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カナダ:10万人連署で首相に陳情、胡錦濤に法輪功の迫害停止を呼びかけた(写真)

 

 【明慧ネット2005年9月8日】(英梓の報道)中共党首・胡錦濤のカナダ訪問前夜、10万人あまりのカナダ人が連署でマーティン首相に陳情し、胡錦濤氏との会談で、法輪功の迫害停止を提出するよう希望した。

 およそ半月の間、カナダ東部のトロント、モントリオール、オタワの法輪功学習者は絶え間なくカナダ国会、外交部、移民部などで、反酷刑を演じ、署名を集めながら、カナダ社会に向けて、法輪功が中国で受けている迫害の情況を説明した。同時に、トロント、モントリオール、オタワなどカナダの主要都市の街頭でも、法輪功学習者が様々な形式で真相を伝えた。

カナダ国会議員のデイビッド・キルガウア氏、連名書に署名 マスコミが注目する国会前での反酷刑実演 連名書にサインするカナダ民衆

 カナダ10万人の声:今回の反人類犯罪の黙認を絶対に許さない

 民衆によるカナダ首相への連名書には次のように書かれていた。「国連及び人権組織からのデータによると、法輪功学習者への6年にもわたる迫害はますますエスカレートし、すでに2780名の法輪功学習者が死亡、数十万人の法輪功学習者が酷刑を受け、不法に監禁された。これらの迫害を受けている善良な民衆は、ただ中国の憲法で保護されている信仰と言論の自由を獲得しようとしただけである。」

 手紙の中ではまた、法輪功を修煉したため、カナダ人の18名の親族がいまだに中国の留置所と労働教養所に不法に監禁されていることに対し、首相が注目するよう希望すると書かれている。

 手紙は、国家主権とカナダ公民の基本権利に対するカナダ人民の関心を表した。マスコミの報道によると、中国大使館(領事館)官員と中国共産党は大量のスパイをカナダへ送り込み、カナダ国内の法輪功学習者を監視し、憎しみを煽動し、恐喝し、掻き乱している。

 10万人のカナダ人は連名書を通じて、首相に対し、カナダは真に法律、民衆を尊重し、人権を支持し、共にこの尊重に基づいてきたからこそ、両国は長期的、安定した、成功した商業貿易のパートナー関係を保っていることを、胡錦濤氏に伝えるよう呼びかけた。

 連名書の中では、「今回の反人類罪の黙認を絶対に許さないこと、これはカナダ人民の声である。直ちに法輪功への迫害を停止することは胡錦濤氏の明知なる選択であり、同時に中国、カナダ及び全世界の共同なる利益である」と書かれていた。

 法輪功学習者の紹介によると、カナダ人は酷刑実演を見た後、多くの人は今回の善良な人に対する迫害がこれほど残酷であることを信じることはできなかった。多くの人は心から涙を流しながら、法輪功学習者に伝えた。「カナダ政府は必ず直ちに行動を取るべきだ、こんな迫害は一日でも行われてはいけない。カナダ人民は酷刑実演を見て、極めて大きな震撼を覚えた。善良な人に対する迫害は発生してはいけない」

 民衆以外に、カナダ国会議員・スコット・レイド(Scott Reid)、リビー・デイヴィス(Libby Davies)、ロブ・アンダーズ(Rob Anders)、ピーター・ジュリアン(Peter Julian)、ビル・スィクセイ(Bill Siksay)、ピア・ポイリーバ(Pierre Poilievre)、トニー・マーチン(Tony Martin)、およびアレクサ・マクドナー(Alexa McDonough)及びオタワ司教ピーターR コフィン(Peter R Coffin)各氏も首相に手紙を送り、法輪功に対する迫害を停止するよう呼びかけた。またカナダは責任を履行し、迫害を停止させるよう望んだ。

 カナダの海外華人の愛国観念

 聞いたところによると、胡錦濤氏の出国訪問に対し勢いをつくるために、中国大使館(領事館)は物質による激励などの方式で、現地の華人と留学生を組織して迎えると言う。これに対して、私達は反酷刑実演現場にいた法輪功学習者の李暁策さんを取材した。

 彼女は、「海外の同胞は、何が真の愛国かえお認識すべきである。国家主席が出国訪問する時、海外の華人が歓迎するのは正常だ。法輪功学習者が来るのも、彼の出国訪問を反対するためではない。ただ、彼が国家、人民、人類に対して、真の貢献ができることを希望するだけだ」と語った。

 李暁策さんは、また、「現在中国共産党の真善忍に対する迫害は世界上最も深刻な事件である。今回の迫害は戦争の性質とは異なる。戦争で貧民は戦乱の中、銃殺される。生命は目的なく殺害される。しかし今回の真善忍に対する迫害は目的を持っていて、その目的は人類の生活上の基本信念に打撃を与えることである。基本的な信念と道徳がなければ、社会は将来魔窟となり、人類は生存できなくなる」とも述べた。

 彼女は、「もし一つの国が不健康で、手段を用いて世界人民を欺くとしたら、いずれ見抜かれることである。そうなると、海外華人も面目がなくなる。海外華人がもし、私達の国が富強になることを望んでいれば、国の首脳に客観的な真実の声を聞かせ、民衆の声と民衆の願望を聞かせるべきで、これは国に対する真の関心である。一つの国にとって、首脳から人民までみな健康な心理を保つことができてこそ、真に立ち上がれる。」とも述べた。

 モントリオールからやってきた法輪功学習者・高延玉さんは、「中国は中国共産党とイコールではない。私達は国、民族が繁栄して発展することを希望する。しかし中国共産党の法輪功に対する大規模な迫害は国、民族と人類に対する真の犯罪である。今回、胡錦濤氏がカナダを訪問する際、私達は胡が真相を見て、心から目を覚まし、迫害を停止することを望んでいる」と述べた。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/9/8/110017.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/9/9/64741.html