日本明慧


那振賢さん:迫害による新たな犠牲者(写真)

 【明慧ネット2005年9月18日】2005年9月16日午後2時、那振賢さんの家族は、黒竜江省ハルビン市長林子労働教養所から「那振賢が危篤状態になった、早く来るように」との連絡を受けて、すぐ労働教養所に駆けつけたが、那振賢さんはすでに亡くなった。遺体の多くの箇所に傷跡が残っている。現在、遺体はハルビン市東華苑に保管されているという。

                                                         那振賢さん

 那振賢さん(男性、58歳)は、黒竜江省双城市希勤郷治業村の農民である。彼はかつては有名なヘビースモーカーで、お酒も手から離れず、全身病気だらけで、仕事もできない状態であった。1996年に法輪功を修煉してから、那振賢さんはタバコもお酒も完全に止めて、すべての病気がなくなり、仕事もできるようになった。同郷の人達との付き合いも、以前よりかなり良くなった。

 99年7月20日以後、法輪功が迫害されてから、那振賢さんは、数回にわたって拘束され、数千元の罰金を取られたり、洗脳クラスや双城市の留置場で数ヶ月間、拘禁されたりしたことがあった。99年11月4日、那さんの家に、派出所の警察が不法捜査に入り、たくさんの大法の資料が押収され、那さんは他の3人の学習者とともに派出所まで連行された。そこで20数時間、身体をスチーム管に繋がれ、1500元の罰金を取られた。2001年5月16日、再度拘束されて70日間拘留、700元の罰金を取られた。

 2004年2月27日夜、那振賢さんは、再び潘春庫、孫金星をはじめとする郷政府、派出所の不法人員により連行され、翌日の午前4時に双城市公安局に送致、双城市第2留置場で拘禁され、迫害された。その間に、派出所長の番金星と共犯者の張暁印は、何度も家族に金銭をゆすったが、断れたため、法律の根拠がないにも拘らず、那振賢さんは強制労働教養2年の処罰を処せられ、ハルビン市長林子労動教養所の4大隊に入れられ、迫害された。

 2004年10月11日、長林子労働教養所の主要な責任者、教育課、管理課および各大隊から選出した警察官らは、殺気を帯びて4大隊に集まってきた。教育課長の王煜欧は、4大隊の管理秩序を正すことに関して訓示し、看守の牛鉄軍は、法輪功学習者に「労働教養の規則」を強制的に読ませた。読む声が小さいという理由で、法輪功学習者の姚士国さん、寇方啓さん、那振賢さんなど12人を次々と、事前に用意した尋問室に連れて行って、そこで脅迫、暴行を加えた。当時、何慶輝さんは、暴行により意識を失い、後に植物人間になった。事件発生後、警察は全力で情報を封鎖し、嘘を作って責任を逃れようとしている。

 迫害により死亡した那振賢さんに関する詳細情報は、現在調査中である。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/18/110660.html