日本明慧


修煉していない娘が真相を伝える方法

 

 文/フィンランドの法輪功学習者 清荷

 【明慧ネット2005年9月5日】ある日、娘が昼食を食べに家に来ました。私は、「大学時代の友達ったらどうしたのかしら。大学を卒業して、政府の役人とか大金持ちになりたがる人はいないのに、多くの人が共産党に入党したのよ。『九評』が発表されてから、早く『九評』を読んで脱党するように勧めたけど、あの人達は今の共産党が邪悪で腐敗していることを知っているのに、自分と関係ないと言って全然関心を持っていないようなの。本当に理解できないわ」と娘に話しました。

 娘:分からないこともないけど…。お母さんは、他人の立場に立って考えたことがある? いつも自分の考えで人のことを考えているでしょう。その人達は毎日、虚言や大きな圧力のもとで生活しているんだから、そんな中で考える勇気や正直に言う勇気があると思う? 今の態度を取るのはあたりまえだと思うよ。

 私:お母さんもあの人達のことを理解しているのよ、真相を伝えるためにいろんな方法を考えていたの。あの人達のことを心配して焦っているの。私は救ってあげたいのよ!
娘:お母さんが焦っているのは分かっているわ。お母さんを見ていると、私も焦ってきたわ…。

 娘:実際に身に起きたことを話してみたらどう? 私は法輪功を修煉していないけど、機会があったら私も法輪功の真相を伝えているのよ。もちろん、お母さんのような言い方はしないわ。たとえば、この間、観光ツアーのガイドをしていると、法輪功学習者が観光客に真相の資料を配っていたわ。でも、観光客は受け取る勇気がなかったから、「大丈夫です、受け取ってホテルに戻ったらドアを閉めて読んでみてください。これはあなたたちが国内で聞いたこととまったく違います。あなたたちも判断力があり、読めばどっちが本当なのかどっちが嘘なのかすぐ分かると思います。この機会を逃さないで」と言ったら、みんな真相の資料を受け取っていたのよ。

 娘:私は真相を伝えるときに、真相を人に押しつけるのではなく、自然のままに伝えているの。たとえば一緒に食事をしているうちに法輪功の話題になって、誰かが法輪功にマイナスのイメージを持っていたら、こう話すわ。「母は法輪功を修煉しているんだけど、私は母の煉功してからの変化をずっと見てきたの。母は10年近く煉功していて病気になったことがなく、私や息子にどこか調子の悪いところがあれば、母の家に行くと薬を飲まなくても治るの。ここ数年、私も息子も病気になったり薬を飲んだりしたことがないのよ。ほかにもね、私は小さいときから母に反抗して、いつも母とけんかばかりしてきたわ。母は修煉を始めてから、真善忍に従って自分を律し、トラブルがあったら、私を責めるのではなく、まず内に向けて自分の原因を探すようになったの。相手のないけんかはできないから、私まで変わってきて…。今は何かあれば母に相談するようになったの。これはとても良いことでしょう。母の周りの多くの法輪功学習者とも付き合っているけど、みんなとても優しい人達なのよ。」

 娘:仕事の関係で中国大使館に行ったとき、大使館の人が、「いつも大使館に請願に来たりあちこちで活動をしたりしないように、お母さんを見てもらえませんか。」と言ってきたの。私は、「母は独立していますし、娘として、母が何をするのかしないのかを干渉することはできないのです。母は法輪功を始めてから病気がなくなり、私の世話を必要とすることもなく、年を取っているのにいつも私の世話をしてくれるのです。ほかにも、私たち親子は、前はいつもけんかをしていましたが、今はトラブルがあると、母は先に内に向けて自分の原因を探すので、トラブルなど自然に解消されてしまいます。こう考えても、私は母の自由を干渉することはできないのです!」と返事をしたわ。

 私は、娘の話を聞きながら考えていました。「あなたの話は確かに道理があるわ。この間お母さんね、40数年も連絡を取っていない中学時代の友達に連絡したの。私達は純粋だった少女時代を思い出しながら、ここまでの苦難に満ちた人生について話したの。そして『九評』と結びつけて、それぞれに不幸をもたらした根本的な原因である共産邪霊を見つけ出したわ。そしてなんとその友達は、家族4人全員が自ら脱党、脱団を表明したの。私は彼女の家族全員の選択をとても嬉しく思っているのよ。」と娘に話しました。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/5/109835.html