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母親は死亡 父親は監禁 17歳の少年は絶望し行方不明

文/甘粛省大法弟子

 【明慧ネット2005年9月4日】蘭州の大法弟子・耿萃芳さんは2002年6月13日、迫害により死亡した。2ヵ月後、夫の蘇安州さん(大法弟子)は、20年の懲役刑を言い渡された。当時息子(名前は不詳)はまだ17歳で、家庭環境のこの悲惨な激変により絶望状態となり、家を出て今なお行方不明のままである。

 耿萃芳さん(40代、女性)は2000年12月下旬、夫と共に北京に陳情に行き、逮捕され蘭州に強制送還された。夫の蘇安州さんは、不法に平安台労働教養所に監禁された。耿萃芳さんは、蘭州市西果園留置場に不法監禁され、2001年10月にやっと釈放された。この期間16歳の息子は一人で家を守りながら、両親の帰りを待っていた。

 2002年6月13日朝、蘇安州さんは家を出たとたんに、待ち伏せていた警官らに連行された。警官らはドアを激しく叩き、耿萃芳さんにドアを開けさせようとしたが、開けなかった。下から警官らが迫り、耿萃芳さんは六階から飛び降りた。この時、警官らは耿萃芳さんの生死を確かめもせず、耿萃芳さんが持っていた鍵を奪って家に侵入し、二冊の預金通帳、指輪、アクセサリー及び現金などを押収した。耿萃芳さんの遺体を放置したまま、警官らは慌てて去って行った。

 2002年8月、警官は再び蘇安州さんを連行し、テレビの電波ジャックに関与したことを理由に20年の懲役刑を下した。蘇安州さんは、今なお蘭州大砂坪刑務所に監禁されている。

 当時息子はまだ17歳で、母親が追い詰められて死亡し、さらに父親まで監禁された。両親を失い、家もなく衣食のめども立たず、少年は絶望し家を出た。親族と友達は四方八方少年の行方を捜している。

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(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/4/109749.html