がやったことに気が付かないかも知れませんが、心にはその種が残されていると思います。この種は、日が経つと、どんどん大きくなり、将来的には、法輪功問題に対して、正確な声を出すと思います。」と語った。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2005/8/1/107439.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/8/23/64182.html