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大法弟子・任淑傑さんが生前受けた迫害の真相(写真)

                                                  任淑傑さんと息子さん

 【明慧ネット2005年9月13日】瀋陽市の大法弟子・任淑傑さんは、“真・善・忍”に基づく法輪大法を修煉していたため、不法に龍山労働教養所、馬三家労働教養所に3年以上も拘禁され、残酷で非人道的な迫害を受けた。2004年12月24日、家に戻された時は、すでに身体は極度に衰弱していた。食道は閉塞状態で、食べた物は全て嘔吐した。食道の上部が腫れて喉を圧迫し、ついに話もできなくなった。このような状況で食事ができなかったため、実際は餓死した。2005年9月1日、彼女は10歳ほどの息子を残してこの世を去った。

               死亡直前の骨と皮ばかりに痩せた任淑傑さん

 任淑傑さん(42歳、女性)は、瀋陽市鉄西区に住み、洪区東湖市場の衣服販売業者であった。法輪大法を修煉して心身共に健康になり、困っている人を助けることを楽しみとし、お客や同業者から評判がよかった。2002年5月21日、任淑傑さんは瀋陽市鉄西区公安支局、鉄西区重工派出所の悪党警官・柳清、余泳浜等に拉致され、不法に労働教養3年の判決を受けた。その後、龍山労働教養所第二大隊に拘禁された。

 労働教養所へ送られた彼女は、この不法な拘禁に抗議するため、64日間絶食し、そのため身体は極度に衰えた。絶食し始めて半月経った頃、邪悪な大隊長・唐玉宝は、彼女の身体が極度に衰弱していたにも関わらず、悪人達を指図して7昼夜もの間眠らせなかった。彼女が規定の時間に寝ようとすると、唐玉宝は2本の電気棒で30分も電気ショックを加え続けた。当時、唐玉宝の他にも、隊長・梁宏、馬威等がその場にいた。また、法輪功学習者・宮慧傑、孫英、蔡宝菊さんたちも唐玉宝の悪行を目撃していた。彼女が“真・善・忍”を守り、法輪大法の修煉を放棄しないと見てとると、唐玉宝はうろたえて、「転向しないと、十六回大会が終わったら、大北監獄へ送るぞ!」と脅迫した。

 龍山労働教養所では法輪功学習者に対して、精神面で洗脳するばかりでなく、肉体面においても毎日、学習者を奴隷のような超負荷の労働(毎朝7時から夜10時まで)、輸出用蝋燭を加工するための作業に強制的に従事させていた。作業現場は2階にあり、学習者達は蝋燭を持って、繰り返し階段を上がったり降りたりしなければならなかったため、疲れてすぐには立ち上がることさえできなかった。この非人道的な迫害に反対するため、2003年2月4日、任淑傑、孫艶、蘇煒煥さんたちは、絶食で抗議を行ったが、唐玉宝は絶食している彼女達を、作業現場へ追い込むと同時に、「お前達の中で働かない者は、酷い目に遭わせるぞ!」と脅迫した。

 このような迫害に対して、任淑傑さんは絶食第5日目に、致し方なく、異物を丸飲みする方法で抗議した【注1】。2日後、悪党警察は、彼女が死ぬことを恐れ、瀋陽医大第二病院へ送ったが、病院側は状態を見て受け入れを拒否した。そこで、唐玉宝と隊長・王春梅、梁真は、彼女を瀋陽市陸軍病院の本院へ送った。病院では、食道壁が異物により傷つき、孔状になって潰瘍ができていると診断した。医師は、経口的に異物を取り除き、患部に臨時的にネット状の支えを内置した。また、獄警達に、8日後ネットを取るために必ず病院へ連れて来ように話した。しかし、邪悪な獄警達は、故意に日にちを延ばし、十日以上も経ってからやっと連れて行った。医師はネットを取る時期が遅過ぎたせいで、もう取り出せず、また、今後も流動食で過ごすしかないと言った。

 その後、任淑傑さんは正常な食生活ができなくなり、状態は次第に悪化していった。しかし、悪党警察は引き続き不法に監禁していた。2003年6月中旬、身体に障害があるお年寄りの法輪功学習者・黄世香さんが、地面に放置されていた師父の写真を持ってきて欲しいと唐玉宝に言ったことで、唐玉宝に電撃された。そこで、任淑傑さんが年老いた学習者に対して優しく対応するようにと言ったため、唐玉宝に電撃されたばかりでなく、脚で蹴られたり、激しく殴打されたりした。当時、口は打たれて腫れて片方へ歪み、また、目の周りは腫れて青くなり、眼球は充血し、顔は変形し、身体は傷だらけになった。

 2004年3月22日、龍山労働教養所は、任淑傑さんを馬三家労働教養所第三大隊へ移送した。冷たい床に3カ月間も強制的に寝かされ、顔にも脚にも浮腫がきた。この期間中、一度絶食したことがあった。長期間、正常な食事ができなかったため、2004年12月24日、釈放された時、すでに極度に衰弱していた。

 時間が経つにつれて、普段、收縮状態にある食道壁が、次第にネット状の支えを圧迫し、支えはその機能を失っていった。そこで、食道は塞がり、食べた物は食道分泌物と共に嘔吐するようになった。頻繁に刺激を受けて、食道の上部は腫れ、喉頭部を圧迫するようになり、ついに話すこともできなくなった。全身は次第に紫色になり、両下肢は真っ黒に変色した。食事ができなかった彼女は結局、餓死した。2005年9月1日、任淑傑さんは、両眼を開けたまま、母の愛を永遠に失った10歳少々の息子さんを残して、この世を去った。

 江沢民等邪党の悪人達は、様々な悪辣な手段で、“真・善・忍”を守る何の罪もない平和的な大法弟子達を殺し、無数の幸福な家庭を破壊した。これが、中共邪党の統治下での真実の人権状況である。現在、世界的に反ファシズム勝利周年を記念しているが、中共邪党の統治下でのファシスト的行為を制止するよう、ここに求める。

 【注1】悪人達の迫害は当然邪悪であるが、自害は常人が迫害に対して行う抗議であり、修煉者として、してはならないことである。この行為は、大法修煉の原則と背反している。大法弟子が真正の正念正行を堅持して、初めて常人社会の人から人への迫害ではないことをしっかりと認識し、解体することができるのである。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/9/13/110312.html