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中国共産党の悪意干渉で逆に親戚の名画展の知名度が上がる

 【明慧ネット2005年8月25日】(明慧ネット記者張穎、周海倫による編集報道)8月20日の聖荷西信使新聞により、記者のL.A.Chungさんの“関心を寄せられた法輪功のため人々の芸術に対する興味が喚起された”という記事がありました。その記事には、中国共産党の悪意干渉にもかかわらず、中国近代名画家たちの真跡は中華文化の復興と齊秉淑さんの救出活動に大きな役割を果たしていると掲載してありました。中国共産党のその愚行は、まさに中国の諺にある“鶏を盗むにならず一握りの米を失った”という意味に反射しており、かえって世の人々に名画家の真跡に対する興味を促させてしまいました。

戴氏家族が家宝の真跡を公開し鑑賞した人々が楽しんでいる


 本文にもこう書いてあります:政治の神秘性を帯びた物事は最も人々の興味を起こさせるものだ。

 確かに教養がある程度のレベルでないと、20世紀の中国清朝時代の名画家による真跡といっても共鳴が起きないでしょう。また、これらの絵は2003年までに公開されたことがないものの、わざわざ足を運ぶということには限らないのではないでしょうか。

 しかるに、堂々とした一人のサンフランシスコの高官のあまりにもおかしな言動で絵画展の公開を禁止することが、かえって私の好奇心を引き起こしてくれました。ですから、名画展に興味を持ったほかの人々もきっと同様でしょう。

 “中国近代名画家の書画真跡展”は9月2日から11日までサンフランシスコにあるアーテン画廊(Urbis Artium Gallery)において開催される予定となりました。しかし、サンフランシスコの馬世云(Fiona Ma)市議員は、名画展を支持する新聞発表会の出席を拒否したため、逆に絵画展の宣伝をアピールしてしまいました。

 戴美玲さんはオーストラリア系の華僑で、今回の絵画の所有者でもあります。しかし、たかだが一人の法輪功学習者だけで、人権の自由と民主の誇りを持つアメリカの本土においても政治的な色彩が加え付けられました。法輪功は単に心身とともに修める普通の気功だが、中国共産党だけにとっての“×教”となってしまいました。

 戴氏夫人は、これらの貴重な絵画を世に公開する事で、人々に中華民族の伝統文化を重視するように喚起させると同時に、中国共産党に不法監禁され迫害されている名高い芸術家の孫である斉秉淑さんを救出するように呼びかけもしています。

 これに対して、馬市議員が次のような発言を発表しました。「自分の親も芸術家であり、サンフランシスコの文化と芸術はもちろん支持しています。今回の名画展にある名画真跡は言うまでもないし、あまり世に公開されなかった貴重なものばかりです。確かにそれはサンフランシスコ及び周辺の住民のためとなりますが、今回の所有者の政治的背景を知ったので、私はこの名画展に参加しないと言いました。」

 馬市議員の言った通り、確かに貴重で稀な名画ばかりで、斉白石、張大千、徐悲鴻、傅抱石、呉昌碩等々、すべては中国の近代的偉大な名画家たちだ、とアジア芸術博物舘の補佐館長である姚宝玲さんも賞賛しました。もちろん名画は真跡だし、所有者の先祖も清朝の時代では非常に高位の官職を務めていたので、すべてが19世紀の皇室からの貴重品に間違いありません。

 では、馬市議員の言う“所有者の過去の歴史背景”とはという意味なのでしょうか?これらの絵画には、山水風景、花鳥、観音菩薩、などが描写され、しかも何世紀も代々伝承してきた中国を代表できるぐらいの伝統重宝に至るものなのに、それらについて、いったい中国共産党と馬市議員には何らかの困ったことでもあるでしょうか?いっそう疑わしくなりました。

 結局は、これらを悪意干渉した要因とは戴氏夫人が中国共産党に迫害されている法輪功学習者の真相を世に暴き出したほか、まだ迫害を受けている法輪功学習者の中に“中国近代的偉大な名画家の一人である斉白石”の孫であり芸術家でもある斉秉淑さんを救出するためでした。ところで、戴氏夫人自身はかつて硬皮性という進行性疾病に非常に悩んでいたが、法輪功のおかげで病気の苦痛から離れることができました。法輪功の素晴しさを心から感銘したため、彼女が法輪功のことをより多くの人々に知らせるべきだと考えました。彼女の息子さんもこの善行を「うちの母は、一般の場所に拘らずこんなに貴重な家宝を無料で公開しており、絵画のレベルにふさわしい大きな博物舘で開催するのをじっと持つなんでことなどしないのです。」と述べた。

 中国共産党が政治的にアメリカを悪意干渉

 2003年から、韓国からニューヨークまで、そしてワシントンでも、戴氏家族はおよそ40回以上も名画展を開催しました。今回、はじめて政府関係の官員による悪意干渉が起きました。情報によると、この悪意干渉をした官員らはまもなく中国訪問団として旅立つ予定だそうです。

 名画展の主催者のウィクター・ウーさんは山景城の“希望の声”ラジオ局のアナウンサーです。彼は馬市議員の発言を理解できると言いながら、実は馬市議員ともう一人の主催者の張雪容さんは中国共産党に脅されたあげく、どうにもならなくなった彼らが名画展に不利な言動をしてしまったという中国共産党の陰謀を明かしました。“希望の声”ラジオ局、“新唐人”テレビ局と“大紀元”新聞社は共同で今回の名画展を行いました。

 「私は地方政府の自治について、高い関心を寄せています。」と同じ市議員であるクリス・デェリーさん(Chris Daly)が言いました。デェリーさんはかつて一件の決議案を提出したことがあります。それが、中国共産党は法輪功学習者を迫害することに対する譴責の決議案であったが、残念ながら採決されることができませんでした。4年前に、デェリーさんは中国共産党の領事館から脅迫手紙と脅迫電話で脅されたことがあると暴きました。これに対して、非常に不満を感じたので、デェリーさんが木曜日の新聞発表会において、“他国からの脅迫”ということに、“危険に晒された恐怖感を覚えています”と表明しました。

 ここまでのすべての出来事は、名画展に対する興味を引き起こし、すぐにもその真相を知りたいほど好奇心が湧いてきました。名画展の場所は、サンフランシスコ第二街140号で行なわれます。



(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/8/25/109090.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/8/26/64289.html